2013/12/15付、ロシア選手権前のヴォロノフのインタビューです。この頃はエテリチームにいましたね。26歳、若いですね・・・(えっ)
ゴールデン・スピンで良い成績をおさめたセルゲイ・ヴォロノフですが、ロシア選手権を前に抱負を語っています。今シーズンからコーチをエテリ・トゥトベリゼ(リプニツカヤのコーチ)に変え、ルッツを組み込んだプロを滑り、4回転もフリーで2回入れています。かなりの心境の変化があったようで、このインタビューでも語っています。
もうすぐロシア選手権ですが、もう怖いですね…。
* * *
マリヤ・ヴォロビヨワ
ザグレブでの大会は全て相応しいレベルで終わった。フリーではいあっまでのキャリアで初めて4Tを2回できた。最初が4T-3Tのコンビネーションで、2つ目が単体の4回転を綺麗にできた。ショートのあと膝の怪我があっkして、正直に言うとあわてて何か考えなくてはいけなくなって、なんとか締めなくてはいけなくなった。この怪我は慢性的なもので、時々突然悪くなって、滑るのにちょっとした支障がでるんだ(微笑)。でも必要なクスルを見つけられてうまく避けられたのは良かった。一度大会に出たのだから、最後まで演技しないといけなかったしね。
(今はもう膝は心配ないのですか?)
必要な措置はとっている。治療に通いながら、それと平行して練習もしている。治療しながらいじめてるというところかな(微笑)。
(この大会は予定していたものですか?それとも時期的に良い大会だったからでしょうか?)
時期的にちょうどよかった。ドルトムントに行くか、ザグレブに行くかという選択肢はあった。連盟はザグレブと行ったので、そこに出ることにした。
(ロシア選手権への準備状況という意味での状態はどうですか?おそらく、スケーターは皆12月末に小さなピークを持ってくると思うのですが)
実際、そこがピークになるかどうかを今計算するのはとても難しい。いずれにせよ、出場するのならば全力で滑るということ。それで成功がついてくるのであれば、全部良いというわけになる(微笑)!
(昨シーズンのロシア選手権では素晴らしい滑りをして高い点数をとり、オリンピック金メダリストのエヴゲニー・プルシェンコに次いで2位になりました。)
昨シーズンと今シーズンの大会を比べることに意味はないかもしれない。どの大会も独自のものであり重要だ。昨年の結果はもう忘れられている。でも、この前のロシア選手権では全部うまくいったことを否定はしない。その感覚はすでにちょっと薄れている。多くの大会に出て、新しいコーチについた。人生が全く変わってしまったと言ってもいい。だから、昔のことを思う必要はどこにあるのか、という話だ。
(ザグレブでの大会と同時にグランプリ・ファイナルが開かれました。大会の優勝者である羽生結弦の記録的な点数についてどういった思いを持ちましたか?)
全員が素晴らしく見えたし、とても強力だった。マックス・コフトゥンがショートでちょっと失敗したのは残念だったが、それで集中してフリーを素晴らしく滑った。記録についてはこう言おう。不可能なことは多分ない。ただ大会に出て競うだけ。大会に出場するスケーターとではなくて、自分と戦うことだ。自分で進化して前に進まなければならない。ライバルたちが4回転をする?なら、彼らよりももっと良くできるよう目指すだけだ。他に道はない。
(シーズンの前半ですでに新しい側面を見せていましたね。試して、探して、実験して。満足はできましたか?)
まず、自分の名前にまとわりついたあるステレオタイプを壊すことができたと思っているけど、それが嬉しい。日本でのグランプリではフリーで初めて4回転を2回入れたが、どこかうまくいかず、とても低い順位となった。でも順位ではなく点数を見ると、そんなに悪くなかった。シーズン前半は自分にとって悪くないレベルで終えることができたと思う。たぶん、4回転2回はこれまでもやるべきだったのだが、できなかったんだ。このシーズンでは2大会でやってみた。1度はうまく行かず、2回めでなんとかこの課題に取り組めた。これからはさらに進む。ロシア選手権まではおそらく変更はしないが、その先はジャンプのエレメントでプログラムを難しくする可能性も見ている。
(ある程度の考えや課題はありますか?)
