プルシェンコ:トルソワはまったく新しいトルソワになると保証する

2020年5月13日水曜日

2019/20 コストルナヤ シチェルバコワ ジリナ トゥトベリゼ トルソワ プルシェンコ ルヒン ロザノフ 移籍

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アレクサンドラ・トルソワのトゥトベリゼの下からの移籍について、エフゲニー・プルシェンコがインタビューで話していますので紹介します。



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プルシェンコ:トルソワはまったく新しいトルソワになると保証する

https://rsport.ria.ru/20200512/1571294491.html
アナトリー・サモフヴァロフ / R-Sport / 2020/5/12



自分の名前が落ち着いた生活に影響を与えて人気ランキングを上げている


(エフゲニー(プルシェンコ)、あなたはいままるでポップスターのようですね。ショービジネス界に行ってしまったかのように。)

フィギュアスケートからどこにも離れていませんよ。


(毎日、プルシェンコの名前でスキャンダルがあります。)

それは私がやっていることではありません。誰にも攻撃していません、対応しているだけです。事実を確認しているだけで、ほら、私の名前でみなさんが落ち着いて生活するのを邪魔していることになりますが、もしかすると逆に人気ランキングを上げているかもしれません。


(ランキングは、もちろん上がっているでしょうね。)

ほら。選手が私のところに来るのを決めたからっていったいなぜこうなってしまうのでしょうか?セルゲイ・ロザノフ・コーチとともに、選手たちはその決断をしたのです。私はその経緯を支持しますし、しかも喜んでそうします。それだけです。


(ですが、トルソワとの最初のコンタクトはいつだったのでしょうか。)

詳細に入り込むことはしませんが、昔からの経緯だと言っておきます。明日、(トルソワの移籍に関する)書類を(スケート)連盟とモスクワ連盟、(注:トゥトベリゼ・グループのある)サンボ-70に提出します。法的にすべて解決して、勝利に署名してから、詳細について話し合う必要があります。まだ出来事よりも先走る必要はありません。5月15日に正式な移籍となります。また、エゴール・ルヒンも私のところに来たとの報道がありますが、そういった情報は私のところにはありませんしこれまでもなく、この選手について私への連絡がありませんでした。ルヒンはCSKAで滑っているとわかっています。私のところにもうみんな来ると書かれているのです。全員を採用しているわけではありません。


(では、誰を取っているのか、全員挙げていただけますか?)

確実に来るのは、アレクサンドラ・トルソワとジリナ姉妹です。他の移籍についてもありますが、それはもう次の段階です。今後発表します。


(トゥトベリゼ・グループからですか?)

移籍はあります(注:どのグループからは明示せず)。今後センセーションがあるとあなたにかつてお伝えしたことがありましたが、このようなセンセーションが起こりました。


(それは、2年ほど前におっしゃられましたね。)

そのとおりです。時間が経ちました。選手は移籍について決断しました。しかし、経緯は本当に以前からのことです。今月だけのことではありません。


さらにセンセーションがある。センセーションが好きだ。


(では、サーシャ(トルソワ)の移籍を主導したのは誰だったのでしょうか。)

選手自身です。


(彼女にはどんな動機が。)

近く彼女自身がすべてをお話するでしょうから、私は彼女のあとに話します。騒ぎが本当に大きくなってしまい、情報はただただたくさんありますが、いま重要なのは移籍を実現することです。その後に、もしかすると記者会見をするかもしれません。いまは私自身も彼女と遠隔で連絡し、プログラムや創作、合宿についての考えを共有しています。どこに行くか、どんな振付師に依頼するかなど。お聞きいただきたいのですが、彼女が両親と一緒に私に電話してきて、私のところへの移籍について話を始めました。私はそれを支持し、一緒に仕事をすることを決断しました。彼女にどんな動機や理由があったのかは、いまはまだ詳細には入りません。


(なぜ彼女がトゥトベリゼの下を去ったのか興味を持たなかったのでしょうか。)

サーシャが必要だと考えたら、彼女自身が話すでしょう。


(あなたにとってトルソワが来ることは大きなリスクでは。)

私は常にチャレンジが好きでしたし、常に前へと進んでいました。私のスクールは近い将来ナンバーワンになるでしょう。それをきちんと仕上げます。私が自分のリンクを作り始めたのに理由がなかったわけではありません。この仕事が大好きで、恐れてはいませんので、大きな計画があります。今年については、最近来たばかりのサルノフスキー兄弟がとても良い結果を見せてくれました。ソフィヤ・ちとわはロシア年少選手権とモスクワ選手権で優勝もしてしまいました。私たちは結果を出しています。しかし、その結果は私だけのものだとは絶対に言いません。現在、私たちのアカデミーには、素晴らしい指導者やコレオ指導者の集団ができあがりつつあります。まあ、特別に傑出した選手はいませんでしたが、今年は達成したこともあります。サーシャやジリナ姉妹、他の選手が来てくれることで、新たな可能性が広がっています。どんな選手にも、引き上げる必要がある弱点はあります。トルソワは、来シーズンまったく新たなトルソワになると保証します。そしてセンセーションとなるでしょう。私はセンセーションが好きなので、センセーションは起こるのです。私にとっていま重要なのは、トルソワを、すべての面において傑出した選手に育てることです。ジャンプだけでなく、スピンでも、カリスマ的魅力でも、スケーティングでも、ジャッジと観客に伝わる表現ででも。この課題をすでに掲げており、私とセルゲイ・ロザノフは同じ波に乗っています。彼はスーパープロフェッショナルです。彼のことは昔から知っていました。私たちはうまくいくと思います。


(あなたがトルソワに持つビジョンを伺いたく存じます。以前のプログラムは成功していなかったと思われますか?)

