トルソワにコストルナヤがトゥトベリゼからプルシェンコの下に移籍したという報道がありましたが、これについてトゥトベリゼ・コーチが話しているインタビューを紹介します。別なシリーズもなんとか完結させます…。
いつだってあらゆる行為を正当化しようとするでしょう - アリョーナ・コストルナヤの移籍についてトゥトベリゼが語る
ヴェロニカ・ソヴェトワ / TASS / 2020/8/1
アレクサンドラ・トルソワに続きアリョーナ・コストルナヤがエテリ・トゥトベリゼのグループから去った。2つの世界記録を持つ欧州女王、ISUグランプリファイナル金メダリストは、エヴゲニー・プルシェンコの下へと移籍した。TASSのインタビューに対しトゥトベリゼは同選手の最近の指導の詳細を公表し、新プロの振付けや今回の件に対する態度について述べた。
(エテリ・ゲオルギエヴナ(トゥトベリゼ)、ノヴォゴルスク合宿でアリョーナ(コストルナヤ)はどのように練習をしていたのですか?)
7月15日までは素晴らしい練習をしていて、すごくやる気をもって回復しつつあって、シーズンに向けて準備をしていました。ショートとフリーの2つのプログラムの振付けも終わっていて、私たちの専門的意見では、両プロはフィギュアスケート界に少なくともセンセーションを起こすはずだと思っていました。彼女にとっても、世界の状況にとっても発見となるものでした。
7月16日にはもうかなりやる気が落ちてしまっていて、その後は回復せずリンクに入らなくなり、18日の夜、話し合いをしたときに、アリョーナは移籍の予定について知らせてきました。その後体調の問題を理由に合宿所を去りました。
(サーシャ・トルソワがプルシェンコの下に移籍した問題をご自身の中で乗り越えられる時間はあったのでしょうか。)
いいえ、もちろん。しかし、いつだってどんな行為にも理由を見つけようとするでしょうし、彼らの視点で世界を見ようとしてみるでしょう。彼らがこの状況で勝ちたいと思っているのは理解します。しかしそのためには話し合う必要があります。
(アリョーナは何が不満だったのでしょうか。)
彼女は、一定の選手と同じリンクに立つことはできないと言いました。私たちは選手たちを分けようと努力しました。氷上の選手は5名ずつで、どの選手にも時間が足りていませんでした。もちろん、10名にしたら私だけでは全員は見れません。しかし、チームにはコーチが3名おります。
もちろん、私たちのことを、単に回復のための合宿に参加することを保証できるチームとして選んだことは、コーチ陣としては悔しいです。アリョーナには振付けで1週間かけましたが、この時間を他の選手のために、他のクリエイティブなアイディア実現のために使うこともできたはずです。もちろん、気力を落とすものです。
(エテリ・ゲオルギエヴナ、エヴゲニー・プルシェンコはあなたの選手たちとともにオリンピックに出るということになりますね。)
ええ、彼はゼロからそれを保証する時間がありませんでした。いまやプルシェンコは出来上がった選手たちを手に入れて、オリンピックへの何らかの保証を得ています。
(このような出来上がった選手たちの他のコーチの下への移籍はどんな正当化ができるでしょうか。)
言えるのは、私はこれまで誰も奪ったことはないということだけです。選手に対し、結果と成功をどうやって与えることができるのでしょうか?それには長大な道のりが必要なのです。
(終わり)
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