シニアデビューのフィンランディア杯で3Aを跳び優勝を決めたアリョーナ・コストルナヤの優勝インタビューがSports Daily(Спорт день за днем)に掲載されていましたのでで紹介します。
なお、「医者になる夢」について話している記事はこちら。
コストルナヤ:おばあちゃんが遺体安置所に招いてくれて、私はそれに同意した(前)エテリチームでの練習
(終わり)
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コストルナヤ:おばあちゃんが遺体安置所に招いてくれて、私はそれに同意した(前)エテリチームでの練習
アリョーナ・コストルナヤ:もう医者になることは夢見ていない
Sports daily /2019/10/13
(ジュニアの国際大会にしか出られないのに、2年連続でシニアのロシア選手権で3位になりました。)
自分にとって、ジュニアとシニアの大会を分けて考えたことはありません。演技がうまく行けば自分の力に対する自信になります。ショーでさえ、良い演技をして満足感を得るためにはプログラム全体に全力を尽くすよう努力する必要があります。
(最近どのくらい身長は伸びましたか?また、それが技術にどう影響を与えましたか。)
最後のジュニア世界選手権は怪我のため休場しなければならなくなりました。大会に出ていない間に6cm背が伸びました。さらに先月も3-4cm。もちろん、変化がその影響を残さないわけではありません。すでに習得したエレメンツも新たにまとめなければなりません。それに引っかかることのないよう努力しているだけです。練習していない期間に背が伸びるということになります。
(昨年のバンクーバーでのジュニアGPFで、アレクサンドラ・トルソワに勝ちましたね。彼女が4回転を4回跳ぶ今シーズンも勝てるでしょうか。)
なんでも可能性はあります。今後の大会でトルソワに勝てると主張しているわけではありません。そんなことを言うのを自分に許したことはまったくありません。ただ、難度の高いジャンプだけで、あらゆる大会での勝利が保証されるとは言ってはいけないでしょう。日本での大会で、4回転を4回飛んだアレクサンドラ(トルソワ)は、プログラムに4回転が1つもないアリーナ・ザギトワにたった6点しか差をつけられませんでした。
(まさにその理由のために、フィンランディア杯のショートで3Aを跳ばなかったのでしょうか。)
難度の高いジャンプは、100%準備ができてから大会で見せる必要があります。私の3Aについてはまだそんなことは言えません。一般的にSPではリスクを取ってはいけないものです。たった一つのミスでもその代償があまりにも高くつきますから。
(フリーでは、コンビネーションを含め2回3Aを跳ばれましたが…。)
何よりもまず、新たなエレメンツを習得して大会でそれを遂行することができると、自分自身に証明できました。ジャッジの評価は嬉しいボーナスとなりました。
(3Aがあなたの武器になると言ってもよいでしょうか。)
今のところ、女子で3Aを跳ぶ選手はそんなに多くありません。ただ、それを自分の武器だと呼ぶことはないでしょう。ライバルたちが習得できるかもしれませんし、自分も跳べなくなくかもしれないエレメンツというだけです。
(最終グループの最終滑走はつらいと、フィギュアスケーターの多くが愚痴をこぼしています。待つ時間に緊張したり、脚が腫れたりだとか…。)
そんな思いにまで至りませんでした。朝の練習で、スケート靴のシリコン部分が外れてしまいました。保険をかけずに滑るのはリスクがあるので、演技の前はずっと代わりの部品をどうやって見つけるかという問題に取り組んでいました。
(夢見ている医師になるための第一歩ということでしょうか。)
その夢はもう諦めました。高いレベルでフィギュアスケートの演技をして勝ちたいのなら、別なことに真剣に取り組むことはできないと理解しています。計画を変えなければならなくなりました。
(現時点で世界最強のフィギュアスケーターが集まっているグループでの練習はどんな感じでしょうか。)
毎回、どんどんもっと良くしていこう、新しいエレメンツを習得しようという強いモチベーションになります。サーシャ・トルソワが1回の練習で4回転を3回、4回、5回と跳んでいるのを見ると、フェンスそばに立ちながら、いやでもやる気になってきます。サーシャがこんなに跳び続けていたら、3回転をまとめるだけでは足りないと理解できるでしょう!彼女の後ろにはアーニャ・シチェルバコワが出てきていますし…。
(3Aの習得はどんな感じでしたか。)
経験豊かなドライバーが話すような、運転の最初の実地練習のときのようなものです。ハンドルを握っても何をしていいかわからないのです。無意識に恐怖心が湧き上がってきます。
(チームのどのコーチが、大会のフェンス越しに、そしてキスアンドクライにいるのか、あなたにとって意味はありますか?)
具体的に誰かというのは重要ではなく、アドバイスの必要性とか、元気づけ方を知っている、チーム内のコーチがいるというのが重要です。もちろん、フェンス越しにエテリ・ゲオルギエヴナ(トゥトベリゼ)が見えたら嬉しいですが、今のところ全部の大会に行く予定ではありません。もちろん、チームの選手構成を考えたら無理なことですが。
(終わり)
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