エリザヴェータ・トゥクタムィシェワのロングインタビューがR-Sportに掲載されていたので、4回か5回に分けて紹介します。第3回の今回は、コメンテーターの仕事や服のデザインのこと、北京オリンピック後のことについて話しています。
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影
(3)コメンテーターと引退 ← この記事
(4)理想の男性と理想の休暇
※記者の質問については抄訳
5/18発売 フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.7 シーズンハイライト (B.B.MOOK1492)
ワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
(続き)
(この隔離状況で何を読んでいますか?)
いまはモーパッサンの「女の一生」です。トルストイが好きだった長編小説の一つだと、少なくとも前書きに書かれていました。いまは大学生で、卒業論文に取り組んでいるので、本にはあまり時間はかけていませんでした。
(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤが女子フィギュアスケートについての本を出すことはご存知ですか?隔離状況が終わったらすぐに出るはずですが。)
ええ、広告を見ました。とても面白そうです。
(その本に期待することは。)
わかりませんが、とても波乱に富んだ本になるでしょうね(笑)。面白いはずだと思います。反響が良ければ買います。いずれにせよ、私の周りにいう誰かが読んで、読むべきかどうか教えてくれるでしょう。
(ご自身のラインの服をローンチする予定だったとお聞きしましたが。)
はい。
(いきなりなぜ?)
実際、シーズン全体を通して取り組んできたことなのです。ただ、何がやりたいのか、どうやりたいのかをはっきりとさせるのに時間がかかり、すべてがとてもゆっくりと進んだのです。なぜ決めたのかはわかりません、ただフィギュアスケート以外に、人生になにか別の関心が欲しかっただけです。
(良いコラボを考えつきました。サッカー選手で服のデザインをしている人を知っていますか?)
知りません、イタリア人ですか(笑)?
(いえいえ、あなたの隣人といってもいいくらいですよ。)
本当ですか?いえ、知りません。
(アンドレイ・セルゲヴィチ・アルシャービンです。)
えっ、凄いですね(笑)。
(「ゼニット」のアルシャービンとフィギュアスケートのトゥクタムィシェワが、サッカーとフィギュアスケートのカジュアル・コレクションで協力なんて、最強のコラボですね。)
本当に凄いアイディアですね(笑)。
(プレゼントします。)
ありがとうございます。でも、いまのところはまず自分のラインをローンチして、それはその後ですね。
(どんな服になるのでしょうか。)
スポーツ用やトレーニング用ではないですが、毎日の生活にとって快適な服です。カジュアルスタイルの、フーディやスウェット、パンツといった服です。いまとても多く見られるものです。将来は、大会やフィギュアスケートを見るときに着られるような、フィギュアスケートのファン向けのブランドを作りたいです。サッカー・ファンがTシャツやスカーフを巻いて応援しているような感じで、フィギュアスケートにも似たようなものを作りたいと。そういったものはまだないと思いますから。
(確か、ジェーニャ・メドヴェデワがそんなことしていませんでしたか?勘違いですかね。)
ええ、ジェーニャ・メドヴェデワも出していましたが、彼女が描かれたブラウスでした。つまり、彼女のファンのために作ったのだと思います。それもとても良いアイディアなので、私の最初のコレクションも私に関連したものにします。
(すでに経済的効果も計算したのでしょうか。)
だいたいは。でも、そんなに大きなお金のことではありませんし、お金だけのためにすべてをしているのではありませんから。
(そういった服ではコメンテーターの立場として快適になるでしょうね。)
ええ、もちろん。
(最初に解説をしてほしいと依頼があったとき、すぐに同意されたのでしょうか。)
すぐにです。ちょうど、すごく解説をしたいと思っていて、たぶん1ヶ月くらいは考えていたからです。まさに内側から希望が燃え始めていました。それから、第1チャンネルから電話があったので、私はただ、やった!と。そのオファーがとても嬉しかったのです。
(タラソワのスタイルはお好きですか?)
