2013/12/7付の、GPF後の羽生に関するロシアのインタビュー記事です。
引き続き、羽生のロシアインタが有りましたので抄訳してみました。
インタビュアーのアナスタシヤ・ジヤチェンコ記者ですが、これまでいくつかインタビューを読んでくると、とても本人が言ったとは思えないがでてくるので、結構「盛る」方のような気がしてきました。というわけで、少し割り引いて読まれた方が良いかもしれませんが、参考まで。
* * *
アナスタシヤ・ジヤチェンコ
グランプリ・ファイナル
もしスポーツでの偉業を「功績」と呼べるのなら、19歳の日本人、羽生結弦は、福岡でそれを少なくとも2つ敢行した。
1つ目は、ショートでこれまで3度の世界チャンピオンであるパトリック・チャンが持っていた空前の世界記録を更新したことだ(99.84)。2つ目は、フリーで4回転を転倒しながらも、クリーンに滑ったチャンを技術点で約5点上回ったことだ(193.41、合計で293.25対280.08)。
実は、羽生は3つ目の功績にも値する。ショートの演技で、100点の境界を超える世界で最初のスケーターとなることに近づいていた。結弦はこのハードルにたった0.16点足りなかったが、非常に腹立たしく不公平に思われる。
木曜日、ショート直後に羽生は自身の世界記録についてこう語った。
驚いています。この結果が現実的ではないと思ったというよりも、全く思ってもいなかったことだったので。エレメンツを全てクリーンに行うことを目指してきたので、頭にはそのことだけを思い浮かべて、最大限に集中することに努めました。エレメンツはどんな風になったのか、実はよく覚えてないんです。できることだけをやろうとしたことだけを覚えています。あとは、手に届く評価のうちで最高のものを目指して、フリープログラムでのエレメント1つ1つを同じようにきちんとやっていくことに全ての力を注ぐよう努力します。
フリーでの勝利と表彰式の後、羽生はより多弁になった。
正直に言うと、最初の4回転の転倒でなんかおかしくなって、しばらくのあいだ頭には「やらなくちゃ!」という言葉だけが浮かんでました。もちろんがっかりはしました。回転の開始が強すぎたみたいです。自分を自由自在のように感じていたのですが、それでも全くうまく行きませんでした。その代わり、2つ目の4回転以降は全て思っていた通りにできました。これからは全部うまくいく、ってわかっていたような気がします。
(優勝したとの実感はありますか?)
まだそれほど時間が経っていないので。すごいことで、スケーターの中で一番になって、パリのときよりもフリーはかなり良く滑れたということは理解してはいます。少なくともそう思います。今、リンクにいたときよりも気分はずっといいです。リンクでは全く何も聞こえなかったし、わかりませんでした。何語でもしゃべることもできませんでした。ただ、「ありがとう」とだけ言えたのは覚えています。ありがとうを繰り返して、周りを見回してだんだんと意識が戻ってきました。そこで、全てが終わったんだと思ったんです。
(リンクに入るときはどんな気分でしたか?)
パトリックの後は少しきつかったですね。とても強く、また十分に落ち着いて見えました。彼の素晴らしい演技を祝福したいです。彼のようなスケーターと同じリンクで滑れるのは僕にとって名誉なことです。
(オリンピックについては考えていますか?)
もうすぐですね…。僕はまだ小さくて、そんな大会には出られないんじゃないかって思うことが時々あります。まじめに言うと、オリンピックは大きな大会で、日本を代表する大きな偉業と名誉だと思います。福岡へは家族は来ず、コーチだけです。でも、この大変な数日間、お客さんが僕のことをすごく助けてくれて、応援してくれて、どれだけの温かい言葉を聞いてどれだけの感謝の念を覚えたか・・・まるで周りの人たちみんなが家族なんじゃないかって思えるくらいでした。
引き続き、羽生のロシアインタが有りましたので抄訳してみました。
インタビュアーのアナスタシヤ・ジヤチェンコ記者ですが、これまでいくつかインタビューを読んでくると、とても本人が言ったとは思えないがでてくるので、結構「盛る」方のような気がしてきました。というわけで、少し割り引いて読まれた方が良いかもしれませんが、参考まで。
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羽生結弦、2つ半の功績
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/38762/(リンク切れ)アナスタシヤ・ジヤチェンコ
グランプリ・ファイナル
もしスポーツでの偉業を「功績」と呼べるのなら、19歳の日本人、羽生結弦は、福岡でそれを少なくとも2つ敢行した。
1つ目は、ショートでこれまで3度の世界チャンピオンであるパトリック・チャンが持っていた空前の世界記録を更新したことだ(99.84)。2つ目は、フリーで4回転を転倒しながらも、クリーンに滑ったチャンを技術点で約5点上回ったことだ(193.41、合計で293.25対280.08)。
実は、羽生は3つ目の功績にも値する。ショートの演技で、100点の境界を超える世界で最初のスケーターとなることに近づいていた。結弦はこのハードルにたった0.16点足りなかったが、非常に腹立たしく不公平に思われる。
木曜日、ショート直後に羽生は自身の世界記録についてこう語った。
驚いています。この結果が現実的ではないと思ったというよりも、全く思ってもいなかったことだったので。エレメンツを全てクリーンに行うことを目指してきたので、頭にはそのことだけを思い浮かべて、最大限に集中することに努めました。エレメンツはどんな風になったのか、実はよく覚えてないんです。できることだけをやろうとしたことだけを覚えています。あとは、手に届く評価のうちで最高のものを目指して、フリープログラムでのエレメント1つ1つを同じようにきちんとやっていくことに全ての力を注ぐよう努力します。
フリーでの勝利と表彰式の後、羽生はより多弁になった。
正直に言うと、最初の4回転の転倒でなんかおかしくなって、しばらくのあいだ頭には「やらなくちゃ!」という言葉だけが浮かんでました。もちろんがっかりはしました。回転の開始が強すぎたみたいです。自分を自由自在のように感じていたのですが、それでも全くうまく行きませんでした。その代わり、2つ目の4回転以降は全て思っていた通りにできました。これからは全部うまくいく、ってわかっていたような気がします。
(優勝したとの実感はありますか?)
まだそれほど時間が経っていないので。すごいことで、スケーターの中で一番になって、パリのときよりもフリーはかなり良く滑れたということは理解してはいます。少なくともそう思います。今、リンクにいたときよりも気分はずっといいです。リンクでは全く何も聞こえなかったし、わかりませんでした。何語でもしゃべることもできませんでした。ただ、「ありがとう」とだけ言えたのは覚えています。ありがとうを繰り返して、周りを見回してだんだんと意識が戻ってきました。そこで、全てが終わったんだと思ったんです。
(リンクに入るときはどんな気分でしたか?)
パトリックの後は少しきつかったですね。とても強く、また十分に落ち着いて見えました。彼の素晴らしい演技を祝福したいです。彼のようなスケーターと同じリンクで滑れるのは僕にとって名誉なことです。
(オリンピックについては考えていますか?)
もうすぐですね…。僕はまだ小さくて、そんな大会には出られないんじゃないかって思うことが時々あります。まじめに言うと、オリンピックは大きな大会で、日本を代表する大きな偉業と名誉だと思います。福岡へは家族は来ず、コーチだけです。でも、この大変な数日間、お客さんが僕のことをすごく助けてくれて、応援してくれて、どれだけの温かい言葉を聞いてどれだけの感謝の念を覚えたか・・・まるで周りの人たちみんなが家族なんじゃないかって思えるくらいでした。
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