エリザヴェータ・トゥクタムィシェワのロングインタビューがR-Sportに掲載されていたので、4回か5回に分けて紹介します。第2回の今回は、トゥトベリゼ・コーチの下の女子選手たちとの競争、国籍変更についての考え方、露出の多い写真について話しています。
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影 ← この記事
(3)コメンテーターと引退
(4)理想の男性と理想の休暇
※記者の質問については抄訳
5/29発売 フィギュアスケートLife Vol.21 (扶桑社ムック)
ワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
(続き)
(なぜ女帝なのですか?)
13歳のころに真紅の女帝と呼ばれました。以前、赤いドレスで滑っていたからです。Vkontakte(ロシアのSNS)でもグループが作られました。その後にも、全身白で王冠をかぶったイメージのフォトセッションがありました。そんなふうにできたのです。ただ、「真紅の」はなくなりましたが。
(赤への愛は残ったように見ています。)
ええ、赤は私の色です。
(つまり、炎の力と、狡猾な女バンパイアといったところでしょうか。)
(笑)そう、でも同時に愚かで面白いのですね。
(大切なのは、面白いということですね。ユーモアのセンスがあれば問題ないですし、他のものがあればより一層そうでしょう。)
そのとおりです。私たちが自分のことを笑わなければ、人生が私たちのことを笑うことになるでしょう。
(映画に出たいとおっしゃっていましたが、どんなジャンル、どんな役、どんな性格が合っていると思いますか?)
私なら…(考え込む)
(ボンドガール?)
わかりません。ドラマの「フレンズ」が好きでよく見ているのですが、将来されてそういった機会があったなら、この3人の女性の誰になりたいのか想像していました。フィービーは、その輝かしくオープンな性格が大好きです。彼女は世界にオープンであり、そこがとても好きです。レイチェルは、流行をわかっていてとても面白いところが好きです。モニカも、コントロールしているところが好きです。結局誰になりたいのかわかりませんでした。私は世界に向けてオープンですし、コントロールも好きですし、同時に自分を笑うのもとても好きです。でも、頭は悪いですけどね(笑)。
(あなたが挙げたものから言えば、コメディのヒロインのイメージができつつあります。)
まあ、コメディですね。つまり、ボンドガールではなくて、それよりも…。ブルース・ウィリスとジョン・マルコヴィッチの「RED」はご覧になりました?
(ええ、もちろん。)
そう、そのウィリスの恋人のイメージです。
(ちょっと変な。)
ええ、それが私に似ていて、映画の中の私の役だと思います(笑)。
(リーザ・トゥクタムィシェワの特徴はどこにあるのでしょうか。スタジアムや会話の中、共通の知人が話していることから見て取ったのは、よく笑うお人好しというものです。)
まあ、そうそう、そんな感じです。でも、同時に破滅的にもなれます(笑)。めったにありませんが。
(それはもちろん、赤いメイクアップも、赤いパンツスーツも…)
そうですが、それはどちらかと言うと笑える変なリーザ・トゥクチクです。
(トゥトベリゼの若い子たちとの競争の用意はできていますか?)
そう思います。来シーズンのプログラムはうまく当たったので、全身全霊を込めて演技をしたいという大きな望みがあります。このプログラムは本当にとても気に入っているので。
(4回転を跳ぶ女子と争って勝つには何が必要ですか?)
何か違うものを見せる必要があります。どの選手にも、強い側面があります。どう勝つかですか?少なくとも、昨シーズンの滑りを見て判断すると、勝つのはとても難しく、ほぼ不可能でしょう。フリーで4回転を3回とか5回跳ばれたら、競うのは本当に難しいです。すべてのエレメンツ、スピンもステップもウルトラCも、最高評価でまさに+5の評価でなければなりません。しかし、いま表彰台の一番上に立つためには、本当に天才である必要があると思います。
(しかし、また観客の視点で考えればですが、切り札の一つはまさに年齢になりうるのではないでしょうか。トゥクタムィシェワがリンクに入れば、やはり本物の女子シングルスケーティングですから。)
ええ、そうかもしれませんが、いずれにせよ、女性的か女性的でないかにかかわらず、いまはまさにエレメンツの質の高い遂行と難しいエレメンツが評価されています。ですので、女性的なものと、エレメンツ、スピン、ジャンプの質の高い遂行があれば、競えるかもしれません。女性的なものだけでは、残念ながらメダルには届きません(笑)。
(では、4回転も加える必要があるということになりますね。)
そうなりますね、はい。
(どんな4回転に?)