なぜでしょう?彼女のプログラムはとても良かったと思います。彼女は立派に滑ってました。しかし、現時点で女子シングルの世界では、技術構成もカリスマ的魅力もスケーティングもすべてにおいて100%成熟しているようなユニバーサル・ソルジャーはおりません。そういった全面的選手は存在していません。どの選手も、どこかで他の選手より弱いところがあります。羽生結弦の例を挙げれば、彼はすべての面において成熟しており、すべてのポジションで強力です。もちろん、サーシャもユニバーサル・ソルジャーにしたいと思っています。まさに先に述べたような面において。


(それは可能なことなのでしょうか。)

可能です。練習すれば可能です。


(つまり、練習をしない側面があるとういことですか?彼女のあのアスリート的フィギュアスケートは伸ばす価値はないと?)

トルソワが万能選手となるよう努力します。


(どのようにすればそれができるのでしょうか?彼女には技術的英雄の資質に傾倒しているというプロフィールがもうできています。)

いいですか、彼女はまだ15歳ですよ!まだまだ成長します。私たちはただ、15歳で選手はもう終わりつつあるということに慣れてしまいました。この状況を変えなければなりません。サーシャにはまだまだ先があり、道の始まりにいるところです。


誰も誘ってはいない、自分で来た


(ただ、2度のロシア女王であるアンナ・シチェルバコワはバランスの取れた選手ですし、欧州女王のアリョーナ・コストルナヤは、超バランスの取れた選手です。サーシャは明らかに技術に対する歪みがあります。)

シチェルバコワに弱点がないとは思っていません。あります。コストルナヤにも、専門的視点から言えば弱点はあります。その弱点については言いたくありません、今後競い合うので。私たちにとって重要なのは、弱点をなくすことです。自分のことを考えなければなりません。弱い面があっても、一時的なものです。繰り返しますが、新シーズン、トルソワはまったく新しくなります。


(ジャンプ技術は残るでしょうか。)

部分的に変えます。彼女には絶対に安定性が必要で、それなしでは何もうまくいきません。


(ロザノフはアカデミーで自身のグループを率いるのでしょうか。)

ロザノフとミハイロフ(注:プルシェンコ・グループのドミトリー・ミハイロフ)の共同のグループとなります。私一人だけで舞踏会を支配する、なんてことはここではありません。チームがあり、その中で個々人が自分の課題に取組んでいます。先述のチトワの功績も、チーム全体の功績です。


(それとは別にアレクサンドル・ヴォルコフのグループの機能も継続するのでしょうか。)

はい、アレクサンドル・セルゲエヴィチ(ヴォルコフ)の支援も継続します。


(トルソワやジリナ姉妹を含む新しい女子は、あなたとロザノフのグループで練習するのでしょうか。)

ええ、もちろん。


(ロザノフとトルソワが来ることは、一つのプロジェクトなのでしょうか、それとも相互に関係していない出来事なのでしょうか。)

一つのプロジェクトです。トルソワはロザノフと一緒に来ました。


(ロザノフが来ることが、トルソワの移籍の動機の一つだったのでしょうか。)

おそらく、コーチも選手もどこか満足できないところがあったのでしょう。セリョージャ・ロザノフは素晴らしいスペシャリストで、選手に4回転ジャンプや素晴らしい技術を身に着けさせるなど、大きな結果を達成しました。私も以前から彼の仕事には注目していました。技術については、彼はミーシンや(イーゴリ・)ルサコフから非常に多くのことを学んでいました。彼は多くのコーチから一番いいところを選んで、選手に素晴らしいジャンプ技術を身に着けさせるようになったと思います。彼も、私のアカデミーに入り私と一緒に仕事をする希望を表明しました。私からは、試してみない理由はないと言いました。


(つまり、彼についてもあなたが誘ったわけでなく、自分で来たと。)

彼が自分で来たのです。私は誰も誘っていません。今回の件は、セリョージャ・ロザノフ・コーチとアレクサンドラ・トルソワ選手のまったくの個人的希望です。


(それ以外に具体的にどんなスペシャリストがサーシャを指導するのでしょうか。)

名前は挙げられませんが、最高級のスペシャリストたちです。ロシア人もいますし、外国人もいます。


(どんな専門ですか?)

スケートだけでなく基礎トレーニングのスペシャリストもいます。巨大な、広範囲の指導をする必要があります。


(次の新人も、有名な名前になるでしょうか。)

有名な選手です。悪い選手はうちにはいません。


(終わり)


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