時には好きですし、時には…。つまり、フィギュアスケートをわかっている私としては、彼女のこと、彼女が何を言うのかを聞くのが面白いこともあります。しかし、時には度を越すことがあると思います。けれど原則として、誰の解説で見るのか選べるのなら、おそらくタチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)を選びます。関心のない選手のときの彼女が話すことは聞けますから(笑)。
(平昌の中継では、ザギトワとメドヴェデワについてのタラソワの感情的なコメントはどう映りましたか?)
オリンピックは解説なしで、ロシアじゃないチャンネルで見たので。
(いずれにせよ、2年後には引退するとの理解で良いですか?それとも北京とは関係なく継続するのでしょうか。)
まあ、いずれにせよ、ではありませんが、待ちましょう。少なくともオリンピックまでは確実ですが、その後は、自分の身体がどうなるのかを見ます。身体が私にまだできる、できないことはない、時期も良く滑りなさい、と言ってくれれば、もちろん選手として残ります。引退後は、繰り返しになりますが、おそらくショー出演になりますし、それになにか新しいことを学ぶでしょう。
(何を学びたいですか?)
ただ学びたいのです(笑)。
(ええと、わかりませんが、インテリアデザインとか、外国語とか法務とか…。)
そうですね、インテリアデザインのコースに通いたかったのですが、この隔離状況がアイディアを壊してしまいました。でも、デザインには関心があります。自分の部屋のデザインをしたときは自分自身楽しかったですし、全部自分で買って、どう見えるはずか頭の中で想像していました。まだ最後までやりきれていないのですが、だいたいは好みの感じで、またそういったものを考えてみたいです。
(かなり扇情的な投稿がよくありますね。9ヶ月の件といい、わざとですか?)
まあ、わざとではありません、実際9ヶ月だったので、そのまま書きました。でも、隔離状況であまり退屈過ぎないようにちょっと火を付けることも好きですけれど。
(隔離状況だけではないでしょう。スピリドノフやカフェルニコフ、そしてアンナ・ポゴリラヤとのやり合いを覚えていますが。)
まあ、アーニャ(ポゴリラヤ)とはそんなものではなく、単なる質問とその回答で、対話さえもありませんでした。ただ私に対する彼女の正確ではない発言に答えただけで、それですべて終わりでした。だいたい私は試してみたのですが、あまりに多くのネガティブを呼び起こすように思えたので、節度を持ってみんなとちょっと遊ぶ方が好きですね(笑)。その後はまた静かになりました。
(つまり、SNSでは真剣さとか裏もない交流スタイルだけとういことでしょうか。)
いえ、SNSで投稿していることは、実際には私はこうなんですよということをすべて示しています。つまり、みなさんにちょっとだけ、リーザ・トゥクタムィシェワは単純なかわいいだけの女の子じゃなくて、逆に自分のすべての部分を見せたいと思っています。
(リーザ・トゥクタムィシェワはカップル競技に転向できますか?アイスダンスかペアに。)
できないことはありませんが、意味がありません。
(純粋に技術的な面で言ったら、アイスダンスとペアのどちらに近いですか?)
ペアです。ジャンプができますから。アイスダンスは、脚が長く背も高い美しい体型である必要がありますが、私はその基準ではまったく成功していませんから(笑)。
(卑下しないでください!)
まあ、やはりアイスダンスにしては私は背が高くありません。私の身長はまさにペアにちょうど良いでしょう。ですので、やはりおそらくペアです。
(誰が理想のパートナーになれそうですか?トランコフとか。)
まあ、トランコフかもしれません。トランコフとはショーでちょっとした簡単なリフトをしたりもしました。トランコフはパートナーとしては素晴らしいと思います。
(マックス(トランコフ)との解説のデュエットは?)
