アルチュニアン：ロシアの男子シングルはプレッシャーがかけられていて、そのためにいつも「荒れて」いる（５）外国人選手の受け入れ

アルチュニアン・コーチのロング・インタ、遅くなりましたが第５回、最終回になります。

（１）ミハル・ブレジナ
（２）ミハイル・コリャダ
（３）ネイサン・チェン
（４）女子シングル
（５）外国人選手の受け入れ　　←この記事

アルチュニアン：ロシアの男子シングルはプレッシャーがかけられていて、そのためにいつも「荒れて」いる。

https://rsport.ria.ru/interview/20181109/1145633054.html
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ　／　R-Sport　／　2018/11/9

（続き）

カリフォルニアに行くためには？

（モスクワでのグランプリ大会では教え子の誰を連れてくるつもりですか？）

女子では韓国のイム・ウンスが滑ります。その後はフランスに移動して、そこれではネイサン（チェン）の他に、日本の本田真凜も出場予定です。


（近い将来、女子シングルスケートの戦いはロシアと韓国のスケーターの間で繰り広げられるという見方について、最近聞くことがありました。これに賛成されますか？）

私なら日本についても忘れないですね。しかし、韓国のスケーターは実際にとても良いです。


（どの点が良いのでしょうか。）

練習の態度です。とても責任をもって、整然としています。彼女たちに言うことを、文句を言わず極めて正確にこなしてくれます。アメリカのスケーターは、いつもこのように練習に臨むわけではまったくありません。中国人も同様です。女子シングルに中国人が事実上いないのは、私にとっては大きな謎です。


（海外のスケーターがあなたのチームに入りたいという希望を表明する場合、実際レベルではどういう感じなのでしょうか。言い換えれば、カリフォルニアに住んでいない場合に、ラファエル・アルチュニアンの教え子になるのはどれだけ難しいことなのでしょうか。）

私自身は実務プロセスにはまったく関わっていません。難しすぎますので。ですので、実務的な問題はすべて、両親か、スケーターを送り出すフィギュアスケート連盟にかかっています。最近私のところには、中国から2名のシングル選手が送られてきて、また日本人と韓国人が来ました。カリフォルニアの住宅はとても高いですし、すでに話したとおり、意味がわからないので2年未満の期間ではスケーターを採りません。結果を求める真剣な指導のほかに、地元のフィギュアスケーターとも多く仕事をしており、その数はかなり多いです。しかしそれは、ただお金を稼ぐためですけれども。


（人数的な制限のようなものはありますか？）

もちろんあります。何らかの理由でスケーターが私に合わないと見たら、通常、指導をするための十分な時間がただないといいます。実はありますが。


（スケーターに才能があり将来性はあるけれども、チームが完全に完成している場合は。）

現実が示すとおり、才能ある選手のためにはどんなコーチにも場所があります。常にです。私もその例外ではありません。


（終わり）