CSKAのインナ・ゴンチャレンコ・コーチが、2020ロシアJrテストスケートの女子の所感をインタビューで語っていますので紹介します。
ゴンチャレンコ:オソキナがテストスケートでの発見となった
https://rsport.ria.ru/20200819/1576001526.html
アナトリー・サモフヴァロフ / R-Sport / 2020/8/19
ムラヴィヨワは特別、だけどもっと期待している
(CSKAの)オソキナは素晴らしいデータを持った女子で、コーチたちがとてもよく指導しています。リーザ(オソキナ)は私にとって、テストスケートでの発見です。もちろん、私たちはみなサモデルキナに拍手していますが、ソフィヤ(サモデルキナ)のアクセルはもう見たことがありましたが、オソキナは新しい女子です。ノヴォゴルスクで見た選手の中では、オソキナとサモデルキナが優先度が高いでしょう。
オソキナはただただ好きになりました。彼女のショート・プログラムはみんなの中で一番良いと思います。最大限にバランスが取れていて、どのエレメンツもプラスに仕上げられています。まだトリプルアクセルのない選手にとってとても有利なプログラムの仕上がりです。オソキナは単純に自分ができる限りで滑り、最大限のプラスを集めています。つまり、プログラムのオリジナリティがとてもありますし、また単純に一番おもしろいスピンとなっています。
ムラヴィヨワ(注:最近CSKAからプルシェンコ・アカデミーに移籍)はかつてCSKAにいましたが、膝の問題が出てきてしまい、スケートでの成長という意味でサモデルキナに追い越されてしまいました。とても見る価値のある選手で、もし手術がなければ今でもグループで1番だったと思います。滑りがとてもよく、表現力もある特別な選手です。ジャンプも軽い。彼女が復活を始めて、まだ専門家にしか知られていない美しさで自分を見せ始めることを期待しています。
サモデルキナのスタイルが好きな観客やファンがいる
ソファ(サモデルキナ)は力のある選手で、それに見合ったスケーティングもあります。独特のスタイルを持った方向性があり、観客やファンを惹きつけるものです。確立したスケーティングの基礎があります。年齢にしては背が低いですが、いますでに今後成長する基礎があります。
もちろん、彼女から大人の滑りを要求する意味はありません。精神上有害でもあります。ただ彼女のジュニアとしての基礎を伸ばし、準備ができたら新しいレベルに出る必要があります。この選手がコーチであるセルゲイ・ダヴィドフとともに本当に全力で練習していることがわかります。同コーチは、サモデルキナの例で、女子選手の技術的指導で高い水準を見せています。
(昨シーズンスヴェトラーナ・パノワ・コーチからCSKAに移籍した、ダヴィドフ・コーチのもうひとりの教え子である)フロロワは、あまり印象に残りませんでした。進歩がなく、それにリンクから上がってなにか不満げな表情でコーチに答えていました。滑りも弱く、そしてその後はコーチへの不満…。これは競技への態度の問題です。ここでは何よりもまず自分に規律付けなければいけないと思っています。
(エテリ・トゥトベリゼ・コーチの教え子である)ウサチョワは、身体が少し成熟しているのがわかり、それで大変だということが目立ちました。この成熟という文脈の中で、(トゥトベリゼ・コーチのもうひとりの教え子である)マイヤ・フロムィフが、大人の滑りを見せて、見ていてとても気持ちよかったです。彼女は身体的にはグループの中で一番成長しましたが、スケーティングはこの難しい期間もまったく失われていませんでした。それに、成功はしませんでしたが4回転にも挑戦しました。
(終わり)
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