アリーナ・ザギトワが、記者会見の場でファンたちからの一問一答をしていたのがSport24に掲載されていましたので紹介します。
フィギュア・スケーターズ・プラス vol.2
フィギュア・スケーターズ・プラス vol.2
ザギトワ:オリンピックでは水さえも飲まなかった。口をすすいで吐き出していた。
アンドレイ・アノソフ / 2019/2/9 / Sport24
フィギュアスケートを辞めようと思ったこと
フィギュアスケートは7回くらい辞めようと思ったことがあります。最初は両親が止めてくれましたが、その後は、フィギュアスケートが好きでフィギュアスケートをしたいと、自分で理解しました。
今となっては、私はただ子供だったんだと理解しています。他の子供たちのように私も反抗したかったんでしょう。広場で遊んだり、友達とリンクに行ったりしたかった。でも7回目で、私にとってどれだけフィギュアスケートが大切なのかを理解して、それ以来は辞めようとしていません。
毎日どうやって自分に練習させているかですか?自分のために目標を立ててそれに向かってすすんでいれば、それが続けるモチベーションになります。それに、選手には体力を整えてまた練習するために休暇が与えられます。夏は2-3週間の休みがあります。休むにはそれで十分です。
怠けないためのもう一つ方法は、練習したくないときにはすぐに楽しい音楽をかけると、気分が盛り上がります。
自身の本について
一度、本を書き始めたことがあります。オリンピックの後のことでした。でも、考え直しました。選手人生はまだ終わっていませんし、この先にたくさんの面白いことがあるからです。キャリアを終えた後にたぶん書きます。その本には、笑いから涙まで興味深いことがたくさん盛り込まれます。練習や大会のときに、どのように振る舞うかといった有益なアドバイスも。
進学について
引退後はコーチへの道を進みたいです。これに関連したものを選びます。最初は医科大学に入りたかったんですが、そのためには絶え間なく教科書を読んで勉強にとても多くの時間を割く必要があります。本業の選手として、そのようなことはできません。
食事制限について
ポテトチップは好きじゃありません。全然食べないからかもしれませんが。でも甘いものは好きです。オリンピックのときが一番制限していました。オリンピックの最中は、水さえも飲まなかったと言ってもいいかも知れません。ただ口をすすいで吐き出していました。しかしそれは些末なことです。今は自分の健康にもっと時間をかけるようになりました。正しい食事をして、飲み物を飲むこと。精神的な力と身体的な力が出てきました。食べないのは良くないです。
でも、私も普通のティーンエージャーです。世界選手権での失敗の後、炭酸と甘いものを取りました。何かは言いません。シリーズドラマを見ながら全部食べました。シーズンの終わりだったので、自分に許せたのです。
10年後、何になりたいかですか?コーチになります。それから日本食のレストランを開きたいです。日本の料理には魅了されています。最近日本に行ったときに気づいたのですが、注文してもお寿司は一つしかでてこないんです。それで、「もう一つ、もう一つ」と懇願するんです。それでお腹いっぱいになって、レストランを出ます。ロシアではすべていっぺんに持ってこられます。この意味で、私は日本のレストランに惹かれました。
ファンについて
大会でファンから大きな声援を受けていることについてですか?最初だと、演技に入るときに音楽が聞こえなくてちょっと邪魔になって、もちろん、演技の強弱が上手く付けられずにPCSや演技の表現にえいきょうがあります。ですので、拍手はジャンプのときか最後にしてもらうのが良いです。
マスメディアの批判について
以前は、自分について書かれていることを気にしていました。今はそのようなことはありません。ジャーナリストは、フィギュアスケートへの関心を高めているだけだからです。それが彼らの仕事です。だいたい、全員に好かれることは不可能だと自分の中で決意しました。私を応援してくれる人もいれば、応援しない人もいます。これは普通のことです。
英語の勉強について
いま、スマホのアプリで勉強しています。でも、英語を話す人との実践が必要だと思います。つまり、道を探しているところです。
家族について
父はホッケー選手でコーチをしています。父には30年以上の大きな経験があります。言うまでもなく、父は私にたくさんのものを与えてくれましたし、与えてくれています。でも、父はやはり父として振る舞っていて、スポーツのことで私に負担をかけていません。逆に、リラックスさせようとしてくれています。
妹のサビナは11歳で、彼女もフィギュアスケートをしています。説明を求められることもあります。例えば、このジャンプはどうやって跳ぶのかとか。私の説明を聞かないこともあります。もっとひどくしてしまうこともあります。でも、彼女に有益なアドバイスをして、それが練習の助けになることを望んでいます。
インスタグラムについて
自分でインスタグラムをやっていますが、翻訳については助けてもらうこともあります。あるいは、写真を選んでもらったり。常に選べるような人ではないんです。
(終)
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