先日引退を表明したアイスダンスのボブロワが、R-Sportにロングインタビューを掲載しています。そこからSport.ruが一部抜粋して記事にしているものを紹介いたします。
(終)
エカテリーナ・ボブロワ:「イリイヌィフとはとても仲が良いけれど、彼女は選手生活で最大のライバル。いつもぶつかり合ってきた」
2019/7/11 / Sport.ru
平昌オリンピックの後、ジーマ(ソロヴィヨフ)と将来について話し合いましたが、「そのことについてはまた話そう」とずるそうに微笑むばかりでした。
夏、私は妊娠していましたが、彼とショーに出演していました。しかし、冬にはもうリンクに入ることはできなくなってしまいましたが、ジーマはお金を稼ぎ続けたかったのです。それで、ターニャ・ナフカが彼に対して、レーナ・イリイヌィフを組むことを提案しました。ジーマは「君の最終的な決定を待つけれど、それでも復帰しないと決断するなら、レーナと一緒に滑りたい」と言いました。
そのことを知ったとき、もちろん、ちょっとした嫉妬のようなものが心を突き刺しました。彼女も復帰について考えていて、そしてスケートで最後まで自己実現ができていないと思っているのを知っていましたから、ジーマは他の誰でもなく彼女とキャリアを続けていきたいと思っているのだと想像しました。正直に言いますと、そういった会話を予期はしていたものの、私は打ちのめされました。それでもやはり私はジーマの唯一のパートナーであって、そのままでいたかったのです。
もう一点。レーナ・イリイヌィフとはとても仲良くしていますが、彼女は私の選手生活の中で最大のライバルと言ってもいいでしょう。彼女がニキータ・カツァラポフと滑っているときも、ルスラン・ジガンシンと滑っているときも、私たちはいつもぶつかり合っていました。頭が整理できませんでした。いったいどうして、私の最大のライバルが私のパートナーと滑ることになるの?人生でこれ以上のドラマティックな事件は考えられないでしょう。
しかし、それでもジーマには「ダメ」とは言えないともわかっていました。彼が滑り続けたいこと、ただ突き動かされていることは見て取れていました。そして、ジーマとレーナが最初のシーズンだけでなく、それに続くシーズンもこの導火線を維持し続ける事ができるのなら、二人は素晴らしいカップルとなる可能性があります。それは、ボブロワ・ソロヴィヨフ組とは似つかない、まったく違ったカップルとなるでしょう。私たちを比べることはできないはずです。
二人がどのような決断にたどり着くか - 自身の滑りができるようになるかどうかはわかりませんが、私が復帰しないとい決断は、確実に最終的な決断です。
(終)
0 件のコメント:
コメントを投稿