世界選手権2021で銀メダルに輝いたエリザヴェータ・トゥクタムィシェワの、FS翌日のインタビューがChampionatに掲載されていましたので紹介します。
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:18歳になってやっとフィギュアスケート人生は始まるもの
ヴィターリー・ヴェショールィ / Championat / 2021/3/28
昨日の夜はとても強い感情があったので、よく眠れませんでしたが、とてもたくさんのお祝いの言葉を頂きました。今日はすべて少し収まりましたが、まだ最後まで自分の幸せを意識できていません。たぶん、ペテルブルクに帰って、少し経ってから、自分にとって、自分のキャリアにとって、そしてフィギュアスケートにとって何をしたのかを理解できるのでしょう。いまはまだ落ち着いて休んでいます。
お祝いはどうするのかですか? 家族で、だと思います。ペテルブルクには、大きな祝賀会を開いて盛大にお祝いをするほどたくさんの知り合いはいません。家族で静かにお祝いをして、それから練習に取り組みます。みんなで抱き合っておめでとうと言いたいとか、もっと強く感情を表に出したいと思う時もありました。けれど、すべてはいまあるがままあるもので、それとは和平を結んでいますが、それでももっと大きく抱き合って喜び合いたいとは思いました。
6年ぶりの世界選手権ですが、この6年で私の個性も進歩しました。フィギュアスケーターとしてだけではなく、人としても。精神面でも自分を伸ばして、大会で安定して自信を持って臨めるよう、大会への調整も少し違ったふうにしようと努力しています。18歳から30歳くらいまでは、自分の周りにあるあらゆる情報を受け入れようとする年代じゃないかと思っています。とても生産的な期間です。私はいま24歳ですが、もちろん、私の世界観は変わりました。少し年をとって賢明になったようです。自分の成長を気に入っています。
このメダルと自分の滑りで、18歳になってからフィギュアスケート人生はやっと始まるもので、諦める必要はないという例を見せたいと思いました。まさにモチベーションがなく、これ以上なにも達成するのは不可能だと思っている女子に対してです。いいえ、なんでもできるんです。先に進めば進むほど、人生は毎年、ますます面白くなっていきます。自分を克服することはとても価値のあることで、それは練習をして、成長をして、始めたことを捨てないでいる、その価値があるものです。
(終わり)
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