8月26日にロシア代表チームHPに掲載された、エヴゲニー・プルシェンコ選手のインタビュー抄訳を掲載します。
※ツイで流したものをまとめたものです。
練習は上手く行ってるよ。手術して、昔の腰の怪我から回復している。もう4回転も跳び始めた。今はSPを仕上げてるところ。映画「タイム・ジャンパー2」からオケアン・エリジの心打つメロディックな音楽で振付をしてる」
FSの新プロは僕のコーチであるアレクセイ・ニコラエヴィチ・ミーシンによるアイディアだ。僕の以前の最高プロの混成曲になってる。「ゴッド・ファーザー」、「アルビーノのアダージョ」、「トスカ」「タンゴ・アモーレ」。フィギュアスケートでは誰もやったことがない新しいものだ。僕は勇気あるアスリートだから、フィギュアスケートに普通でない新しいものを取り入れてもよいと思った。もし上手く行ったら、ソチ・オリンピックが僕の最後のスタートになる。フィギュアスケートが好きな人、僕のファンはだれでもそれぞれのプルシェンコに会えるだろう。18歳の男、19歳、25歳、そして今のプルシェンコ。普通じゃないアプローチで、キャリアを上手に終えられると思ったんだ。
(前にやっていたことなら、プロを仕上げるのは簡単?)
いや、逆に難しい。全部新しくしてるからね!少なくとも以前より良くしなくちゃいけないのに、美味しいところは全部今までで最高のプロから取ってきてるからね。でもそれが面白い。もちろん、新しいエレメントを入れて、詳細を詰めながら色々と考えているところさ。過去の全てのプロ、全ての振付を組み込んで新しいプロができるわけがない。無理だよ!フィギュアスケートは前に進んでる。特に、トランジッション、スケーティング、スピン。僕も遅れずについていかないとね(微笑)。
(ソチでのプレシーズンスケートでこのFSを滑るつもり?)
ちょっと片足が痛むんだ。ひどくはないんだけど、昔の怪我でちょっとひねってしまって、休まなくちゃいけなんだ。プレシーズンスケートは流して統べるかもしれないし、もしかすると出場しないかもしれない。健康状態を見なくては。最終決定をとるのにはまだ時間がある。腰の手術をして回復したというだけで、僕にとっては記録的なことなんだよ。
(今はもう腰は心配ない?)
もちろん心配だよ。プレシーズンスケートに出場できるかどうかはこれにもかかってる。もう複雑なジャンプやエレメントを始めていて、4Tの跳んだ。腰には気をつけないと。でも腰はもちろん怖いんだけど、もうイタリアやエストニア合宿のときのような程じゃないんだ。あの時はまだひどく痛んだからね。今はもう安定してきてるけど、問題がなくなったわけじゃないから。一昨日、ソチでナゴルヌィ・スポーツ副大臣と話して、医療的に本格的に支援してもらえることになった。練習を続けて出場するという願いは大きい。ミーシンは「プルシェンコはまだ滑りきっていない」と言っていた。僕もそう感じる。でもできるよ。まずは痛みを最後まで治さないと。ソチ・オリンピックで良い成績を取るための生涯は腰だけだよ。
(半年前、記念となる10回めのロシア選手権に優勝してから、ソチはどう変わった?)
ものすごい量の作業がされてる。Icebergアイスアリーナに練習に来て滑る時に毎日見てるよ。きちんと考えられてるよね。オリンピック後もこのままなら良いのに!数日前にスケートセンター「アドレル・アリーナ」に行ったんだけど、あまりの質の高さと豪華さに驚いたよ。人やお金といった資源がものすごく投入されていて。その資源に値するものになって、みんなの得になるということが大切だ。
(副大臣との会話では、オリンピック後の施設の今後に関心があったようだが)
僕は愛国者だからね!アメリカに渡るっていう提案があったけど他国代表として滑ったことはない。フィギュアスケートは、僕の人生の興味の中の一つだ。多くのアスリートと、僕達のスポーツの今後はどうなるんだろうねって話している。オリンピックの後、施設の多くは解体されて他の地域に移されるとも言われている。それは良くないと思う。ホッケーやフィギュアスケート、ショートトラック、カーリングのような氷上スポーツの学校をソチには開くべきだ。ロシアにはたくさんいるスペシャリストを呼んで。彼らが外国に行ってライバルを育てるのではなく、ここで自分を実現させる機会を与えるべきだ。ソチは、空気、海、山と冬季スポーツ施設という素晴らしい組み合わせがある。僕も練習の後いつも海に行って泳いでるしね。すごい癒やされる。練習と治療のための素晴らしい機会がここにはある。クラスナヤ・ポリャーナでトレーニングをして、車で40分で素晴らしいスポーツ宮殿で氷上の練習ができるんだ。金の鉱脈みたいなもんだよ。ソチに全て残してくれれれば、15-20年後にはこの街で生まれた子どもたちがロシア代表としてフィギュアスケートや冬季スポーツの大きな国際大会で活躍してくれるようになると信じている。
(ソチは冬季スポーツの中心的都市になると思う?)
