エリザヴェータ・トゥクタムィシェワのロングインタビューがR-Sportに掲載されていたので、4回か5回に分けて紹介します。最終巻の第4回は、理想の男性や理想の休暇、コーチとの関係、一番好きな映画などについて話しています。
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影
(3)コメンテーターと引退
(4)理想の男性と理想の休暇 ← この記事
5/29発売 フィギュアスケートLife Vol.21 (扶桑社ムック)
ワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
※記者の質問については抄訳
(続き)
(母となるとしたらどんな母になると思いますか?)
公平な母です。
(甘やかしますか?)
もちろん。でも、それでも公平でいます。
(おそらく将来のことを考えたことはあるでしょう。女の子、男の子、双子が欲しいと思ったことは。)
まったく違いはありません。私はただ母として自分を見たとしても、誰の母かはわかりません(笑)。重要ではありません。
(リーザ・トゥクタムィシェワの理解において、理想の男性はどんなものでしょうか。)
(笑)わかりません、そういった経験は少ないですから、自分にとっての理想の男性が誰かはわかりません。
(経験は少ないとおっしゃられましたが、別れについてはもう2ヶ月ほど議論されています。)
そうですか?そうだとは知りませんでした(笑)。
(こんな嫉妬深いフィアンセが解放されましたね。)
まあ、どうなんでしょうか。
(まあ、リーザとお知り合いになりたいという人に向けて。好意を勝ち取るには何がなければなりませんか?)
ユーモア、オープンさ、そして音楽や本を好きであることです。つまり、おそらく…繊細な心を持ちつつ同時にぐうたらな人じゃないとですね(笑)。
(その中でアンドレイ(ラズキン)になかったものは。)
アンドレイはすべて持ってました。いまでも彼とは良い関係で、友人のままです。ただ、関係が長くなると、お互いが必ずしも合わなくなり、それで終わりということもあるとご理解いただけるでしょう。
(5年一緒だったんですね。)
だいたい5年ですね。
(その時間の間に、数回結婚して離婚して新しい相手を見つけるのに間に合う人もいますが、安定していましたね。)
安定性はありました。練習や合宿で常に一緒ですから。ペアで滑っていると、デートを始めるとういことと同じだと思います。それは普通のことで、人への愛着でもあります。けれど、私たちが今後は別々に歩まなければならないと、いまわかったことは良いことです。
(結果、隔離状況において一人になったことをいまは後悔していませんか?)
いえ、この隔離状況は、いくつかのことについて私の目を開かせてくれました(笑)。
(来年ペテルブルクは、UEFA欧州選手権開催12都市の一つとなります。サッカーは見に行きたいですか?)
ええ、もちろん。スタジアムが満席で、美しい試合が行われるのが大好きですが、残念ながら、夏に開催されるなら、見に行けるかどうか、その時期にペテルブルクにいるかどうかわかりません。普段、夏はずっと予定が決まっていて、これまでワールドカップも一試合も見られなかったのです。ペテルブルクにいなかったので。でも、すごく見に行きたいです、もちろん。
(ミーシンがまたイタリアに連れて行くのでしょうか。)
わかりません。イタリアかもしれませんし、別のところかもしれません。場所は見つかるでしょう。
(ミーシンはあなたに対してどんな感じなのですか?彼のところに行って、肩に顔をうずめて泣くと、彼が頭を撫でて、「リーザ、何があった?」という感じですか?)
いえ、やはりコーチと選手という従属関係がありますし、お互いに対する信頼と尊敬の関係がありますから。でも、泣くというのはありません。人生においてそんなことを自分に許したことはありませんし、誰のところにも行きません。
(絶対に泣かないとは言いたくはないのですね。)
もちろん泣くこともありますが、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)の同情を得るために泣くことは確実にありません。
(では誰の同情なら。)
自分の同情です。
(それだけですか?この状況で何をして良いのか、どうあるべきなのか、誰とも共有せずに、誰にも言わないのですか?)
そういったことが起こるのは稀です。
(なぜでしょう?そんな親友や親しい人たちがいないのか、それともその必要がないのでしょうか。)
必要ありません。自分自身だけが、自分の問題をどう解決すべきか知っているのです。友人に相談して話すよりも、一人で泣いて、自分自身と一緒にいる方が良い答えが見つかるでしょう。一人で泣くことからさらにひどくなることは確実にありません。
(金銭的にはどのくらい余裕を感じていますか?)
少なくとも将来的には、望んでいるほどの余裕はありません。でも大きく言えば、いまこの時点については十分に余裕があります。将来の人生、つまり家族や子供のことを考えると、もっと欲しいですね、もちろん(笑)。
(もしかすると、旦那さんの運が良くてかなり稼いでくれるかもしれません。)
運は良いかもしれませんし、そうでないかもしれません。自分の力だけを当てにする方が良いです。
(リーザ・トゥクタムィシェワにとっての理想の家は、マンションでしょうか、それとも郊外の一軒家でしょうか。)
郊外の一軒家で、丸太小屋のようなスタイルで…。
(ロシア式ですか、フィンランド式ですか?)