トウループです。4回転を跳ぶなら、確実にトウループだと思います。私にとって一番簡単に学べましたし、すでに跳んでいたからです。
(つまり、勝つために難度を上げる用意があるということですか。)
今シーズン末にはその用意がありましたが、隔離状況のせいで普通に練習したり滑ったりができないので、来シーズンがどうなるかわかりません。もしかすると、もともとあった構成、難度で十分かもしれません。2つのプログラム全体で3回アクセルを跳んでクリーンに滑り、安定して良い滑りをすれば、もう悪くない成績になるのではないかと思います。こんなに長く間があいてしまうと、またゼロから4回転を習得するのは簡単なことではありません。
(一方で、ライバルたちも同じ状況ですし、しかも彼女たちには大きなマイナス点があります。1歳年をとりますが、その年代は言うまでもなくいずれにせよ演技に影響を及ぼします。)
そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。みんな違う体質ですので、もっと楽にこの状況を耐える人もいるかもしれません。けれど、この先どうなるのか占うのは好きではありません。ライバルの身体がどうなるか考えるのではなく、ただ自分の身体から最大限を引き出そうと頑張るだけです。
(新シーズン、グランプリシリーズはどの大会に出たいですか?)
日本が大好きで、そこで演技をするのはいつも気持ちが良いことなので、常にまさに日本に当たらないかととても期待しています。昨年はラスベガスが凄くて、とても気に入りました。来シーズンのグランプリが具体的にどの都市なのかはしりません。まだ情報はありませんが、日本で演技をしたいとは思いますが、そこは自然体で。
(ラスベガスではカジノに行きましたか?)
ホテルに滞在していたのですが、下にカジノがありました。ラスベガスの古くからのホテルです。でも行きませんでした。というのも、21歳からしか行けないのですが、チームでは21歳以上なのは私だけでした(笑)。ですので、ただ散歩して街の景観を楽しんだだけです。
(まあ、こっそりと「賭けに行く」ことも…しかも滞在したホテルにカジノがあるなら…。)
私はそんなカジノ中毒じゃありません!通りがかっても、なぜこれに無駄にお金を使うのかわかりませんでした。
(何にお金を使ったほうが良いですか?)
自分のために何かを買うことだと思います。この先も若くいられるよう、もう皮膚を守るために、顔や身体、髪の毛のケアのためのものとか(笑)。そのためには節約する必要はありません。いまはもう、子供の頃のようにがらくたみたいなものを100個買うよりも、いまは使わずに後で質の高いものを一つ買うほうが良いという歳になりました(笑)。後になって一つも残らないようなものでなく。いまはもう、すべてをより意識的にしています。
(クローゼットを整理していたら開封されていないものを見つけたという選手の話をきいたことがあります。買ったけれど買ったことも忘れたと。そういった事はありませんか?)
なんどかありました。というよりは、買って、覚えていたけれど、人生でそれ以来一度も着なかったのでタグが付いたままになっていた、ということはありました。いったいなぜ買ったのかがわからなかったのです。私にも、私のワードローブにも全然似合わなかったので、結局友人にあげました。
(ロシアは競争がとても難しいとわかったら、国籍を帰る用意はありますか?)
ないと思います。いずれにせよとても長い時間がかかりますし…。まったくの決定的な一歩になりますから。つまり、15歳とか、せめて18歳だったら違っていたかもしれませんが、私の年齢では、もし、もう今後戦う力、滑る力がなくなったら、もう何か自分のことを始めたり、ちょっとずつ別の分野に入っていったり、それかただショーで滑ったりする方が簡単です。
(そう、別の分野やショーという話ですが、自分のショーが良いのか、それともアヴェルブフやルトコフスカヤ、ナフカのショーに出る用意はありますか?)
おそらく、あり得る限りすべてのショーに最初は参加したいですし、もちろんオファーがあったら断りません。私のキャリアの終わりにそういうものがあれば良いなと思います。その後、すべてがどうやって回っているのかが理解できれば、自分のショーを作るということも、そう、ありえますが、可能性はとても小さいでしょう。なぜなら、そのためには本当にそれに取り組んで、人脈を広げて、それで生きていく必要があるからです。もうそれは大きく真剣な仕事でしょう。わかりません。どちらもありえます(笑)。
(見たショーの中で、どれが一番強い印象を残しましたか?)
実際あまりたくさんのストーリー・ショーは見たことがありません。自分が出るショーの方をよく見ています。ただ、最近見たナフカのショーは強い印象がありました。あと、アヴェルブフのショー「カルメン」もとても良かったです。
(あなたがショーで演じるもののリストには、「スチュワーデス」のナンバーは入っていますか?)