そう、ソチだけじゃなくてこの地域全体がね。ほら、僕らはイタリアの山地という外国に練習に行ってきたでしょ?ロシアにそういう条件のところがないからだよ。キスロヴォツクに冬季スポーツ・トレーニングセンターを創っても良いと思うよ?海抜1270mなんだから!夏のトレーニングはキスロヴォツクでしてるけど、もしそこに1つでもスケートリンクを創ったら、冬はホッケーやスピードスケート、ショートトラックやその他の氷上アスリートが練習できるんだ。ロシアに投資がされて、今のように外国に逃げていかないようになる。僕らの秘密も誰も見られなくなるしね。
(今年の競技プランは?)
モスクワのグランプリに出たい。計画通り行けば、ロシア選手権、その後ユーロとオリンピック。2010年のバンクーバーの時と全くおなじ4つの競技会。変えたくない、経験であり、知識がそう言っている。一番大切なスタートに立つためにそれ以上の大会数は必要ない。2-3で十分だ。
(個人のほかに国別対抗戦があるが、ロシアは男子シングルは1人しか出られないことは考慮しているか)
もちろん考えているよ。2つのスタートの代わりに4つだ。負担は重いよ。もし回復がうまくいけば、4回でももっとでも滑れる。でも何らかの原因で無理だ、と感じたら早めに言うよ。その時は、ソチでは若い人が出場することになる。ロシアチームの期待を裏切りたくないし、若いアスリートの邪魔もしたくないし、まず自分が下手になんか滑りたくない。繰り返しになるけど、オリンピック出場を妨げるものは腰が完治しないことだけだ。もう何度も手術をした。膝、鼠径部、アキレス腱、腕・・・。どれももう僕を不安にするものはない。唯一、12回めの手術である腰が、まだ完治していない。でも、治して、体調を整えられると信じてる。そうすれば、誇りを持って地元のオリンピックでキャリアを終えられるはず!
2013/8/26 / アンドレイ・ミチコフ / TEAM RUSSIA-2014
http://www.team-russia2014.ru/article/11164.html
※ツイで流したものをまとめたものです。
練習は上手く行ってるよ。手術して、昔の腰の怪我から回復している。もう4回転も跳び始めた。今はSPを仕上げてるところ。映画「タイム・ジャンパー2」からオケアン・エリジの心打つメロディックな音楽で振付をしてる」
FSの新プロは僕のコーチであるアレクセイ・ニコラエヴィチ・ミーシンによるアイディアだ。僕の以前の最高プロの混成曲になってる。「ゴッド・ファーザー」、「アルビーノのアダージョ」、「トスカ」「タンゴ・アモーレ」。フィギュアスケートでは誰もやったことがない新しいものだ。僕は勇気あるアスリートだから、フィギュアスケートに普通でない新しいものを取り入れてもよいと思った。もし上手く行ったら、ソチ・オリンピックが僕の最後のスタートになる。フィギュアスケートが好きな人、僕のファンはだれでもそれぞれのプルシェンコに会えるだろう。18歳の男、19歳、25歳、そして今のプルシェンコ。普通じゃないアプローチで、キャリアを上手に終えられると思ったんだ。
(前にやっていたことなら、プロを仕上げるのは簡単?)
いや、逆に難しい。全部新しくしてるからね!少なくとも以前より良くしなくちゃいけないのに、美味しいところは全部今までで最高のプロから取ってきてるからね。でもそれが面白い。もちろん、新しいエレメントを入れて、詳細を詰めながら色々と考えているところさ。過去の全てのプロ、全ての振付を組み込んで新しいプロができるわけがない。無理だよ!フィギュアスケートは前に進んでる。特に、トランジッション、スケーティング、スピン。僕も遅れずについていかないとね(微笑)。
(ソチでのプレシーズンスケートでこのFSを滑るつもり?)
ちょっと片足が痛むんだ。ひどくはないんだけど、昔の怪我でちょっとひねってしまって、休まなくちゃいけなんだ。プレシーズンスケートは流して統べるかもしれないし、もしかすると出場しないかもしれない。健康状態を見なくては。最終決定をとるのにはまだ時間がある。腰の手術をして回復したというだけで、僕にとっては記録的なことなんだよ。
(今はもう腰は心配ない?)
