リプニツカヤやヴォロノフのコーチであるトゥトベリゼがSport Expressにしたインタビューの男子部分についての発言を抄訳しました。女子部分については、ロシア語自習室で公開されています。
結構な毒舌の方ですが、羽生はべた褒めですね!
※ツイッターで流したのをまとめたものです
アスリートにはなにか特別なものがなくてはいけない。リンクに出た時に、こんな風に滑るのは彼だけだ、と皆がわかるように。羽生には自分のスタイルがあるでしょ?彼は柔らかな線を持っていて、リンクではまるで美しい少女のよう。腕もなにげなくぶらりとさせてもそれが演技に有機的に結びついている。また、ボールのように強靭で弾むアモディオ。跳びながら動いているみたい。
(記者:羽生は体力がないようだが)
自分のプロを誰よりも素晴らしく滑るということは、それだけ他の人よりも疲れるということ。練習でもそうだろうと思う。もちろん、羽生は体力が足りていないのには同意。もしかするとトレーニングで十分にプロを滑りきるまで自分を追い込んでないのかもしれない。
(日本人はシーズン前にショーに出過ぎと聞いたが)
関係ないない。ジャンプは3Tまでに抑えてる。3Tなんて連続で7-8回できるもの。もちろん、大会ではそんなに簡単に跳べる保証はないけどね。
(記者:ヴォロノフ指導に同意した理由は?)
依頼されたの。引き受けるときは不安になった。セルゲイのジャンプ構成では表彰台を目指すのは難しいと思った。彼の年齢では他の4回転を教えるのも難しい。ベテランアスリートにはすでに自分の癖や技術があって、それを壊すのも危険。全部壊しても何も得られないかもしれない。もちろん、ヴォロノフは3Lzを習得した。でも、それは彼にとっては功績かもしれないけど、世界のフィギュアスケートにとっての3Lzは、勝利ではない。
(ロシアのオリンピック男子シングルの1つの枠の候補は事実上エヴゲニー・プルシェンコただ1人という状況。プルシェンコが少なくともFSで4回転1回を決めてくるとしたら、ロシアチャンピオンの座を彼と戦えるものはいるか?)
現実的ではないと思う。ジェーニャは3Aを2回入れてくるでしょう。彼はいつも軽々と跳んでいた。それと4回転があれば、勝つのに十分。正直に言うと、プルシェンコと競う必要があると思わない。ロシアにオリンピックの表彰台を狙えるような男子を想像できない。10位に入るために争っている。コフトゥンも3Aと2種類の4回転を跳ぶけど、表彰台に入るようなレベルではほとんどみんなそれができる。ライバルたちがみなバラバラと落ちていくことに期待してはいけない。
プルシェンコは、それでも国別対抗戦を戦うには十分悪くない。ロシアにはメダルの可能性が十分ある。それに賭けるのが最も論理的。オリンピックで国別対抗戦をするのも初めてなんだし。ジェーニャについては違った見方をしている。彼のような歳になって、4歳や5歳の子供が習っていることを覚えるのは本当に大変だ。(註:新採点システムへの対応のこと)
子供は同じこと、同じエレメントを100回繰り返せる。でも大人には、「できないから、やらない」という意識が強くある。プルシェンコが最初のソルトレイク・オリンピックに出たときには、低く座るシットスピンもできなかった。必要もなかったし。同じ理由で、キャメルスピンのチェンジエッジもなかった。だから、今、彼がポジションの複雑なバリエーションをやろうとしているのを見ると、コーチとして、そのためにどれだけの努力が払われているのか理解できる。
2013/9/5 / エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ / Sport-Express
https://www.sport-express.ru/se-velena/reviews/817537/
結構な毒舌の方ですが、羽生はべた褒めですね!
※ツイッターで流したのをまとめたものです
エテリ・トゥトベリゼ:国別対抗戦でプルシェンコに賭けることはできる
※男子部分のみアスリートにはなにか特別なものがなくてはいけない。リンクに出た時に、こんな風に滑るのは彼だけだ、と皆がわかるように。羽生には自分のスタイルがあるでしょ?彼は柔らかな線を持っていて、リンクではまるで美しい少女のよう。腕もなにげなくぶらりとさせてもそれが演技に有機的に結びついている。また、ボールのように強靭で弾むアモディオ。跳びながら動いているみたい。
(記者:羽生は体力がないようだが)
自分のプロを誰よりも素晴らしく滑るということは、それだけ他の人よりも疲れるということ。練習でもそうだろうと思う。もちろん、羽生は体力が足りていないのには同意。もしかするとトレーニングで十分にプロを滑りきるまで自分を追い込んでないのかもしれない。
(日本人はシーズン前にショーに出過ぎと聞いたが)
関係ないない。ジャンプは3Tまでに抑えてる。3Tなんて連続で7-8回できるもの。もちろん、大会ではそんなに簡単に跳べる保証はないけどね。
(記者:ヴォロノフ指導に同意した理由は?)
依頼されたの。引き受けるときは不安になった。セルゲイのジャンプ構成では表彰台を目指すのは難しいと思った。彼の年齢では他の4回転を教えるのも難しい。ベテランアスリートにはすでに自分の癖や技術があって、それを壊すのも危険。全部壊しても何も得られないかもしれない。もちろん、ヴォロノフは3Lzを習得した。でも、それは彼にとっては功績かもしれないけど、世界のフィギュアスケートにとっての3Lzは、勝利ではない。
(ロシアのオリンピック男子シングルの1つの枠の候補は事実上エヴゲニー・プルシェンコただ1人という状況。プルシェンコが少なくともFSで4回転1回を決めてくるとしたら、ロシアチャンピオンの座を彼と戦えるものはいるか?)
現実的ではないと思う。ジェーニャは3Aを2回入れてくるでしょう。彼はいつも軽々と跳んでいた。それと4回転があれば、勝つのに十分。正直に言うと、プルシェンコと競う必要があると思わない。ロシアにオリンピックの表彰台を狙えるような男子を想像できない。10位に入るために争っている。コフトゥンも3Aと2種類の4回転を跳ぶけど、表彰台に入るようなレベルではほとんどみんなそれができる。ライバルたちがみなバラバラと落ちていくことに期待してはいけない。
プルシェンコは、それでも国別対抗戦を戦うには十分悪くない。ロシアにはメダルの可能性が十分ある。それに賭けるのが最も論理的。オリンピックで国別対抗戦をするのも初めてなんだし。ジェーニャについては違った見方をしている。彼のような歳になって、4歳や5歳の子供が習っていることを覚えるのは本当に大変だ。(註:新採点システムへの対応のこと)
子供は同じこと、同じエレメントを100回繰り返せる。でも大人には、「できないから、やらない」という意識が強くある。プルシェンコが最初のソルトレイク・オリンピックに出たときには、低く座るシットスピンもできなかった。必要もなかったし。同じ理由で、キャメルスピンのチェンジエッジもなかった。だから、今、彼がポジションの複雑なバリエーションをやろうとしているのを見ると、コーチとして、そのためにどれだけの努力が払われているのか理解できる。
2013/9/5 / エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ / Sport-Express
https://www.sport-express.ru/se-velena/reviews/817537/
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