ミハイル・コリャダのロングインタビュー、第2回です。
(2)アルチュニアンとジャンプ ← この記事
(3)チェンのオーラ
(4)コリャダと国別対抗戦
(5)カルメンとスケーター
https://rsport.ria.ru/figure_skating/20180909/1141520478.html
(つづき)
(アルチュニアンはあなたとの練習にとても満足していたということですが、あなたはいかがですか。)
私にとっても、すべてがとても良かったです。だいたいジャンプの練習をしていました。ジャンプへの入りを変えてみたり、練習全体に対するアプローチもです。
(具体的には。)
ステップをとても細かく練習しました。傍から見ると、この変化は全く大きなものではありませんでしたが、これによって別な飛行の軌道、別の加速、別の出方ができるようになったのです。クワドルッツについても詳細に分析しました。昨シーズンは、ブラチスラバの大会とグランプリ中国大会のたった2回しか大会では飛べなかったジャンプです。
大まかに言うと、ジャンプの方向が必ずしも正しくなかったというところにミスがありました。見た目はあたかもすべて問題なかったようにに見えたでしょう。クワドルッツはかなり力のいるエレメントで、単純にルッツを降りるための体力が時折足りなかったのです。一番悔しいのは、ジャンプに入るプロセスですでにこういったことがすべてわかりはじめてしまっていたことです。ジャンプに入るときは、その出が見えてなければいけないと言われています。私にはジャンプの出が見えていませんでした。それで、なるようにしか着氷できなかったのです。ツーフットだったり、跳びすぎだったり、それ以前にお尻から降りたりと。
(それでも、いまはプログラムにクワドルッツは入れていませんね。)
まだそうです。
(予定はしていますか?)
はい、絶対入れます。現在の第一義的な課題はプログラムを表現して高得点を獲ることです。ルールの変更により、転倒はとても都合が悪いものになりました。一方で、3回転をきれいに跳べばかなり上まで行けます。今シーズンは、シングルスケーターの多くは、PCSに重点を置くためにプログラムをある程度簡単にするのではないかと思います。
(経験が示すとおり、シングルスケーティングでのPCSはかなりTESと関連しています。選手が4回転を入れずに滑ったら、演技に対しジャッジは忠実な態度を示すかどうか確信はできません。)
4回転を完全に否定するとは言っていません。ただ、今のところルッツ無しで行くということです。サルコウもまだ問題がありますが、仲良く慣れるよう積極的に努力しています。クワドトウループはショートでもフリーでも跳びます。テストスケートでも。アメリカにいる間は、主に3回転を跳んでいました。あまりに跳びすぎたので、入り方を考えなくても自動的に跳べるほどです。その後になってはじめて4回転に取り掛かりました。
(言い換えれば、テストスケートでのあなたの課題は、難度を見せるのではなく、プログラム全体を見せるということです。)
そうです。プログラムを見せて、素晴らしい「ステップシークエンス」、スピンを見せる。観客の中で自分を試して、コスチュームを着た自分を感じる。大会用コスチュームを着て滑るのは初めてになります。
(つづく)
ミハイル・コリャダ:平昌で経験したショック
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(5)カルメンとスケーター
ミハイル・コリャダ:平昌で経験したショック
2018/9/10 / エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ / R-Sporthttps://rsport.ria.ru/figure_skating/20180909/1141520478.html
(つづき)
アルチュニアンとジャンプ
(アルチュニアンはあなたとの練習にとても満足していたということですが、あなたはいかがですか。)
私にとっても、すべてがとても良かったです。だいたいジャンプの練習をしていました。ジャンプへの入りを変えてみたり、練習全体に対するアプローチもです。
(具体的には。)
ステップをとても細かく練習しました。傍から見ると、この変化は全く大きなものではありませんでしたが、これによって別な飛行の軌道、別の加速、別の出方ができるようになったのです。クワドルッツについても詳細に分析しました。昨シーズンは、ブラチスラバの大会とグランプリ中国大会のたった2回しか大会では飛べなかったジャンプです。
大まかに言うと、ジャンプの方向が必ずしも正しくなかったというところにミスがありました。見た目はあたかもすべて問題なかったようにに見えたでしょう。クワドルッツはかなり力のいるエレメントで、単純にルッツを降りるための体力が時折足りなかったのです。一番悔しいのは、ジャンプに入るプロセスですでにこういったことがすべてわかりはじめてしまっていたことです。ジャンプに入るときは、その出が見えてなければいけないと言われています。私にはジャンプの出が見えていませんでした。それで、なるようにしか着氷できなかったのです。ツーフットだったり、跳びすぎだったり、それ以前にお尻から降りたりと。
(それでも、いまはプログラムにクワドルッツは入れていませんね。)
まだそうです。
(予定はしていますか?)
はい、絶対入れます。現在の第一義的な課題はプログラムを表現して高得点を獲ることです。ルールの変更により、転倒はとても都合が悪いものになりました。一方で、3回転をきれいに跳べばかなり上まで行けます。今シーズンは、シングルスケーターの多くは、PCSに重点を置くためにプログラムをある程度簡単にするのではないかと思います。
(経験が示すとおり、シングルスケーティングでのPCSはかなりTESと関連しています。選手が4回転を入れずに滑ったら、演技に対しジャッジは忠実な態度を示すかどうか確信はできません。)
4回転を完全に否定するとは言っていません。ただ、今のところルッツ無しで行くということです。サルコウもまだ問題がありますが、仲良く慣れるよう積極的に努力しています。クワドトウループはショートでもフリーでも跳びます。テストスケートでも。アメリカにいる間は、主に3回転を跳んでいました。あまりに跳びすぎたので、入り方を考えなくても自動的に跳べるほどです。その後になってはじめて4回転に取り掛かりました。
(言い換えれば、テストスケートでのあなたの課題は、難度を見せるのではなく、プログラム全体を見せるということです。)
そうです。プログラムを見せて、素晴らしい「ステップシークエンス」、スピンを見せる。観客の中で自分を試して、コスチュームを着た自分を感じる。大会用コスチュームを着て滑るのは初めてになります。
(つづく)
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