彼のことはとてても好きです。マックスとは良い関係で、全面的にとても面白い同僚ですから、彼といるのはとても楽ですし、解説者として彼と一緒に中継したのは楽しかったです。
(続く)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影
(3)コメンテーターと引退 ← この記事
(4)理想の男性と理想の休暇
※記者の質問については抄訳
5/18発売 フィギュアスケートマガジン2019-2020 Vol.7 シーズンハイライト (B.B.MOOK1492)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
https://rsport.ria.ru/20200507/1571058960.htmlワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
(続き)
モーパッサン、ヴァイツェホフスカヤ、タラソワ、アルシャービン
(この隔離状況で何を読んでいますか?)
いまはモーパッサンの「女の一生」です。トルストイが好きだった長編小説の一つだと、少なくとも前書きに書かれていました。いまは大学生で、卒業論文に取り組んでいるので、本にはあまり時間はかけていませんでした。
(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤが女子フィギュアスケートについての本を出すことはご存知ですか?隔離状況が終わったらすぐに出るはずですが。)
ええ、広告を見ました。とても面白そうです。
(その本に期待することは。)
わかりませんが、とても波乱に富んだ本になるでしょうね(笑)。面白いはずだと思います。反響が良ければ買います。いずれにせよ、私の周りにいう誰かが読んで、読むべきかどうか教えてくれるでしょう。
(ご自身のラインの服をローンチする予定だったとお聞きしましたが。)
はい。
(いきなりなぜ?)
実際、シーズン全体を通して取り組んできたことなのです。ただ、何がやりたいのか、どうやりたいのかをはっきりとさせるのに時間がかかり、すべてがとてもゆっくりと進んだのです。なぜ決めたのかはわかりません、ただフィギュアスケート以外に、人生になにか別の関心が欲しかっただけです。
(良いコラボを考えつきました。サッカー選手で服のデザインをしている人を知っていますか?)
知りません、イタリア人ですか(笑)?
(いえいえ、あなたの隣人といってもいいくらいですよ。)
本当ですか?いえ、知りません。
(アンドレイ・セルゲヴィチ・アルシャービンです。)
えっ、凄いですね(笑)。
(「ゼニット」のアルシャービンとフィギュアスケートのトゥクタムィシェワが、サッカーとフィギュアスケートのカジュアル・コレクションで協力なんて、最強のコラボですね。)
本当に凄いアイディアですね(笑)。
(プレゼントします。)
ありがとうございます。でも、いまのところはまず自分のラインをローンチして、それはその後ですね。
(どんな服になるのでしょうか。)
スポーツ用やトレーニング用ではないですが、毎日の生活にとって快適な服です。カジュアルスタイルの、フーディやスウェット、パンツといった服です。いまとても多く見られるものです。将来は、大会やフィギュアスケートを見るときに着られるような、フィギュアスケートのファン向けのブランドを作りたいです。サッカー・ファンがTシャツやスカーフを巻いて応援しているような感じで、フィギュアスケートにも似たようなものを作りたいと。そういったものはまだないと思いますから。
(確か、ジェーニャ・メドヴェデワがそんなことしていませんでしたか?勘違いですかね。)
ええ、ジェーニャ・メドヴェデワも出していましたが、彼女が描かれたブラウスでした。つまり、彼女のファンのために作ったのだと思います。それもとても良いアイディアなので、私の最初のコレクションも私に関連したものにします。
(すでに経済的効果も計算したのでしょうか。)
だいたいは。でも、そんなに大きなお金のことではありませんし、お金だけのためにすべてをしているのではありませんから。
(そういった服ではコメンテーターの立場として快適になるでしょうね。)
ええ、もちろん。
(最初に解説をしてほしいと依頼があったとき、すぐに同意されたのでしょうか。)
すぐにです。ちょうど、すごく解説をしたいと思っていて、たぶん1ヶ月くらいは考えていたからです。まさに内側から希望が燃え始めていました。それから、第1チャンネルから電話があったので、私はただ、やった!と。そのオファーがとても嬉しかったのです。
(タラソワのスタイルはお好きですか?)
