ロシア・スケート連盟会長のアレクサンドル・ゴルシコフがロシア代表チームHPへのインタビューで、ソチ・オリンピック代表の選考方法について話しました。
選考の対象となる大会の中で重要なのは、
12/5-8 グランプリファイナル
12/22-27 ロシア選手権
1/13-19 欧州選手権
の3つ。
ロシア選手権で欧州選手権の代表(各種目3枠)が決まり、欧州選手権で原則としてオリンピック代表が決まるということになります。
具体的には、オリンピックで3枠あるペアとアイスダンスについては、
・欧州選手権のトップ2
・スケート連盟推薦枠1
で代表が決まります。
代表枠2の女子シングルは、
・欧州選手権のトップ1
・スケート連盟推薦枠1
で決まります。
問題はオリンピック代表枠1の男子シングルですが、これについてはスケート連盟で特別専門家グループを作って検討するとのこと。
昨年も男子のワールド代表選考で揉めてましたので、今年もファンとしては頭が痛いところです。男子シングルは、プルシェンコ(現ロシア・チャンピオン)、メンショフ、ヴォロノフ、コフトゥンなど、4回転を跳べる有力選手が多くいるのにもかかわらず代表枠は1。
上記の大会全試合に出なくても良いということをゴルシコフ会長は言っているので、これは怪我から復帰するプルシェンコに少しプリファレンスがあるということだとは思います。実績が違いますからね。しかしどこをどう転んでも文句の出ない選考にはならなさそうです。
しかも、今回は国別対抗戦があり、ロシアは当然FSまで残るでしょうから、1枠しかない男子は国別対抗戦でSP、FSを滑り、その4日後くらいには男子シングルでSP、FSを滑らなくてはならないという厳しい日程になっています。このシステムなんとかしてほしい…。
女子も、レオノワ、ソトニコワ、トゥクタムィシェワ、リプニツカヤと表彰台を狙える選手が揃っていますが、枠は2つ。あー本当に枠が足りない。
ロシア・カップ第2戦は大会のテストのような性格を有している。アイスバーグ・アリーナのシステムを再度確認することと、ロシア代表チームのスケーターにもう一度この氷に慣れてもらう機会を与えることが重要だ。ここで多く滑れば滑るほど、オリンピックにおいてこの空間がより信頼感が有り、都合がよく身近に感じられるだろう。まさにここアイスバーグアリーナで12月末にロシア選手権が行われる。その大会が、欧州選手権出場メンバーの選考会となる。ブダペストでの欧州選手権では、ロシアは全ての種目で枠が3つある。オリンピックで3枠あるのはペアとアイスダンスだけで、女子シングルは2枠,男子シングルはたった1枠だ。欧州選手権が、第2の、そして最後のオリンピック・ロシア代表の選考会となる。
(つまり、オリンピック・チームはロシア選手権の結果で発表されるわけではないと?)
そうだ。代表チームは2つの選考会で決められる。1つ目はソチでのロシア選手権であり、それにより欧州選手権の代表が決定する。2つめが欧州選手権であり、その結果を持って我々は補欠も含めたオリンピック代表チームを決定する。欧州選手権ですべてが決まるわけではないが、多くのことが決まるだろう。また、ソチでのロシア選手権の2週間前に行われるグランプリファイナルも忘れてはいけない。そこになるべく多くのロシアの選手が選ばれることを期待している。
つまり、3つの最重要大会であるグランプリファイナル、ロシア選手権、欧州選手権がそれぞれ2週間ずつ間をおいて開かれることになる。さらにその2週間後にオリンピックの国別対抗戦が始まり、そこにロシア最強のフィギュアスケーターが出場することになる。我々が非常に期待しているスケーターはいる。しかし、もし彼らを全ての大会に出場させると、オリンピックまでに単純に潰れてしまうだろう。いくつかの大会に出場しない選手もいるだろう。
(欧州選手権とオリンピックへの出場枠で言うと、アイスダンスとペアはソチでのロシア選手権で選考が完了し、男女シングルはブダペストの欧州選手権で決まると考えてよいか?)
大体そうだと言えるが、ちょっとしたニュアンスはある。スケート連盟の専門家がオリンピック・チーム選考の詳細な原則と規則を作った。すでにスケート連盟の執行委員会、スポーツ省およびオリンピック委員会により承認されている。
(アイスダンスとペアは、2枠はスポーツの原則に従って決められ、3枠目はスケート連盟が決めるというものか?)
