トゥクタムィシェワ：引退の考えは棚上げにしている（４・終）学生生活と今シーズンの抱負

（ミーシンの下にいた元スケーターの多くは、引退した後も彼のスクールに残って仕事をしています。この中に自分の場所を見ていますか？）

そのことについて考えたことはあります。しかし、もう言ったとおり、こういったテーマはすべて自分の頭の中で棚上げして、時が満ちたときに考えます。もちろん、引退後の人生は、何らかの形でフィギュアスケートにまた戻っていくれるとほぼ確信しています。でも、どのようにそれが起こるのか、そしてどこでそうなるのかについては、まだわかりません。

（間違っていなければ、いまレスガフト体育大学に通っていますよね。）

はい、昼間部で、３年生になるところです。

（大変ですか？）

幸いなことに、教授たちは、私たちのスポーツがどれだけ真剣なものか、そしてどれだけの体力が練習で奪われるのかをわかってくれています。学校に行く機会を持てないときは、テストは別に受けていて、教授のところへ行き課題をもらい、自由時間に一人でやっています。だいたいにおいてはあまり難しすぎることはありません。大切なのは、学んでいるのは私にも知見があるもので、どんなスポーツの職業であれ、将来いずれにせよ必要なってくるものです。

（オープンテストスケート前の自分の状態をどのような言葉で表現できますか？新シーズンがほとんど到来しているという緊張や恐怖なのか、それともワクワク感なのでしょうか。）

早くプログラムを連盟幹部や、同時に観客に見せたいという意味で、ある程度の興奮はあります。しかも、いまはとても悪くないコンディションにあると思っていますし。ですので、別にサンクトペテルブルクで行われたテストスケートにも参加することを決めたのです。

（ペテルブルクのテストスケートでは両プログラム全体を滑ったのでしょうか？）

はい。ただ、トリプルアクセルは入れていません。ウォームアップでだけ跳びました。アクセルが自分にはあると見せるために。

（モスクワではトリプルアクセルで潜在的なライバルたちを心理的にやっつけるつもりですか？）

ウォームアップで２回跳ぶ予定です。ノヴォゴルスクでのショート前と、メガスポルトでのフリー前に。ただ、２回目の滑走前は、６分間練習でこのジャンプのための場所を見つけるために努力しないといけません。みんながとても多くのエレメントを準備しますので、ある程度の問題が出てくるかもしれません。

（今シーズン全体に何を期待しますか？）

新ルールから何か革命的な変更が起こるとは思いません。ライバルはみなだいたい有名で、そのうち誰かがプログラムで際どい実験をするとは思いません。言うまでもなく、自分のことで判断します。毎年同じエレメンツで滑っていると、何かを大きく変えると決心するのがとても難しくなることがよくあります。何か難易度を上げることは、そう、少なくとも試してみることはできます。しかし、プログラム全体を完全に変えるのは、今はそう決心できる人は少ないでしょう。特に新ルールというのがありますから。

（終）