怪我のあと、これまで鳴りを潜めていたプルシェンコが、ラトビア・リガで行われたボルボ・カップで復帰しました。復帰第1戦となった今回の大会で、ショート82.34、フリー180.91、合計263.25で優勝しました。
特にフリーでは4回転、3A2回を決めて、ISUのランキングポイントが付く大会で180点超えを出してきたことに驚愕。なお、今季のこれまでのフリーの世界最高は、ネーベルホルンで織田が出した175.64。
エヴゲニー・プルシェンコ:ボルボ杯
FS1位180.91=88.71+92.20
http://youtu.be/p6ni6gOLbrU
4T,3A,3Lo,x,3A+3T,3Lz+2T+2Lo,3Lz,2S,2A 総合1位263.25
プログラムはThe Best Of Pluschenkoということで、彼の過去のプログラムの盛り合わせになっています。曲のアレンジがなかなか斬新で、プルシェンコが怪我のあとに4回転や3Aをきっちり決めてきたことよりもそちらの方に驚いてしまいました。ジャンプがしっかり決まっていたから、逆にプログラムが気になったということだと思います。
フリー後にインタビューをしていましたので、抄訳を紹介します。
やはり、このプロはまだ最終形ではないようですね。
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/12509.html
もちろん、今日リンクに出るときは不安だった(微笑)。でも、今日は昨日ほどではなかった。今朝の練習で4回の4回転のうち3回がうまくいっていたからね。それで自信が持てたんだ。全体としては立派に滑れたと思う(微笑)。自分自身に証明することができた。今日はプログラムをだいたい全て滑れた。
(昨日、「心の奥の何処かでスポーツに戻ってきたんだと感じた」と言っていたが、今日はその感覚はよりはっきりとしたのか)
今日はそれを100万%認識したよ(微笑)。でも、12回も手術を受けてきたから、占いみたいなことはこれまでとおり言いたくない、現実に生きているんだ。もちろん将来を占ったりすることはあるけど、スポーツでは生きているのは今日だけだ。練習するのがつらい、大会で滑りたくないと思う時もある。でも今日はおかげさまで邪魔するものは何もなかった。4回転には満足しているし、滑りきれた難しいプログラムにも満足。何よりも嬉しいのは、疲れていないということ。最後のステップでは、微笑みながら、感情的に滑っていた。実際は、大会前に気管支炎にかかってしまって、ほら、ずっと咳をしてるでしょ?でもそれはもう過ぎたこと。いずれにせよ演技を終えた。
(アレクセイ・ミーシン・コーチは、リガで「エコノミー・バージョン」を見せると言っていたが、まさか今日のは「エコノミー」ではないでしょう?)
今日のフリーは80%、ほとんどマックスだった。跳びたかった2つめの4回転はしなかった。アレクセイ・ニコラエヴィチ(・ミーシン)は、練習でも大会前のウォームアップでも、2つ目の4回転は跳ばなくていいと言っていた。様子を見て考えろと言われた。最初の4回転のあと、ぎりぎりまで2つ目を跳ぶつもりだったけど、ジャンプのわずか3秒前に頭のなかで何かが変わって、自分に言ったんだ。「今日は完全なプログラムはやめにしよう」ってね。オリンピックでは絶対に必要になる4回転2回を入れない、という意味で。
(次に観客が演技を見られるのはどの大会か)
僕のために応援して心配してくれているみんなに感謝したい。それが僕に力をくれているんだ!今日、大会に出る前にホテルの近くを散歩していると、「すみませんが、スケーターの方ですか?」と女の子に声をかけられた。僕はそうだと答えたんだ(微笑)。「もしかしてプルシェンコ?ここで何をしてらっしゃるんですか?」と彼女はさらに聞いてきた。みんなが応援してくれて、心配してくれていること、そのことに心からありがとうと言いたい。この後のこと?回復、プログラムの強化。プログラムはもっと滑りを詰めないといけないし、同時にコンディションを整え、痩せつつ筋肉を鍛えないと。することはたくさんあるよ!
(モスクワのGPSに向けて準備するのか)
本当のことを言うと、今のところ僕が考えているのは、明日ペテルブルクに戻ってハンティングにでかけようかっていうことだけなんだ(笑)。その後のことは少しずつ準備をしていくよ。もう何度も言っているけど、重要なのは4回目のオリンピックに出て3位以内の表彰台に上ることだからね。
(アレクセイ・ミーシンはこのシーズンにThe Best Of Pluschenkoプロを提案した。これまでの最高の振り付けを一つのプログラムで今日初めて滑ってどう感じた?)
このフリープログラムには、僕の人生すべてがある。もちろん、プロ全部を一つにいれこむことはできない。10分くらい滑っていいというのならできるけどね(微笑)!でも僕らはなんとかやろうとしてみた。まだ最後まで詰め切れてない材料だし、プログラムの最終形ではない。でも今日は心を込めて滑っていた。この振付が本当に好きだし、無駄にこういった部分部分を選んでいるわけではないからね。
(ジェーニャ、今はまだコンディションのピークではないと思うが、ピークまではまだ遠いのか)
本気で言ってる?そんなに遠くないよ(微笑)。でもやることが一杯待ってるよ!
