トゥルシンバエワ母 - 生まれつきの椎間板の問題、カザフスタン代表となる不適切な決定、そしてコーチに対する誠実な言葉(2)オーサーとトゥトベリゼ

2021年9月29日水曜日

2021/22 オーサー ソコロフスカヤ トゥトベリゼ トゥルシンバエワ

t f B! P L

カザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワが引退を表明しましたが、エリザヴェートの母親がMatch TVのインタビューに答えていましたので、3-4回に分けて紹介します。この発言が問題となり、エリザヴェートが謝罪する状況になっているようです。

第2回は、エリザヴェートが師事したコーチについてです。


トゥルシンバエワ母 - 生まれつきの椎間板の問題、カザフスタン代表となる不適切な決定、そしてコーチに対する誠実な言葉

(1)怪我とキャリア

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(3)家族とカザフスタン代表


10/5発売 フィギュアスケートLife Vol.25 (扶桑社ムック)

生まれつきの椎間板の問題、カザフスタン代表となる不適切な決定、そしてコーチに対する誠実な言葉。「Match TV」がエリザヴェート・トゥルシンバエワの母親と話す。

https://matchtv.ru/figure-skating/matchtvnews_NI1410486_Vrozhdennyje_problemy_s_pozvonochnikom_nevernoje_reshenije_vystupat_za_Kazahstan_i_dobryje_slova_treneram_Match_TV_obshhajetsa_s_mamoj_Elizabet_Tursynbajevoj

マリーナ・チェルヌィショワ=メリニク / 2021/9/25 / Match TV




続き


「カナダで練習している期間、国際ジャッジは娘を受け入れなかった。彼女には後ろ盾がなかったから」


(お子さんは世界的に有名なコーチたちの指導を受けていました。それぞれを説明していただけますか?)


最初のコーチであるイリーナ・ボリソヴナ・ストラホワのもとには5年おりました。彼女は最も素晴らしい子供のコーチです!その後半年スヴェトラーナ・ソコロフスカヤのもとに。彼女は本当にかわいい方で、いつもとても親切で注意深くいらっしゃいます。カザフスタンからの金銭的支援の問題のためCSKAからは去らざるを得ず、それでロシア代表となることを狙いエテリ・トゥトベリゼのもとに移籍しました。彼女のもとで3回転ジャンプすべてを習得して、強化選手に入りました。



(エテリ・ゲオルギエヴナ(トゥトベリゼ)と最初に会ったときのことを覚えていますか?)


エリザはイリーナ・ロドニナ賞大会に出場しました。エテリ・ゲオルギエヴナの娘さんもそこに出場していました。演技後、近くに座っていたのですが、私は過去のスポーツ学校以外の人をあまり知りませんでした。ジアーナ(デイヴィス、トゥトベリゼの娘)のそばに白い服を着た美しい女性が座っているのを見て、彼女に布を借りてスケート靴を拭いていました。エリザが「ママ、こちらがコーチのエテリ・ゲオルギエヴナ」と言ったので、私は「ああ、神が彼女を私たちのところに送ってくれたんだ」と答えました。というのも、ちょうどCSKAを後にして誰もいない状態で、誰のところに行くべきか考えていたからです。エテリ・ゲオルギエヴナのグループへのトライアルをすることで合意しました。エリザは彼女にすごく気に入られて、共同作業が始まりました。



(あなたはカナダに4年住まれましたが、その間のことでどんなことが最初に頭に浮かびますか?)


トロントはほとんどリゾートでした。エリートのクラブで、才能と経験あるコーチたちがおり、天国のような条件でした。いつリンクに来るのか、自分で練習するのか、誰の指導を受けるのか、自分で選べます。ブライアン・オーサーは世界で一番優しい人で、誰に対しても一度も声を上げたことがありません。


けれど、大きな大会で高い場所を占めるために、エリザに何が足りなかったかわかりますか?その天国では、彼女の結果に対して誰も責任を負いません。選手、コーチ陣、そして国のすべてのチームが一つのことを追いかけて初めて、成功に到達できるのです。けれど、私たちのそばには、「クリスタル」のときと同様、カザフスタンの連盟代表はおりませんでした。リーザがすべきジャンプをすべて跳んでも、そこでは盾がないという問題が積み上がっていました。娘に後ろ盾がないことから、ジャッジは娘を受け入れませんでした。その結果、カナダではほとんど「眠り込んで」いました。もちろん、小さな勝利やメダルはありましたが、大きなものは全くありませんでした。厳格な規律や、私たちの考え方が慣れた畑が足りなかったのです。私はトロントでは休むことを覚えました。急がずに自分のところにコーヒーを持ってきて、ガラス越しに子供が滑っているリンクを眺める。素敵なことですが、メダルはもたらしません。



(ブライアン・オーサーとのつながりは保っているのでしょうか。)


もちろん、会えばいつでもハグをして、お祝いや勝利をお互いに祝福し合います。ブライアンとの別れは友好的なものでした。あらゆることについてとても感謝しています。「クリスタル」への帰還は、遅かれ早かれいずれにせよ起こる自然なプロセスだったと思います。カナダのビザを延長するためにモスクワにはよく来ていましたし。手続き的なことが決まる前も、彼女はコンディションを維持しなければなりませんでした。いろいろなリンクに通いました。すごく助けてくれたのがニーナ・ミハイロヴナ・モーゼルです。彼女は自身の持っているリンクの時間にいつも無料で入れてくれました。「シングルでうまく行かなかったら、ペアとして私のところに来なさい」と言って。エリザはタラソワ・モロゾフ、ザビヤコ・エンベルト、ヴォロソジャル・トランコフと一緒に滑っていました。タチヤナ・アナトリエヴナ・タラソワも、エリザはペアのほうがより大きな成功を達成できるかもしれないと考えていました。他のリンクにも通って、結局「放浪生活はもうたくさん」と感じました。エテリ・ゲオルギエヴナの翼のもとに戻る時期だ、と直感が教えてくれました。



(2012年と、全世界がその名を知る現在のトゥトベリゼを比べてみてください。)


まったく同じで、誠実でオープンな人が好きなままです。彼女にとって重要なのは、教え子があらゆる質問をあるがままに答えるということです。また、他人に対しても彼女はそのように振る舞います。エテリ・ゲオルギエヴナの心の中はなんと自由なんでしょう!彼女は自分の仕事を大事に思っており、全員に対し公平に接し戦うのを助けています。ある瞬間に彼女のことが理解できなくなり、グループから去る両親も多かったです。そして、あとになって後悔していました。私もまた、かつて誤った行為を行いました。また、彼女はとても時間に正確です。知り合ってから長くなりますが、彼女が練習に遅れたことは一度も見たことがありません。


カナダから戻ってきて、エテリ・ゲオルギエヴナがまたエリザを採ってくれたことは、とても幸運なことです。彼女をすべてのことを広く見ています。コーチがみな、自分の教え子が戻ってくるのを許せるわけではありません。けれど、かつて別れたときも問題なく、お互いを理解していました。ですので、練習再開はみんなにとって喜ばしいものでした。



続く




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