プルシェンコのプログラムの振り付けをしているアヴドゥイシのインタビューが掲載されていましたので、プルシェンコのプログラムに関する部分だけ抜粋して抄訳してみました。
ショートについては地味な曲(曲自体は地味じゃないんですが)で、まだ手直しが入りそうですね。別バージョンがあるとのことですので、これから様子見なんだと思います。フリーはこれからどうなるのでしょうか。
タイトルの部分は訳してません(すみません!)
(※移管時注:リンク切れ)
ジェーニャと仕事を始めたのはずいぶん前のことだ。何年かはもう覚えていない。最初、アレクセイ・ニコラエヴィチ・ミーシン・コーチがジェーニのEXの振り付けをするよう誘ってくれた。その時は「瀕死の白鳥」を振りつけた。それから、もう15年は経ったか…その後は常に緊密な協力関係にある。
(中略)
(プルシェンコのこのオリンピックプログラムの振り付けはどんな感じで)
リガでジェーニャが演技をしたショートプログラムはマックス・スタヴィスキーが振りつけた。フリーを振りつけたのが私です。アイディアはアレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)のものだ。振り付けの名前は我々の中でもいろいろと違うものを考えたが、The best of Pluschenkoに留めることにした。プログラムを作ったのは私だが、音楽はほとんど以前のままだ。「アルビノーニのアダージョ」だけテンポを少し動かした。振付の意味は、プルシェンコの人生の川を見せることだ。観客やフィギュアスケートを愛する者の眼を流れていた川を。
(プログラムをつくるというのは多分面白いんだろうね。昔を思い出した?)
そのとおりだね(微笑)。音楽にも敬意を表することも重要だ。選びぬかれた曲たちは、控えめに言っても一番ひどい音楽ではないからね。音楽はイマジネーションが十分で、必要な感情的な気運を与えてくれる。
(振付では過去のプログラムの出来上がっている部分部分を利用したの?)
そうでもあるし、そうでもないとも言える。断片的に過去の振付の反復がさっと通りすぎる所もあるし、完全に新しい部分もあるし、何らかの過去のアイディアのところもある。でも過去のプログラムを全員が本当に覚えているとは思わない。我々が選んだ振付の中から具体的な部分を取り出すという課題はなかった。ルールが変わって、単に不可能になったからだ。加えて、プログラムの中でエレメンツの順序を置くことも重要。
(プルシェンコのショートプログラムの振り付けの方が難しい?)
ショートについてはこれから考えて、見てみる。すべてジェーニャのためにやっていることで、彼がナンバーワンだということを指摘したい。ジェーニャという人物は非常に感情的だ。今日は何でも気にいる気分でいたとしても、ちょっと変わっただけで、例えば練習のときに音楽の響きが悪いだとか、ライティングが悪いだとか、リンクが寒いとか・・・そういう不快なことがあると、すぐに疑い出す。ショートの別バージョンもあるのだが、話すことはできない。
(「オケアン・エリジ」の「タカ・ヤク・トゥイ(あなたのような人)」のプログラムについて話していたが・・・)
ジェーニャ向きの音楽じゃないって(微笑)?本当は、彼がこの音楽を選んだんだ、自分から抜け出すためにね。ジェーニャは、エネルギーであり、感情であり、躍動だ。この音楽は、考察であり、瞑想である。ジェーニャがプログラムを良い気分で滑っているときは、音楽が響き、はっきりとした色彩があふれだすのだが、ちょっとでもそうでないとプログラムが失われてしまう。ジェーニャはエレメンツ以外にも感情やニュアンスについて考える必要があるんだ。外側に炎が見えない音楽は、聴くのには良いがそれだけでは不十分だ。
ショートについては地味な曲(曲自体は地味じゃないんですが)で、まだ手直しが入りそうですね。別バージョンがあるとのことですので、これから様子見なんだと思います。フリーはこれからどうなるのでしょうか。
タイトルの部分は訳してません(すみません!)
ダヴィド・アヴドゥイシ:プルシェンコはフェニックスを思わせる-毎回火の中で燃え尽きて灰からまた復活する
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/12580.html(※移管時注:リンク切れ)
ジェーニャと仕事を始めたのはずいぶん前のことだ。何年かはもう覚えていない。最初、アレクセイ・ニコラエヴィチ・ミーシン・コーチがジェーニのEXの振り付けをするよう誘ってくれた。その時は「瀕死の白鳥」を振りつけた。それから、もう15年は経ったか…その後は常に緊密な協力関係にある。
(中略)
(プルシェンコのこのオリンピックプログラムの振り付けはどんな感じで)
リガでジェーニャが演技をしたショートプログラムはマックス・スタヴィスキーが振りつけた。フリーを振りつけたのが私です。アイディアはアレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)のものだ。振り付けの名前は我々の中でもいろいろと違うものを考えたが、The best of Pluschenkoに留めることにした。プログラムを作ったのは私だが、音楽はほとんど以前のままだ。「アルビノーニのアダージョ」だけテンポを少し動かした。振付の意味は、プルシェンコの人生の川を見せることだ。観客やフィギュアスケートを愛する者の眼を流れていた川を。
(プログラムをつくるというのは多分面白いんだろうね。昔を思い出した?)
そのとおりだね(微笑)。音楽にも敬意を表することも重要だ。選びぬかれた曲たちは、控えめに言っても一番ひどい音楽ではないからね。音楽はイマジネーションが十分で、必要な感情的な気運を与えてくれる。
(振付では過去のプログラムの出来上がっている部分部分を利用したの?)
そうでもあるし、そうでもないとも言える。断片的に過去の振付の反復がさっと通りすぎる所もあるし、完全に新しい部分もあるし、何らかの過去のアイディアのところもある。でも過去のプログラムを全員が本当に覚えているとは思わない。我々が選んだ振付の中から具体的な部分を取り出すという課題はなかった。ルールが変わって、単に不可能になったからだ。加えて、プログラムの中でエレメンツの順序を置くことも重要。
(プルシェンコのショートプログラムの振り付けの方が難しい?)
ショートについてはこれから考えて、見てみる。すべてジェーニャのためにやっていることで、彼がナンバーワンだということを指摘したい。ジェーニャという人物は非常に感情的だ。今日は何でも気にいる気分でいたとしても、ちょっと変わっただけで、例えば練習のときに音楽の響きが悪いだとか、ライティングが悪いだとか、リンクが寒いとか・・・そういう不快なことがあると、すぐに疑い出す。ショートの別バージョンもあるのだが、話すことはできない。
(「オケアン・エリジ」の「タカ・ヤク・トゥイ(あなたのような人)」のプログラムについて話していたが・・・)
ジェーニャ向きの音楽じゃないって(微笑)?本当は、彼がこの音楽を選んだんだ、自分から抜け出すためにね。ジェーニャは、エネルギーであり、感情であり、躍動だ。この音楽は、考察であり、瞑想である。ジェーニャがプログラムを良い気分で滑っているときは、音楽が響き、はっきりとした色彩があふれだすのだが、ちょっとでもそうでないとプログラムが失われてしまう。ジェーニャはエレメンツ以外にも感情やニュアンスについて考える必要があるんだ。外側に炎が見えない音楽は、聴くのには良いがそれだけでは不十分だ。
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