特にフリーでは4回転、3A2回を決めて、ISUのランキングポイントが付く大会で180点超えを出してきたことに驚愕。なお、今季のこれまでのフリーの世界最高は、ネーベルホルンで織田が出した175.64。
エヴゲニー・プルシェンコ:ボルボ杯
FS1位180.91=88.71+92.20
http://youtu.be/p6ni6gOLbrU
4T,3A,3Lo,x,3A+3T,3Lz+2T+2Lo,3Lz,2S,2A 総合1位263.25
プログラムはThe Best Of Pluschenkoということで、彼の過去のプログラムの盛り合わせになっています。曲のアレンジがなかなか斬新で、プルシェンコが怪我のあとに4回転や3Aをきっちり決めてきたことよりもそちらの方に驚いてしまいました。ジャンプがしっかり決まっていたから、逆にプログラムが気になったということだと思います。
フリー後にインタビューをしていましたので、抄訳を紹介します。
やはり、このプロはまだ最終形ではないようですね。
エヴゲニー・プルシェンコ:このフリーには、僕の人生全てがある!
マリヤ・ヴォロビエワhttp://www.team-russia2014.ru/article/figur/12509.html
もちろん、今日リンクに出るときは不安だった(微笑)。でも、今日は昨日ほどではなかった。今朝の練習で4回の4回転のうち3回がうまくいっていたからね。それで自信が持てたんだ。全体としては立派に滑れたと思う(微笑)。自分自身に証明することができた。今日はプログラムをだいたい全て滑れた。
(昨日、「心の奥の何処かでスポーツに戻ってきたんだと感じた」と言っていたが、今日はその感覚はよりはっきりとしたのか)
今日はそれを100万%認識したよ(微笑)。でも、12回も手術を受けてきたから、占いみたいなことはこれまでとおり言いたくない、現実に生きているんだ。もちろん将来を占ったりすることはあるけど、スポーツでは生きているのは今日だけだ。練習するのがつらい、大会で滑りたくないと思う時もある。でも今日はおかげさまで邪魔するものは何もなかった。4回転には満足しているし、滑りきれた難しいプログラムにも満足。何よりも嬉しいのは、疲れていないということ。最後のステップでは、微笑みながら、感情的に滑っていた。実際は、大会前に気管支炎にかかってしまって、ほら、ずっと咳をしてるでしょ?でもそれはもう過ぎたこと。いずれにせよ演技を終えた。
(アレクセイ・ミーシン・コーチは、リガで「エコノミー・バージョン」を見せると言っていたが、まさか今日のは「エコノミー」ではないでしょう?)
今日のフリーは80%、ほとんどマックスだった。跳びたかった2つめの4回転はしなかった。アレクセイ・ニコラエヴィチ(・ミーシン)は、練習でも大会前のウォームアップでも、2つ目の4回転は跳ばなくていいと言っていた。様子を見て考えろと言われた。最初の4回転のあと、ぎりぎりまで2つ目を跳ぶつもりだったけど、ジャンプのわずか3秒前に頭のなかで何かが変わって、自分に言ったんだ。「今日は完全なプログラムはやめにしよう」ってね。オリンピックでは絶対に必要になる4回転2回を入れない、という意味で。
(次に観客が演技を見られるのはどの大会か)
僕のために応援して心配してくれているみんなに感謝したい。それが僕に力をくれているんだ!今日、大会に出る前にホテルの近くを散歩していると、「すみませんが、スケーターの方ですか?」と女の子に声をかけられた。僕はそうだと答えたんだ(微笑)。「もしかしてプルシェンコ?ここで何をしてらっしゃるんですか?」と彼女はさらに聞いてきた。みんなが応援してくれて、心配してくれていること、そのことに心からありがとうと言いたい。この後のこと?回復、プログラムの強化。プログラムはもっと滑りを詰めないといけないし、同時にコンディションを整え、痩せつつ筋肉を鍛えないと。することはたくさんあるよ!
(モスクワのGPSに向けて準備するのか)
本当のことを言うと、今のところ僕が考えているのは、明日ペテルブルクに戻ってハンティングにでかけようかっていうことだけなんだ(笑)。その後のことは少しずつ準備をしていくよ。もう何度も言っているけど、重要なのは4回目のオリンピックに出て3位以内の表彰台に上ることだからね。
(アレクセイ・ミーシンはこのシーズンにThe Best Of Pluschenkoプロを提案した。これまでの最高の振り付けを一つのプログラムで今日初めて滑ってどう感じた?)
このフリープログラムには、僕の人生すべてがある。もちろん、プロ全部を一つにいれこむことはできない。10分くらい滑っていいというのならできるけどね(微笑)!でも僕らはなんとかやろうとしてみた。まだ最後まで詰め切れてない材料だし、プログラムの最終形ではない。でも今日は心を込めて滑っていた。この振付が本当に好きだし、無駄にこういった部分部分を選んでいるわけではないからね。
(ジェーニャ、今はまだコンディションのピークではないと思うが、ピークまではまだ遠いのか)
本気で言ってる?そんなに遠くないよ(微笑)。でもやることが一杯待ってるよ!
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