フィンランド式の方が近いです。つまり、居心地が良く家庭的になるように絶対に暖炉があって、隣には湖があって、泳げるみたいな。これたぶん理想の一つです。それか、イタリアかスペインの小さなおうちか(笑)。
(猫か犬は。)
犬です。100%。
(どんな犬ですか?)
ゴールデンレトリバー。
(犬は良いですね、その夢が現実のものとなるよう祈ります。)
そうですね、大好きです。
(明日隔離状況が終わって、国境が開かれたとしたら、リーザはアエロフロートのサイトでどこへのチケットを買いますか?)
バリですね(笑)。休暇に。
(泳いで、サーフィンして、シーフードを食べて何も考えないと。)
そうです!とはいえ、今年は休暇に行くことはもちろんできそうにありませんが、もし夢見て良いのであれば、せめて1週間はバリに行きたいです。いつもの世界から遠ざかって、脳と身体を競技から解放してただただ休むのです。
(理想の休暇はどんなものでしょうか。ビーチでただ何もしないことですか?)
いえ、理想の休暇は、もちろん素晴らしいビーチで、水は温かい熱帯で、ずっと島を探索できるところです。誰も行ったことのない場所でどこかに入っていって何かを探したり研究したり。それが本当に楽しいのです。
(まさにディカプリオの「ビーチ」の一部ですね。)
そうかもしれません(笑)。でも、タイに何度か行ったことがあるのですが、私にとってはプーケットがパワースポットだと思います。
(最高の音楽は。)
昔の古典的ロック。レッド・ツェッペリンの「天国への階段」
(最高の俳優は。)
ジェームズ・マカヴォイ。
(女優は。)
メリル・ストリープ。
(今晩見直しても良い最高の映画は。)
食べて、祈って、恋をして。
(これまでで一番印象に残っているコンサートは。)
スコーピオンズ。とても良かったです。
(最高の本と作家は。)
レマルクの「3人の戦友」。
(最高の劇場は。)
マリインスキー劇場。
(マリインスキー劇場で好きな演目は。)
バレエ「カルメン」。
(誰の主演か覚えていますか?)
ディアナ・ヴィシニョーワ。
(彼女はサッカーUEFA選手権の大使になりました。あなたにオファーがあれば同意されますか?)
もちろん、用意はできています!
(終わり)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影
(3)コメンテーターと引退
(4)理想の男性と理想の休暇 ← この記事
5/29発売 フィギュアスケートLife Vol.21 (扶桑社ムック)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
https://rsport.ria.ru/20200507/1571058960.htmlワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
※記者の質問については抄訳
(続き)
理想の男性と母性
(母となるとしたらどんな母になると思いますか?)
公平な母です。
(甘やかしますか?)
もちろん。でも、それでも公平でいます。
(おそらく将来のことを考えたことはあるでしょう。女の子、男の子、双子が欲しいと思ったことは。)
まったく違いはありません。私はただ母として自分を見たとしても、誰の母かはわかりません(笑)。重要ではありません。
(リーザ・トゥクタムィシェワの理解において、理想の男性はどんなものでしょうか。)
(笑)わかりません、そういった経験は少ないですから、自分にとっての理想の男性が誰かはわかりません。
(経験は少ないとおっしゃられましたが、別れについてはもう2ヶ月ほど議論されています。)
そうですか?そうだとは知りませんでした(笑)。
(こんな嫉妬深いフィアンセが解放されましたね。)
まあ、どうなんでしょうか。
(まあ、リーザとお知り合いになりたいという人に向けて。好意を勝ち取るには何がなければなりませんか?)
ユーモア、オープンさ、そして音楽や本を好きであることです。つまり、おそらく…繊細な心を持ちつつ同時にぐうたらな人じゃないとですね(笑)。
(その中でアンドレイ(ラズキン)になかったものは。)
アンドレイはすべて持ってました。いまでも彼とは良い関係で、友人のままです。ただ、関係が長くなると、お互いが必ずしも合わなくなり、それで終わりということもあるとご理解いただけるでしょう。
(5年一緒だったんですね。)
だいたい5年ですね。
(その時間の間に、数回結婚して離婚して新しい相手を見つけるのに間に合う人もいますが、安定していましたね。)
安定性はありました。練習や合宿で常に一緒ですから。ペアで滑っていると、デートを始めるとういことと同じだと思います。それは普通のことで、人への愛着でもあります。けれど、私たちが今後は別々に歩まなければならないと、いまわかったことは良いことです。
(結果、隔離状況において一人になったことをいまは後悔していませんか?)
いえ、この隔離状況は、いくつかのことについて私の目を開かせてくれました(笑)。
サッカー、涙、家
(来年ペテルブルクは、UEFA欧州選手権開催12都市の一つとなります。サッカーは見に行きたいですか?)