そのナンバーは昨年のショーで演じました…いえ、一昨年になりますね…いえ、昨年です。2019年、そうですね。この隔離状況でいまが何年なのかをもう忘れてしまいました(笑)。
(2020年です。今日は5月5日です。)
ああ、素晴らしい、ありがとうございます(笑)。そのプロは1ツアーだけで演技したもので、2回めはありませんでした。いずれにせよイメージやプログラムを変えるのが通例なので。もし、3月9日のような自分のショーをやるなら、もちろんこのナンバーはあります。多くの人の記憶に残っていますし、このコスチュームを永遠に棚にしまっておきたくないからです。でも、もしスタートして招待されたなら、みなさんを何か新しいもので驚かせるひつようがあります。
(間違えていなければ、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)がこんなに露出の多いナンバーの発案者でしたよね。)
はい。私が曲とアイディアを提案して、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)が、ナンバーをより派手にするアイディアを提案してくれました。
(ブラウスを脱ぐことに関連して、あのプレイボーイや他のところで露出の多い写真の提案はなかったのでしょうか。)
いいえ、ありませんでした(笑)。MAXIM誌が何度か書いたくらいで、それですべて終わりです。
(プロによる撮影のことです。つまり、エリザヴェータ・トゥクタムィシェワはオファーに対していまオープンであり、もし真剣な高級雑誌が真剣なフォトセッションを開く用意があるのなら、ウェルカムだと言っても良いのでしょうか?)
同意するでしょうね。
(禁止されていないのでしょうか。)
私にとって美しいものですから。インスタグラムをフォローしているMAXIM誌で見るものは、私にとって美しいものです。美しい身体、美しい女性が写っています。
(私にとって重要なのは、最後までは行かないことです。)
ええ、美しくはしたいですが、最後までは行きません。例えば、美しい下着を着てとか。絶対に裸になって雑誌の表紙を飾る必要があるなんてことは話していないでしょう。
(インスタグラムにあったあの背中の写真からリメイクしてもいいですね。)
(笑)それは私にとってはもうやりすぎです。
(振り返らないで仕事をすると。)
そうです(笑)。
(続く)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
(1)新プログラムとオリンピック挑戦
(2)トゥトベリゼ・グループとの競争、国籍変更とヌード撮影 ← この記事
(3)コメンテーターと引退
(4)理想の男性と理想の休暇
※記者の質問については抄訳
5/29発売 フィギュアスケートLife Vol.21 (扶桑社ムック)
エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ:オリンピックへの3度めの挑戦は、ある!
https://rsport.ria.ru/20200507/1571058960.htmlワシーリー・コノフ / R-Sport / 2020/5/7
(続き)
女帝、ボンドガールとフレンズ
(なぜ女帝なのですか?)
13歳のころに真紅の女帝と呼ばれました。以前、赤いドレスで滑っていたからです。Vkontakte(ロシアのSNS)でもグループが作られました。その後にも、全身白で王冠をかぶったイメージのフォトセッションがありました。そんなふうにできたのです。ただ、「真紅の」はなくなりましたが。
(赤への愛は残ったように見ています。)
ええ、赤は私の色です。
(つまり、炎の力と、狡猾な女バンパイアといったところでしょうか。)
(笑)そう、でも同時に愚かで面白いのですね。
(大切なのは、面白いということですね。ユーモアのセンスがあれば問題ないですし、他のものがあればより一層そうでしょう。)
そのとおりです。私たちが自分のことを笑わなければ、人生が私たちのことを笑うことになるでしょう。
(映画に出たいとおっしゃっていましたが、どんなジャンル、どんな役、どんな性格が合っていると思いますか?)
私なら…(考え込む)
(ボンドガール?)
わかりません。ドラマの「フレンズ」が好きでよく見ているのですが、将来されてそういった機会があったなら、この3人の女性の誰になりたいのか想像していました。フィービーは、その輝かしくオープンな性格が大好きです。彼女は世界にオープンであり、そこがとても好きです。レイチェルは、流行をわかっていてとても面白いところが好きです。モニカも、コントロールしているところが好きです。結局誰になりたいのかわかりませんでした。私は世界に向けてオープンですし、コントロールも好きですし、同時に自分を笑うのもとても好きです。でも、頭は悪いですけどね(笑)。
(あなたが挙げたものから言えば、コメディのヒロインのイメージができつつあります。)
まあ、コメディですね。つまり、ボンドガールではなくて、それよりも…。ブルース・ウィリスとジョン・マルコヴィッチの「RED」はご覧になりました?