時には好きですし、時には…。つまり、フィギュアスケートをわかっている私としては、彼女のこと、彼女が何を言うのかを聞くのが面白いこともあります。しかし、時には度を越すことがあると思います。けれど原則として、誰の解説で見るのか選べるのなら、おそらくタチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)を選びます。関心のない選手のときの彼女が話すことは聞けますから(笑)。
(平昌の中継では、ザギトワとメドヴェデワについてのタラソワの感情的なコメントはどう映りましたか?)
オリンピックは解説なしで、ロシアじゃないチャンネルで見たので。
引退
(いずれにせよ、2年後には引退するとの理解で良いですか?それとも北京とは関係なく継続するのでしょうか。)
まあ、いずれにせよ、ではありませんが、待ちましょう。少なくともオリンピックまでは確実ですが、その後は、自分の身体がどうなるのかを見ます。身体が私にまだできる、できないことはない、時期も良く滑りなさい、と言ってくれれば、もちろん選手として残ります。引退後は、繰り返しになりますが、おそらくショー出演になりますし、それになにか新しいことを学ぶでしょう。
(何を学びたいですか?)
ただ学びたいのです(笑)。
(ええと、わかりませんが、インテリアデザインとか、外国語とか法務とか…。)
そうですね、インテリアデザインのコースに通いたかったのですが、この隔離状況がアイディアを壊してしまいました。でも、デザインには関心があります。自分の部屋のデザインをしたときは自分自身楽しかったですし、全部自分で買って、どう見えるはずか頭の中で想像していました。まだ最後までやりきれていないのですが、だいたいは好みの感じで、またそういったものを考えてみたいです。
(かなり扇情的な投稿がよくありますね。9ヶ月の件といい、わざとですか?)
まあ、わざとではありません、実際9ヶ月だったので、そのまま書きました。でも、隔離状況であまり退屈過ぎないようにちょっと火を付けることも好きですけれど。
(隔離状況だけではないでしょう。スピリドノフやカフェルニコフ、そしてアンナ・ポゴリラヤとのやり合いを覚えていますが。)
まあ、アーニャ(ポゴリラヤ)とはそんなものではなく、単なる質問とその回答で、対話さえもありませんでした。ただ私に対する彼女の正確ではない発言に答えただけで、それですべて終わりでした。だいたい私は試してみたのですが、あまりに多くのネガティブを呼び起こすように思えたので、節度を持ってみんなとちょっと遊ぶ方が好きですね(笑)。その後はまた静かになりました。
(つまり、SNSでは真剣さとか裏もない交流スタイルだけとういことでしょうか。)
いえ、SNSで投稿していることは、実際には私はこうなんですよということをすべて示しています。つまり、みなさんにちょっとだけ、リーザ・トゥクタムィシェワは単純なかわいいだけの女の子じゃなくて、逆に自分のすべての部分を見せたいと思っています。
(リーザ・トゥクタムィシェワはカップル競技に転向できますか?アイスダンスかペアに。)
できないことはありませんが、意味がありません。
(純粋に技術的な面で言ったら、アイスダンスとペアのどちらに近いですか?)
ペアです。ジャンプができますから。アイスダンスは、脚が長く背も高い美しい体型である必要がありますが、私はその基準ではまったく成功していませんから(笑)。
(卑下しないでください!)
まあ、やはりアイスダンスにしては私は背が高くありません。私の身長はまさにペアにちょうど良いでしょう。ですので、やはりおそらくペアです。
(誰が理想のパートナーになれそうですか?トランコフとか。)
まあ、トランコフかもしれません。トランコフとはショーでちょっとした簡単なリフトをしたりもしました。トランコフはパートナーとしては素晴らしいと思います。
(マックス(トランコフ)との解説のデュエットは?)
彼のことはとてても好きです。マックスとは良い関係で、全面的にとても面白い同僚ですから、彼といるのはとても楽ですし、解説者として彼と一緒に中継したのは楽しかったです。
(続く)
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