イスラエルのいきいき30歳ブィチェンコ(ビチェンコ)が現役続行を決めたことについてインタビューで話していますので紹介します。
ブィチェンコ:引退を考えたが、残るように頼まれた
イワン・アダメンコ / News.ru /2019/01/28
(欧州選手権はいかがでしたか?ここでの滑りをどう評価されますか?)
素晴らしい大会で組織も良かったです。練習用リンクもメインアリーナも気に入りました。大会のなるべく直近にここにやってきたのは残念です。メインリンクをそれ以前に利用する権利がなかったので。しかし恐れるほどのものではなく、それほど問題ではありません。
(望んでいたほどの点数が取れなくて残念ではないでしょか。)
実際、そうでもありません。このシーズンの始め方を考えれば、滑るという課題さえもありませんでしたから。引退しようと思って、3ヶ月も休暇をとっていましたので…。
(しかし、復帰しなければならないと言われたのでしょうか。)
スケート連盟幹部と話したのですが、私のことを以前と同様にあてにしていると説得されました。30歳で引退は早いとか、まだまだ先があるとか、多くのことが達成できるとか。結果、今後も氷に乗る意味があるという意見になりました。ただ残念ながら準備期間はすでに過ぎ去っていたので、シーズンを始めるのが遅くなりました。グランプリ大会や別の大会にも出場しましたが、うまく行きませんでした。それで精神的に打たれました。しかし、ここミンスクで起こったことは、1つの理由によって満足行くものでした。もっと酷いと思っていましたから。
(今シーズンの今後の計画は。)
それは簡単です。イスラエルで開催される国際大会に出て、その後は世界選手権に行きます。その後にちょっと休暇を取りますが、早めに終えます。来シーズンに向けてきちんと準備しなければならないので。
(それでは休暇が少なくなりますね。)
スケートは過去のものとなったと思っていましたから、休暇が延びただけです。休まなくちゃいけないと決めたので。「臆病者だけがホッケーをしない」という言葉がまさに言葉通りになりました。
(選手としての人生をどれだけ延長したのでしょうか?オリンピックを目指していますか?)
そのことを秘密にしようとは思いません。自分にとって3回目のオリンピックに出ることに大きな関心を抱いています。ひどく望んでいます。しかしそこでの一番の問題は、自分の身体が持つかどうかです。今シーズンの練習を始めてからのだいたいの期間、体に何らかの問題を抱えていました。ここ5年、これだけの問題はありませんでした。太ももから脛、脛から腰と次々に。こういったことでちょっと調子が狂ってしまいました。
(「おじいちゃん、どこに向かってるんだ、引退したら?」といった言葉で頭をかかえることはありませんでしたか?)
もちろん精神的なストレスはありましたし、選手としての人生に大きなピリオドを打つことを後押しする瞬間も多々ありましたが、それに耐え抜きました。素晴らしい滑りをすることが経験できなくても。
(そのような難しいときに、あきらめないでいられたのは何のためでしょうか。)
問題は12月までずっと続いていましたが、その後になって、自分のやっていることは本当に素晴らしいことなんだという思いが自分を捕まえました。さらに練習して、いろんな問題に気をそらしてはいけなかったのです。
(元ウクライナ代表の同僚であるイーゴリ・レズニチェンコが、あなたは欧州選手権で「突き抜ける」かもしれないと言っていました。ここミンスクで、友人の応援は感じられましたか?)
フィギュアスケートの世界は私のことをよく知っていて、私に何ができるのかをわかっています。多くの選手が応援してくれましたが、この大会への私の準備過程については誰も知りませんでした。みんな、いつもどおり、欧州選手権で私に高得点や「突き抜けること」を期待していましたが、私は高得点は取れないだろうし、自分が通過しなければならない一つの経験だという気持ちでした。
(欧州選手権では、できるだけクリーンに滑れるよう、多くの選手がプロの難度を下げようとしていました。あなたにもそのようなことがありましたか。)
4回転を1つだけなくしました。というのも、4回転を跳び始めたのが12月になってからだったからです。予定ではトウループ2回でしたが、コーチと2人で1つなくさなければならないという結論に至りました。4回転1回とダブルアクセル2回でさえ、私にとっては試練です。ほとんどいきなりエリートに割り込もうとしましたが、そんな簡単にできるはずがありません。しかし後退するのも嫌でした。
(多くのスケーターがシーズン後に少し商業的大会に参加してちょっとお金を稼ぐことは秘密ではありませんが…)
いえ、私にはそんなことはありません。一つのシーズンが終わったら、できるだけ旅行したり、家族や親しい人たちと会ったりしたいですから。
(また行きたいという思う国トップ3は。)
すごくカリブ海が大好きで、カリブ海狂なんです。とても良いところです。あとは親戚や友人が多くいるのでイスラエルとウクライナを挙げます。どこにでも言ってみたいです。自分のためだったら、カリブ海のどこか。あらゆるものが、休暇が上手くいくように配置されているんです。
(終)
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