もちろん心配だよ。プレシーズンスケートに出場できるかどうかはこれにもかかってる。もう複雑なジャンプやエレメントを始めていて、4Tの跳んだ。腰には気をつけないと。でも腰はもちろん怖いんだけど、もうイタリアやエストニア合宿のときのような程じゃないんだ。あの時はまだひどく痛んだからね。今はもう安定してきてるけど、問題がなくなったわけじゃないから。一昨日、ソチでナゴルヌィ・スポーツ副大臣と話して、医療的に本格的に支援してもらえることになった。練習を続けて出場するという願いは大きい。ミーシンは「プルシェンコはまだ滑りきっていない」と言っていた。僕もそう感じる。でもできるよ。まずは痛みを最後まで治さないと。ソチ・オリンピックで良い成績を取るための生涯は腰だけだよ。
(半年前、記念となる10回めのロシア選手権に優勝してから、ソチはどう変わった?)
ものすごい量の作業がされてる。Icebergアイスアリーナに練習に来て滑る時に毎日見てるよ。きちんと考えられてるよね。オリンピック後もこのままなら良いのに!数日前にスケートセンター「アドレル・アリーナ」に行ったんだけど、あまりの質の高さと豪華さに驚いたよ。人やお金といった資源がものすごく投入されていて。その資源に値するものになって、みんなの得になるということが大切だ。
(副大臣との会話では、オリンピック後の施設の今後に関心があったようだが)
僕は愛国者だからね!アメリカに渡るっていう提案があったけど他国代表として滑ったことはない。フィギュアスケートは、僕の人生の興味の中の一つだ。多くのアスリートと、僕達のスポーツの今後はどうなるんだろうねって話している。オリンピックの後、施設の多くは解体されて他の地域に移されるとも言われている。それは良くないと思う。ホッケーやフィギュアスケート、ショートトラック、カーリングのような氷上スポーツの学校をソチには開くべきだ。ロシアにはたくさんいるスペシャリストを呼んで。彼らが外国に行ってライバルを育てるのではなく、ここで自分を実現させる機会を与えるべきだ。ソチは、空気、海、山と冬季スポーツ施設という素晴らしい組み合わせがある。僕も練習の後いつも海に行って泳いでるしね。すごい癒やされる。練習と治療のための素晴らしい機会がここにはある。クラスナヤ・ポリャーナでトレーニングをして、車で40分で素晴らしいスポーツ宮殿で氷上の練習ができるんだ。金の鉱脈みたいなもんだよ。ソチに全て残してくれれれば、15-20年後にはこの街で生まれた子どもたちがロシア代表としてフィギュアスケートや冬季スポーツの大きな国際大会で活躍してくれるようになると信じている。
(ソチは冬季スポーツの中心的都市になると思う?)
そう、ソチだけじゃなくてこの地域全体がね。ほら、僕らはイタリアの山地という外国に練習に行ってきたでしょ?ロシアにそういう条件のところがないからだよ。キスロヴォツクに冬季スポーツ・トレーニングセンターを創っても良いと思うよ?海抜1270mなんだから!夏のトレーニングはキスロヴォツクでしてるけど、もしそこに1つでもスケートリンクを創ったら、冬はホッケーやスピードスケート、ショートトラックやその他の氷上アスリートが練習できるんだ。ロシアに投資がされて、今のように外国に逃げていかないようになる。僕らの秘密も誰も見られなくなるしね。
(今年の競技プランは?)
モスクワのグランプリに出たい。計画通り行けば、ロシア選手権、その後ユーロとオリンピック。2010年のバンクーバーの時と全くおなじ4つの競技会。変えたくない、経験であり、知識がそう言っている。一番大切なスタートに立つためにそれ以上の大会数は必要ない。2-3で十分だ。
(個人のほかに国別対抗戦があるが、ロシアは男子シングルは1人しか出られないことは考慮しているか)
もちろん考えているよ。2つのスタートの代わりに4つだ。負担は重いよ。もし回復がうまくいけば、4回でももっとでも滑れる。でも何らかの原因で無理だ、と感じたら早めに言うよ。その時は、ソチでは若い人が出場することになる。ロシアチームの期待を裏切りたくないし、若いアスリートの邪魔もしたくないし、まず自分が下手になんか滑りたくない。繰り返しになるけど、オリンピック出場を妨げるものは腰が完治しないことだけだ。もう何度も手術をした。膝、鼠径部、アキレス腱、腕・・・。どれももう僕を不安にするものはない。唯一、12回めの手術である腰が、まだ完治していない。でも、治して、体調を整えられると信じてる。そうすれば、誇りを持って地元のオリンピックでキャリアを終えられるはず!
2013/8/26 / アンドレイ・ミチコフ / TEAM RUSSIA-2014
http://www.team-russia2014.ru/article/11164.html
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