まずは2014年まで生き延びることからかな(微笑)。キレイ事は言えるけど、見せるのは自分の行動でなければ。今のところはロシア選手権に向けて練習をしていて、そこでは他のどのスケーターとも同様に1位を目指している。煮え切らない勝ち方ではなく、はっきりと勝利したい!同時に、このシーズンをこれで終わらせずに、この先が続くように、スケーターとして氷の上での喜びをなるべく長く得ていたいとは思っている。
(あなたの判断によれば、このシーズンではある程度新しい道を進み始めて、自身のキャリアで新たな階段を上ったといえるでしょうか?)
近しい人達のおかげと、もちろんコーチのエテリ・トゥトベリゼとチームのみんなにはもっとお世話になっているが、多くのことで本当に大きな変化が僕にはあった。繰り返しになるが、コーチはステレオタイプを壊してくれた。特にエテリ・ゲオルギエヴナ(トゥトベリゼ)にはそのことでとても感謝している。もちろん、時折彼女はとても厳しいし、残酷でもあるが、それは正しかったと言える。
(ステレオタイプとは、多くの人があなたがある程度天井に達してしまったと決めつけていたことでしょうか?)
トゥトベリゼのグループに移ったときに知っていたのはユーリャ・リプニツカヤだけだった。実際、そこでは1回1回の練習がちょっとした大会のようだった。それはクールなことだよね。沈滞ではなく、リンクに入れば、皆何かをしていて、お互いを観察し、誰かは怒っていて、誰かは笑っていて、誰かは転んでいる。しかし1人1人が自分のことで忙しく、立ち止まっているものはなく常に練習している。チームがこうであるかぎり、結果もついてくるだろう!失敗することもあり得るが、向かっているベクトルは正しい。天井に自分が達したか?そんな思いはなかった。今年は人生で初めて1つのプログラムで4回転を2回跳んだ。26歳でだけども、どうしておかしいことがある?それぞれに自分の進む道がある。それぞれに訪れる時というのがある。自分にとってその「時」が今訪れたのかはわからないけども、チームのお陰で一歩を踏み出せた。それなら、彼らと一緒にもっと上に、もっと先に歩めないといえるのか?
ゴールデン・スピンで良い成績をおさめたセルゲイ・ヴォロノフですが、ロシア選手権を前に抱負を語っています。今シーズンからコーチをエテリ・トゥトベリゼ(リプニツカヤのコーチ)に変え、ルッツを組み込んだプロを滑り、4回転もフリーで2回入れています。かなりの心境の変化があったようで、このインタビューでも語っています。
もうすぐロシア選手権ですが、もう怖いですね…。
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セルゲイ・ヴォロノフ「チームのお陰で、人生で初めて1つのプログラムで4回転を2回跳べた。もっと上に、もっと先に進めないはずがない」
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/13458.html(リンク切れ)マリヤ・ヴォロビヨワ
ザグレブでの大会は全て相応しいレベルで終わった。フリーではいあっまでのキャリアで初めて4Tを2回できた。最初が4T-3Tのコンビネーションで、2つ目が単体の4回転を綺麗にできた。ショートのあと膝の怪我があっkして、正直に言うとあわてて何か考えなくてはいけなくなって、なんとか締めなくてはいけなくなった。この怪我は慢性的なもので、時々突然悪くなって、滑るのにちょっとした支障がでるんだ(微笑)。でも必要なクスルを見つけられてうまく避けられたのは良かった。一度大会に出たのだから、最後まで演技しないといけなかったしね。
(今はもう膝は心配ないのですか?)
必要な措置はとっている。治療に通いながら、それと平行して練習もしている。治療しながらいじめてるというところかな(微笑)。
(この大会は予定していたものですか?それとも時期的に良い大会だったからでしょうか?)
時期的にちょうどよかった。ドルトムントに行くか、ザグレブに行くかという選択肢はあった。連盟はザグレブと行ったので、そこに出ることにした。
(ロシア選手権への準備状況という意味での状態はどうですか?おそらく、スケーターは皆12月末に小さなピークを持ってくると思うのですが)
実際、そこがピークになるかどうかを今計算するのはとても難しい。いずれにせよ、出場するのならば全力で滑るということ。それで成功がついてくるのであれば、全部良いというわけになる(微笑)!
