来年から村元哉中／高橋大輔組の指導をするマリーナ・ズエワ・コーチのロングインタビューがありましたので、村元／高橋組の部分を抜粋して紹介します。
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マリーナ・ズエワ：カナのパートナーが高橋大輔になると聞いても、そんなに驚かなかった
ルスタム・イマモフ ／ 2019/10/24 ／ Business Online
（村元哉中／高橋大輔組の部分抜粋）
（前略）
（新しい日本のアイスダンス・カップルの指導を始められたとうかがいました。男子シングルの世界王者でオリンピック・メダリストである、33歳の高橋大輔がアイスダンスで滑るということですが、本当でしょうか。）
そのとおりです。高橋大輔と村元哉中の指導に同意しました。面白く、野心的なプロジェクトです。指導は来年から始まります、というのもいまはダイスケにはシングルの義務がまだあるからです。かれはショーに出演し、次の全日本選手権にシングルとして出場しますが、来年からダイスケとカナは私のもとで練習をすることになります。私は二人をオリンピックに向けて育てます。
（教え子の新しいパートナーの名前を聞いて、とても驚いたのではないでしょうか。）
そんなには。他の選択肢がなかったからです。彼女がクリスと滑るのをやめた時、私たちは誰となら彼女がまだ滑ることができるだろうかと、長いこと考えていました。あらゆる選択肢を徹底的に検討しましたが、男子シングル選手以外にはまったく見つかりませんでした。男子シングル選手とカップルを組むか、引退するかのどちらかだったのです。彼女の新たなパートナーが、強力で名のある男子シングル選手になるということは明らかでした。
（来シーズン、彼はもう35歳になります。アイスダンスにとっては普通の年齢なのでしょうか。）
アリョーナ・サフチェンコはいつオリンピックで金メダルを獲りましたか？34歳のときでした。2010年のバンクーバーオリンピックでは、ペアで37歳の中国の選手が優勝しました。ですので、年齢的にはまだ演技はできるということです。また、ゴルデーワ／グリンコフ組が初めて「金」を獲ったのは、カーチャ（ゴルデーワ）がまだ16歳のときでした。テッサ・ヴァーチューはバンクーバーのときは20歳でした。平昌ではもう30前でしたが、再び優勝しました。つまり、フィギュアスケートの前では、愛の前と同じように、すべての年齢がひれ伏すのです。
ダイスケは選手としてフィギュアスケートに対する大きな愛を持ち続けています。彼は、これまでの日本のフィギュアスケーターの中で最もエモーショナルです。エモーショナルであることは、アイスダンスで最も重要な資質です。エモーショナルであることと、音楽性を持っていること。それがなければアイスダンスでできることはありませんが、ダイスケにはその資質があります。
（後略）
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