(ええ、もちろん。)
そう、そのウィリスの恋人のイメージです。
(ちょっと変な。)
ええ、それが私に似ていて、映画の中の私の役だと思います(笑)。
(リーザ・トゥクタムィシェワの特徴はどこにあるのでしょうか。スタジアムや会話の中、共通の知人が話していることから見て取ったのは、よく笑うお人好しというものです。)
まあ、そうそう、そんな感じです。でも、同時に破滅的にもなれます(笑)。めったにありませんが。
(それはもちろん、赤いメイクアップも、赤いパンツスーツも…)
そうですが、それはどちらかと言うと笑える変なリーザ・トゥクチクです。
トゥトベリゼ・グループとの競争
(トゥトベリゼの若い子たちとの競争の用意はできていますか?)
そう思います。来シーズンのプログラムはうまく当たったので、全身全霊を込めて演技をしたいという大きな望みがあります。このプログラムは本当にとても気に入っているので。
(4回転を跳ぶ女子と争って勝つには何が必要ですか?)
何か違うものを見せる必要があります。どの選手にも、強い側面があります。どう勝つかですか?少なくとも、昨シーズンの滑りを見て判断すると、勝つのはとても難しく、ほぼ不可能でしょう。フリーで4回転を3回とか5回跳ばれたら、競うのは本当に難しいです。すべてのエレメンツ、スピンもステップもウルトラCも、最高評価でまさに+5の評価でなければなりません。しかし、いま表彰台の一番上に立つためには、本当に天才である必要があると思います。
(しかし、また観客の視点で考えればですが、切り札の一つはまさに年齢になりうるのではないでしょうか。トゥクタムィシェワがリンクに入れば、やはり本物の女子シングルスケーティングですから。)
ええ、そうかもしれませんが、いずれにせよ、女性的か女性的でないかにかかわらず、いまはまさにエレメンツの質の高い遂行と難しいエレメンツが評価されています。ですので、女性的なものと、エレメンツ、スピン、ジャンプの質の高い遂行があれば、競えるかもしれません。女性的なものだけでは、残念ながらメダルには届きません(笑)。
(では、4回転も加える必要があるということになりますね。)
そうなりますね、はい。
(どんな4回転に?)
トウループです。4回転を跳ぶなら、確実にトウループだと思います。私にとって一番簡単に学べましたし、すでに跳んでいたからです。
(つまり、勝つために難度を上げる用意があるということですか。)
今シーズン末にはその用意がありましたが、隔離状況のせいで普通に練習したり滑ったりができないので、来シーズンがどうなるかわかりません。もしかすると、もともとあった構成、難度で十分かもしれません。2つのプログラム全体で3回アクセルを跳んでクリーンに滑り、安定して良い滑りをすれば、もう悪くない成績になるのではないかと思います。こんなに長く間があいてしまうと、またゼロから4回転を習得するのは簡単なことではありません。
(一方で、ライバルたちも同じ状況ですし、しかも彼女たちには大きなマイナス点があります。1歳年をとりますが、その年代は言うまでもなくいずれにせよ演技に影響を及ぼします。)
そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。みんな違う体質ですので、もっと楽にこの状況を耐える人もいるかもしれません。けれど、この先どうなるのか占うのは好きではありません。ライバルの身体がどうなるか考えるのではなく、ただ自分の身体から最大限を引き出そうと頑張るだけです。
(新シーズン、グランプリシリーズはどの大会に出たいですか?)
日本が大好きで、そこで演技をするのはいつも気持ちが良いことなので、常にまさに日本に当たらないかととても期待しています。昨年はラスベガスが凄くて、とても気に入りました。来シーズンのグランプリが具体的にどの都市なのかはしりません。まだ情報はありませんが、日本で演技をしたいとは思いますが、そこは自然体で。
(ラスベガスではカジノに行きましたか?)
ホテルに滞在していたのですが、下にカジノがありました。ラスベガスの古くからのホテルです。でも行きませんでした。というのも、21歳からしか行けないのですが、チームでは21歳以上なのは私だけでした(笑)。ですので、ただ散歩して街の景観を楽しんだだけです。
(まあ、こっそりと「賭けに行く」ことも…しかも滞在したホテルにカジノがあるなら…。)
私はそんなカジノ中毒じゃありません!通りがかっても、なぜこれに無駄にお金を使うのかわかりませんでした。
(何にお金を使ったほうが良いですか?)