(昨シーズンのロシア選手権では素晴らしい滑りをして高い点数をとり、オリンピック金メダリストのエヴゲニー・プルシェンコに次いで2位になりました。)
昨シーズンと今シーズンの大会を比べることに意味はないかもしれない。どの大会も独自のものであり重要だ。昨年の結果はもう忘れられている。でも、この前のロシア選手権では全部うまくいったことを否定はしない。その感覚はすでにちょっと薄れている。多くの大会に出て、新しいコーチについた。人生が全く変わってしまったと言ってもいい。だから、昔のことを思う必要はどこにあるのか、という話だ。
(ザグレブでの大会と同時にグランプリ・ファイナルが開かれました。大会の優勝者である羽生結弦の記録的な点数についてどういった思いを持ちましたか?)
全員が素晴らしく見えたし、とても強力だった。マックス・コフトゥンがショートでちょっと失敗したのは残念だったが、それで集中してフリーを素晴らしく滑った。記録についてはこう言おう。不可能なことは多分ない。ただ大会に出て競うだけ。大会に出場するスケーターとではなくて、自分と戦うことだ。自分で進化して前に進まなければならない。ライバルたちが4回転をする?なら、彼らよりももっと良くできるよう目指すだけだ。他に道はない。
(シーズンの前半ですでに新しい側面を見せていましたね。試して、探して、実験して。満足はできましたか?)
まず、自分の名前にまとわりついたあるステレオタイプを壊すことができたと思っているけど、それが嬉しい。日本でのグランプリではフリーで初めて4回転を2回入れたが、どこかうまくいかず、とても低い順位となった。でも順位ではなく点数を見ると、そんなに悪くなかった。シーズン前半は自分にとって悪くないレベルで終えることができたと思う。たぶん、4回転2回はこれまでもやるべきだったのだが、できなかったんだ。このシーズンでは2大会でやってみた。1度はうまく行かず、2回めでなんとかこの課題に取り組めた。これからはさらに進む。ロシア選手権まではおそらく変更はしないが、その先はジャンプのエレメントでプログラムを難しくする可能性も見ている。
(ある程度の考えや課題はありますか?)
まずは2014年まで生き延びることからかな(微笑)。キレイ事は言えるけど、見せるのは自分の行動でなければ。今のところはロシア選手権に向けて練習をしていて、そこでは他のどのスケーターとも同様に1位を目指している。煮え切らない勝ち方ではなく、はっきりと勝利したい!同時に、このシーズンをこれで終わらせずに、この先が続くように、スケーターとして氷の上での喜びをなるべく長く得ていたいとは思っている。
(あなたの判断によれば、このシーズンではある程度新しい道を進み始めて、自身のキャリアで新たな階段を上ったといえるでしょうか?)
近しい人達のおかげと、もちろんコーチのエテリ・トゥトベリゼとチームのみんなにはもっとお世話になっているが、多くのことで本当に大きな変化が僕にはあった。繰り返しになるが、コーチはステレオタイプを壊してくれた。特にエテリ・ゲオルギエヴナ(トゥトベリゼ)にはそのことでとても感謝している。もちろん、時折彼女はとても厳しいし、残酷でもあるが、それは正しかったと言える。
(ステレオタイプとは、多くの人があなたがある程度天井に達してしまったと決めつけていたことでしょうか?)
トゥトベリゼのグループに移ったときに知っていたのはユーリャ・リプニツカヤだけだった。実際、そこでは1回1回の練習がちょっとした大会のようだった。それはクールなことだよね。沈滞ではなく、リンクに入れば、皆何かをしていて、お互いを観察し、誰かは怒っていて、誰かは笑っていて、誰かは転んでいる。しかし1人1人が自分のことで忙しく、立ち止まっているものはなく常に練習している。チームがこうであるかぎり、結果もついてくるだろう!失敗することもあり得るが、向かっているベクトルは正しい。天井に自分が達したか?そんな思いはなかった。今年は人生で初めて1つのプログラムで4回転を2回跳んだ。26歳でだけども、どうしておかしいことがある?それぞれに自分の進む道がある。それぞれに訪れる時というのがある。自分にとってその「時」が今訪れたのかはわからないけども、チームのお陰で一歩を踏み出せた。それなら、彼らと一緒にもっと上に、もっと先に歩めないといえるのか?
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