CSKAから「除名」されたアナスタシヤ・グバノワのインタビューがR-Sportに掲載されていたので、2回に分けて紹介します。
(1)ブヤノワ・コーチと別れた真相
(2)モスクワとペテルブルク/コストナー・ワグナー・羽生結弦 ← この記事
8/1発売 フィギュア・スケーターズ15 FIGURE SKATERS Vol.15
(1)ブヤノワ・コーチと別れた真相
(2)モスクワとペテルブルク/コストナー・ワグナー・羽生結弦 ← この記事
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アナスタシヤ・グバノワ:ブヤノワは私の考え方を教え直してくれた
2019/7/18 / アナトリー・サモフヴァロフ / R-Sport
(続き)
ペテルブルクは精神的にモスクワより楽
(今はどのようなコンディションですか。)
建て直しているところです。悪いコンディションだとは言えませんが、素晴らしいコンディションとも言えません。中くらいです。
(皮膚炎の問題は解決したのでしょうか。)
現時点で滑りを邪魔するものではありません。完全な練習ができます。
(コーチは決まりましたか。)
はい、でもいまのところはそのテーマについては話したくありません。サンクトペテルブルクで練習します。
(CSKAとペテルブルクのチームとで一番違うところはどこでしょうか。)
ペテルブルクではすべてのことに対してより落ち着いた態度です。練習の強度はだいたい同じですが、精神的にはペテルブルクの方が楽です。
(CSKAは勝てる選手を探していると?)
もちろんです。ペテルブルクでは負ける選手を探しているとは言いませんが、CSKAでは精神面でより多くのものが求められます。
(より厳格な取り組み方になりましたか?)
そのとおりです。エレーナ・ゲルマノヴナ(ブヤノワ)は私の考え方を教え直してくれました。そのことについてコーチに感謝しています。コーチは私に勝利だけを求める志向性を吹き込んでくれました。
(ご自身は考え方を立て直すことができましたか?)
すぐにではありませんでしたが、最終的にうまくいきました。
(CSKAを去るのは悔しくないですか?)
悔しいとは言えませんが、そうなってしまったということです。エレーナ・ゲルマノヴナ(ブヤノワ)の決断です。
(双方の決定だとおっしゃられていましたが。)
コーチがこの件について話して、その後で話し合いをして対話となり、問題なく別れることになりました。
(CKSAであなたが練習しているのを拝見したとき、動きがアデリナ・ソトニコワに似ているという思いに捕まりました。ソトニコワを真似たりされましたか?)
いいえ、私がソトニコワに似ていると言われるだなんてまったく思っても見ませんでした。どうしてそうなのか、わかりません。まったくの偶然です。
(誰を目標にされていますか?)
スケーティングについてはずっとカロリーナ・コストナーが好きで、表現についてはアシュリー・ワグナーです。全体としては、羽生結弦です。
(今シーズンの女子シングルでは誰が優勝候補になるでしょうか。)
わかりません。興味深いものが出てくるかもしれませんが、いずれにせよ観客のみなさんはリンクにプログラムを見に行くのです。もしプログラムの代わりにジャンプだけしかなかったら、女子が運動しているのを人は興味深く思うわけはありません。人は私たちの滑るプログラムから強い感情を感じたいのです。必要なのはジャンプだけはなく、プログラムの中での感覚的状態も必要だと考えています。
(誰の滑りがそういった感情を置き去りにしているのでしょうか。)
誰のことも悪く言いたくありません。
(あなたの野望は。)
キャリアを継続して、何よりもまず勝てるということ、強力なスケーターたちと競えるということを自分に証明したいです。
(多くの人が愛する、潜在力を持ったフィギュアスケーターから、ロシア選手権で10位となってしまうような選手になり得るという、ターニングポイントの感覚はありますか?)
頭に良くない思いが浮かぶことはありますが、すぐになくなります。それからまた努力しなければならないというところに戻ってきて、そうなって初めて何かがうまくいくのかもしれません。
(今シーズンは戦う準備があるということですね。)
はい。どの大会に出場するのかはまだわかりませんが、競技会に出場するつもりですし、勝てることを証明するつもりです。
(終わり)
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