ロシア・ジュニア選手権2019でノービスながら優勝したダニール・サムソノフのインタビューがありましたので、何回かに分けて紹介します。
(1)アクセルが大変だった ← この記事
(2)宇野昌磨が好き/スケートを始めた経緯
(3)トゥトベリゼ・チームと自分について
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(2)宇野昌磨が好き/スケートを始めた経緯
(3)トゥトベリゼ・チームと自分について
ダニール・サムソノフ:僕は鉄の性格
オリガ・エルモリナ / ロシア・フィギュアスケート連盟 / 2019/02/05
(ダーニャ(ダニール)、この優勝はあなたにとってどのようなものでしょうか。)
ええ、ただ滑りに来ただけですけれど、一番の課題は来年もうジュニアグランプリ大会に出られるように6位以内に入ることでした。
(表彰式の後、アリーナのホールでたくさんのファンが待っていて、サインや写真を求められたのは嬉しかったですか?)
もちろんとても嬉しかったです。サインを求められたり一緒に写真を撮ったりしたのは初めてだったので。嬉しいです。
(ロシア・ジュニア選手権で優勝したのに、14歳になるのが7月13日なのでジュニアワールドに出られないのは悔しいですか?)
いいえ、悔しくはないです。この先まだたくさん大会がありますから。
(アレクサンドル・ラケルニクISU副会長は、ジュニア選手権前に「どんなジャンプを跳ぶんですか?」とあなたに尋ねたと言っていました。あなたはどんな答えを…。)
全部と。
(そういって、その通りにやり遂げたんですね。)
言ったことは守ろうと努力しています。
(トリプルアクセルなどの難しいジャンプを試し始めたり、4回転に移ったりしたのはいつですか?)
アクセルを試し始めたのはだいぶ前です。2年か、3年くらい前。僕にとって一番難しいジャンプです。できるまでとても辛いものでした。練習ではただダブルアクセルを跳んでいたのですが、将来に向けてダブルアクセルが向上するように、余裕ができるように、トリプルアクセルに取り掛かろうとコーチに言われました。やってみたのですが上手く行かず、その後もしばらくのあいだはできませんでした。イライラし始めるくらいでした。いつになったらこのジャンプは跳べるようになるんだろうと。2ヶ月くらい前になってやっとトリプルがうまく行くようになりました。
(歓喜しましたか?)
もちろん、みんなもそうでしょうから、僕もです。
(4回転ジャンプは。)
最初はクワドサルコウを練習しました。去年、クワドサルコウがエレメント大会(編注:個別エレメントを見せる大会)の対象となりました。サルコウは2年くらい前からで、ルッツやフリップ、トウループは3ヶ月前くらいの試してみてすぐになんとかできました。
(そのうちどれが一番簡単にできましたか?)
ルッツです、トウジャンプなので。フリップも好きです。予定では少しずつプログラムの難度を上げていきます。難しいエレメンツをたくさん入れて滑ることに慣れるために。
練習ではプロにフリップを入れてみました。最初は上手く行ったようだったのですが、安定していません。できたりできなかったり、穴だらけです。ジュニア選手権の1週間前にフリップをもっと自信を持って跳べるようになりました。フリップをプログラムに入れて滑ってみたのですが、出発の1日前にリスクを取らないことに決めて、4回転1本とアクセル1本でクリーンに滑り切ることができるようフリップを止めました。ペルミ(のジュニア選手権)では練習でフリップも跳んでみて、できたのですが、やはりリスクを取らないことにしました。
(続く)
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