自分のために何かを買うことだと思います。この先も若くいられるよう、もう皮膚を守るために、顔や身体、髪の毛のケアのためのものとか(笑)。そのためには節約する必要はありません。いまはもう、子供の頃のようにがらくたみたいなものを100個買うよりも、いまは使わずに後で質の高いものを一つ買うほうが良いという歳になりました(笑)。後になって一つも残らないようなものでなく。いまはもう、すべてをより意識的にしています。
(クローゼットを整理していたら開封されていないものを見つけたという選手の話をきいたことがあります。買ったけれど買ったことも忘れたと。そういった事はありませんか?)
なんどかありました。というよりは、買って、覚えていたけれど、人生でそれ以来一度も着なかったのでタグが付いたままになっていた、ということはありました。いったいなぜ買ったのかがわからなかったのです。私にも、私のワードローブにも全然似合わなかったので、結局友人にあげました。
国籍変更、引退後のショー、そして露出の多い写真撮影
(ロシアは競争がとても難しいとわかったら、国籍を帰る用意はありますか?)
ないと思います。いずれにせよとても長い時間がかかりますし…。まったくの決定的な一歩になりますから。つまり、15歳とか、せめて18歳だったら違っていたかもしれませんが、私の年齢では、もし、もう今後戦う力、滑る力がなくなったら、もう何か自分のことを始めたり、ちょっとずつ別の分野に入っていったり、それかただショーで滑ったりする方が簡単です。
(そう、別の分野やショーという話ですが、自分のショーが良いのか、それともアヴェルブフやルトコフスカヤ、ナフカのショーに出る用意はありますか?)
おそらく、あり得る限りすべてのショーに最初は参加したいですし、もちろんオファーがあったら断りません。私のキャリアの終わりにそういうものがあれば良いなと思います。その後、すべてがどうやって回っているのかが理解できれば、自分のショーを作るということも、そう、ありえますが、可能性はとても小さいでしょう。なぜなら、そのためには本当にそれに取り組んで、人脈を広げて、それで生きていく必要があるからです。もうそれは大きく真剣な仕事でしょう。わかりません。どちらもありえます(笑)。
(見たショーの中で、どれが一番強い印象を残しましたか?)
実際あまりたくさんのストーリー・ショーは見たことがありません。自分が出るショーの方をよく見ています。ただ、最近見たナフカのショーは強い印象がありました。あと、アヴェルブフのショー「カルメン」もとても良かったです。
(あなたがショーで演じるもののリストには、「スチュワーデス」のナンバーは入っていますか?)
そのナンバーは昨年のショーで演じました…いえ、一昨年になりますね…いえ、昨年です。2019年、そうですね。この隔離状況でいまが何年なのかをもう忘れてしまいました(笑)。
(2020年です。今日は5月5日です。)
ああ、素晴らしい、ありがとうございます(笑)。そのプロは1ツアーだけで演技したもので、2回めはありませんでした。いずれにせよイメージやプログラムを変えるのが通例なので。もし、3月9日のような自分のショーをやるなら、もちろんこのナンバーはあります。多くの人の記憶に残っていますし、このコスチュームを永遠に棚にしまっておきたくないからです。でも、もしスタートして招待されたなら、みなさんを何か新しいもので驚かせるひつようがあります。
(間違えていなければ、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)がこんなに露出の多いナンバーの発案者でしたよね。)
はい。私が曲とアイディアを提案して、アレクセイ・ニコラエヴィチ(ミーシン)が、ナンバーをより派手にするアイディアを提案してくれました。
(ブラウスを脱ぐことに関連して、あのプレイボーイや他のところで露出の多い写真の提案はなかったのでしょうか。)
いいえ、ありませんでした(笑)。MAXIM誌が何度か書いたくらいで、それですべて終わりです。
(プロによる撮影のことです。つまり、エリザヴェータ・トゥクタムィシェワはオファーに対していまオープンであり、もし真剣な高級雑誌が真剣なフォトセッションを開く用意があるのなら、ウェルカムだと言っても良いのでしょうか?)
同意するでしょうね。
(禁止されていないのでしょうか。)
私にとって美しいものですから。インスタグラムをフォローしているMAXIM誌で見るものは、私にとって美しいものです。美しい身体、美しい女性が写っています。
(私にとって重要なのは、最後までは行かないことです。)
ええ、美しくはしたいですが、最後までは行きません。例えば、美しい下着を着てとか。絶対に裸になって雑誌の表紙を飾る必要があるなんてことは話していないでしょう。
(インスタグラムにあったあの背中の写真からリメイクしてもいいですね。)
(笑)それは私にとってはもうやりすぎです。
(振り返らないで仕事をすると。)
そうです(笑)。
(続く)
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