オリンピック・チャンネルのロシア語版に掲載されていたメドヴェデワのインタビューを前後編で紹介します。後編は友人たちについてです。
メドヴェデワ：こういったスキャンダルを楽しんでくれる人がいたらとは思うけれど、それは私ではない
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2/15発売 ジュニアエラ 2021年 03 月号
エヴゲニヤ・メドヴェデワ：こういったスキャンダルを楽しんでくれる人がいたらとは思うけれど、それは私ではない
タチヤナ・ロゴヴィチ、エカテリーナ・クズネツォワ ／ Olympic Channle ／ 2021/2/4
（続き）
インスピレーションと友人たち：新しい人たちを知ることに興味があるだけ
（あなたが多くの人たち、選手にとってもファンにとってもインスピレーションの源となっていることは秘密ではありませんが、あなたにインスピレーションを与える人はどなたでしょうか？ そしてその理由は。）
一般的に、私がインスピレーションをもらうのは人というよりも状況です。芸術もシンスピレーションを与えてくれます。芸術家やパフォーマー、なにか新しく、普通じゃないことをしている人たちにインスピレーションを探します。誰か具体的にいうことはできません。音楽もよく聞きますが、それにもインスピレーションをもらっています。
（全く誰もいないのでしょうか？長い間遠くから見ていた人とインスタグラムでやりとりがあったら「ワオ！」となる気持ちはおわかりでしょう。）
実際はそうですね。偉大なフィギュアスケーターとやり取りするときにその感覚があります。私に対し、まるで友人のように話しかけてもらうといつも、「ああ、本当に私と話をしてくれるんだ？」と思ってしまいます。私は、「ああ、ああ、ああ、歩いてる、私に向かって歩いてくる、何を言おう、なんて言えばいいんだろう？」と考えてしまい、本当に単なるファンです。偉大なレベルの選手と話をするのは、本当に幸せです。
（そういった感情を呼び起こす人を特に挙げることはできますか？）
お正月にソチでショーが会って、そこに様々な年代の多くのオリンピック金メダリストなどがいました。そういった人たちが自分の周りにいるだけで、「ああ、なんてことだろう！」とずっと自分の中で言っていました。みんなのことを、私が3歳？4歳？6歳？の頃から見ていたのですから。あ、あそこにも、本当に？いるの？と。そして、私に話しかけてくれて、良い滑りをしたとか、きれいだったとか、見たプログラムが最高だったとか言ってくれるのです。これが私に起こっている現実なのかどうか、信じられません。誰がどうとかも言えずみんな素晴らしいです。
（実際、容易に想像がつきます。多くのフィギュアスケーターがインタビューであなたのことを挙げて、どんなにお気に入りかを話してくれます。あなたはとてもオープンで、物事の見方が大人であると。そういった印象を皆さんにどうやって残せるのでしょうか？たんにあなたの個性なのか、それともそういった努力をされているのでしょうか。）
そのために特別には何もしていません。新しい人たちを知るのにただ興味があるだけなんです。他の選手たちが私についてどんな話をしているのか、気に入られているのかを聞くのは心地よいことですが、それ自体が目的ではなく、ただ交流しているだけです。同世代のトップ選手たちの多くとは実際にいい関係で、それが嬉しいです。国際大会がなくなって、みんなと会えなくてとても寂しく思っています。けれど、もうすぐ状況は変わるでしょう。
（トロント・クリケット・クラブの友人たちについてはいかがですか？羽生結弦、ジェイソン・ブラウンや他の選手について、いまも交流がありますか？）
ええ、もちろん交流はあります。ジェイソンとか、他の選手とか、ハビとも。頻繁にではないですがやり取りはあります。友人たちに会いたいですね。
（コーチや振付師とも連絡はとっていますか？）
ええ、ブライアンやトレイシーとも、他のコーチたちとも。日常について伝え合ったり、祝日のお祝いを言ったり。もちろん、フィギュアスケートや私の将来については話してはいません。彼らはトップレベルの専門家で、私が同じように世界最高の専門家の一人のもとにいるのに、そういったことを話すのがどれだけ非倫理的であるのかをみなさんよくご存知です。ただ・・・やり取りを…。「友人のように」と言いたかったのですが、やはりブラインやトレイシーを友人と呼ぶのは敬意が足りないでしょう。けれど、そうですね、そんな感じです。シェイリーンとはメッセージのやりとりを続けていて、家族のことを訊いたりしています。テストスケートの後、彼女は、演技は素晴らしかったし、「なにかあったら手伝うから連絡しあいましょう」と伝えてくれました。ジェフリーとはそこまでやり取りは頻繁ではありませんが、会ったときには人生について長く話しあえると思っています。
（終わり）
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