ええ、もちろん。スタジアムが満席で、美しい試合が行われるのが大好きですが、残念ながら、夏に開催されるなら、見に行けるかどうか、その時期にペテルブルクにいるかどうかわかりません。普段、夏はずっと予定が決まっていて、これまでワールドカップも一試合も見られなかったのです。ペテルブルクにいなかったので。でも、すごく見に行きたいです、もちろん。
(ミーシンがまたイタリアに連れて行くのでしょうか。)
わかりません。イタリアかもしれませんし、別のところかもしれません。場所は見つかるでしょう。
(ミーシンはあなたに対してどんな感じなのですか?彼のところに行って、肩に顔をうずめて泣くと、彼が頭を撫でて、「リーザ、何があった?」という感じですか?)
いえ、やはりコーチと選手という従属関係がありますし、お互いに対する信頼と尊敬の関係がありますから。でも、泣くというのはありません。人生においてそんなことを自分に許したことはありませんし、誰のところにも行きません。
(絶対に泣かないとは言いたくはないのですね。)
もちろん泣くこともありますが、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)の同情を得るために泣くことは確実にありません。
(では誰の同情なら。)
自分の同情です。
(それだけですか?この状況で何をして良いのか、どうあるべきなのか、誰とも共有せずに、誰にも言わないのですか?)
そういったことが起こるのは稀です。
(なぜでしょう?そんな親友や親しい人たちがいないのか、それともその必要がないのでしょうか。)
必要ありません。自分自身だけが、自分の問題をどう解決すべきか知っているのです。友人に相談して話すよりも、一人で泣いて、自分自身と一緒にいる方が良い答えが見つかるでしょう。一人で泣くことからさらにひどくなることは確実にありません。
(金銭的にはどのくらい余裕を感じていますか?)
少なくとも将来的には、望んでいるほどの余裕はありません。でも大きく言えば、いまこの時点については十分に余裕があります。将来の人生、つまり家族や子供のことを考えると、もっと欲しいですね、もちろん(笑)。
(もしかすると、旦那さんの運が良くてかなり稼いでくれるかもしれません。)
運は良いかもしれませんし、そうでないかもしれません。自分の力だけを当てにする方が良いです。
(リーザ・トゥクタムィシェワにとっての理想の家は、マンションでしょうか、それとも郊外の一軒家でしょうか。)
郊外の一軒家で、丸太小屋のようなスタイルで…。
(ロシア式ですか、フィンランド式ですか?)
フィンランド式の方が近いです。つまり、居心地が良く家庭的になるように絶対に暖炉があって、隣には湖があって、泳げるみたいな。これたぶん理想の一つです。それか、イタリアかスペインの小さなおうちか(笑)。
(猫か犬は。)
犬です。100%。
(どんな犬ですか?)
ゴールデンレトリバー。
(犬は良いですね、その夢が現実のものとなるよう祈ります。)
そうですね、大好きです。
(明日隔離状況が終わって、国境が開かれたとしたら、リーザはアエロフロートのサイトでどこへのチケットを買いますか?)
バリですね(笑)。休暇に。
(泳いで、サーフィンして、シーフードを食べて何も考えないと。)
そうです!とはいえ、今年は休暇に行くことはもちろんできそうにありませんが、もし夢見て良いのであれば、せめて1週間はバリに行きたいです。いつもの世界から遠ざかって、脳と身体を競技から解放してただただ休むのです。
(理想の休暇はどんなものでしょうか。ビーチでただ何もしないことですか?)
いえ、理想の休暇は、もちろん素晴らしいビーチで、水は温かい熱帯で、ずっと島を探索できるところです。誰も行ったことのない場所でどこかに入っていって何かを探したり研究したり。それが本当に楽しいのです。
(まさにディカプリオの「ビーチ」の一部ですね。)
そうかもしれません(笑)。でも、タイに何度か行ったことがあるのですが、私にとってはプーケットがパワースポットだと思います。
一問一答
(最高の音楽は。)
昔の古典的ロック。レッド・ツェッペリンの「天国への階段」
(最高の俳優は。)
ジェームズ・マカヴォイ。
(女優は。)
メリル・ストリープ。
(今晩見直しても良い最高の映画は。)
食べて、祈って、恋をして。
(これまでで一番印象に残っているコンサートは。)
スコーピオンズ。とても良かったです。
(最高の本と作家は。)
レマルクの「3人の戦友」。
(最高の劇場は。)
マリインスキー劇場。
(マリインスキー劇場で好きな演目は。)
バレエ「カルメン」。
(誰の主演か覚えていますか?)
ディアナ・ヴィシニョーワ。
(彼女はサッカーUEFA選手権の大使になりました。あなたにオファーがあれば同意されますか?)
もちろん、用意はできています!
(終わり)
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