そうだ。女子シングルについては、1枠はスポーツの原則に従って勝ち取られ、2つ目はスケート連盟が決める。男子シングルは複雑な状況だ。特別専門家グループが決定を採択することになる。ソチでは最大の結果を出さなければならない。オリンピックで自身をさらけだせるスケーターに決まる。
(ロシア・カップの大会と並行して、ソチではISUの技術部会の監査が入っているが、何を調査しているのか)
今回がISUの最後の公式訪問で、今日から10月5日まで、ロシア・カップと同じ期間だ。技術部会はオリンピックでのフィギュアスケート大会実行にかかる全ての側面を確認している。まずはスポーツ施設、トレーニング・リンクが、オリンピックを実施する規模に添っているかどうかが重要だ。もう一つ重要なのは、アリーナのシステム全体の信頼性だ。アイスバーグ・アリーナの電気供給は2つの独立した電源から行われなければならない。常に問題なく動くように。その作業はすでに終わっていて、100%の信頼性が保証されている。
2013/10/2 ・ TEAM RUSSIA-2014
選考の対象となる大会の中で重要なのは、
12/5-8 グランプリファイナル
12/22-27 ロシア選手権
1/13-19 欧州選手権
の3つ。
ロシア選手権で欧州選手権の代表(各種目3枠)が決まり、欧州選手権で原則としてオリンピック代表が決まるということになります。
具体的には、オリンピックで3枠あるペアとアイスダンスについては、
・欧州選手権のトップ2
・スケート連盟推薦枠1
で代表が決まります。
代表枠2の女子シングルは、
・欧州選手権のトップ1
・スケート連盟推薦枠1
で決まります。
問題はオリンピック代表枠1の男子シングルですが、これについてはスケート連盟で特別専門家グループを作って検討するとのこと。
昨年も男子のワールド代表選考で揉めてましたので、今年もファンとしては頭が痛いところです。男子シングルは、プルシェンコ(現ロシア・チャンピオン)、メンショフ、ヴォロノフ、コフトゥンなど、4回転を跳べる有力選手が多くいるのにもかかわらず代表枠は1。
上記の大会全試合に出なくても良いということをゴルシコフ会長は言っているので、これは怪我から復帰するプルシェンコに少しプリファレンスがあるということだとは思います。実績が違いますからね。しかしどこをどう転んでも文句の出ない選考にはならなさそうです。
しかも、今回は国別対抗戦があり、ロシアは当然FSまで残るでしょうから、1枠しかない男子は国別対抗戦でSP、FSを滑り、その4日後くらいには男子シングルでSP、FSを滑らなくてはならないという厳しい日程になっています。このシステムなんとかしてほしい…。
女子も、レオノワ、ソトニコワ、トゥクタムィシェワ、リプニツカヤと表彰台を狙える選手が揃っていますが、枠は2つ。あー本当に枠が足りない。
アレクサンドル・ゴルシコフ「フィギュアスケートのロシア・オリンピック代表チームメンバーは、欧州選手権の結果を見て発表する」
http://www.team-russia2014.ru/article/figur/11730.htmlロシア・カップ第2戦は大会のテストのような性格を有している。アイスバーグ・アリーナのシステムを再度確認することと、ロシア代表チームのスケーターにもう一度この氷に慣れてもらう機会を与えることが重要だ。ここで多く滑れば滑るほど、オリンピックにおいてこの空間がより信頼感が有り、都合がよく身近に感じられるだろう。まさにここアイスバーグアリーナで12月末にロシア選手権が行われる。その大会が、欧州選手権出場メンバーの選考会となる。ブダペストでの欧州選手権では、ロシアは全ての種目で枠が3つある。オリンピックで3枠あるのはペアとアイスダンスだけで、女子シングルは2枠,男子シングルはたった1枠だ。欧州選手権が、第2の、そして最後のオリンピック・ロシア代表の選考会となる。
(つまり、オリンピック・チームはロシア選手権の結果で発表されるわけではないと?)
そうだ。代表チームは2つの選考会で決められる。1つ目はソチでのロシア選手権であり、それにより欧州選手権の代表が決定する。2つめが欧州選手権であり、その結果を持って我々は補欠も含めたオリンピック代表チームを決定する。欧州選手権ですべてが決まるわけではないが、多くのことが決まるだろう。また、ソチでのロシア選手権の2週間前に行われるグランプリファイナルも忘れてはいけない。そこになるべく多くのロシアの選手が選ばれることを期待している。
つまり、3つの最重要大会であるグランプリファイナル、ロシア選手権、欧州選手権がそれぞれ2週間ずつ間をおいて開かれることになる。さらにその2週間後にオリンピックの国別対抗戦が始まり、そこにロシア最強のフィギュアスケーターが出場することになる。我々が非常に期待しているスケーターはいる。しかし、もし彼らを全ての大会に出場させると、オリンピックまでに単純に潰れてしまうだろう。いくつかの大会に出場しない選手もいるだろう。
(欧州選手権とオリンピックへの出場枠で言うと、アイスダンスとペアはソチでのロシア選手権で選考が完了し、男女シングルはブダペストの欧州選手権で決まると考えてよいか?)
大体そうだと言えるが、ちょっとしたニュアンスはある。スケート連盟の専門家がオリンピック・チーム選考の詳細な原則と規則を作った。すでにスケート連盟の執行委員会、スポーツ省およびオリンピック委員会により承認されている。
(アイスダンスとペアは、2枠はスポーツの原則に従って決められ、3枠目はスケート連盟が決めるというものか?)
そうだ。女子シングルについては、1枠はスポーツの原則に従って勝ち取られ、2つ目はスケート連盟が決める。男子シングルは複雑な状況だ。特別専門家グループが決定を採択することになる。ソチでは最大の結果を出さなければならない。オリンピックで自身をさらけだせるスケーターに決まる。
(ロシア・カップの大会と並行して、ソチではISUの技術部会の監査が入っているが、何を調査しているのか)
今回がISUの最後の公式訪問で、今日から10月5日まで、ロシア・カップと同じ期間だ。技術部会はオリンピックでのフィギュアスケート大会実行にかかる全ての側面を確認している。まずはスポーツ施設、トレーニング・リンクが、オリンピックを実施する規模に添っているかどうかが重要だ。もう一つ重要なのは、アリーナのシステム全体の信頼性だ。アイスバーグ・アリーナの電気供給は2つの独立した電源から行われなければならない。常に問題なく動くように。その作業はすでに終わっていて、100%の信頼性が保証されている。
2013/10/2 ・ TEAM RUSSIA-2014
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