ラジオノワのロングインタ、第3回です。
エレーナ・ラジオノワ:フィギュアスケートは人生の意義であり、滑ることを辞める準備はできていない
エレーナ・ラジオノワ:フィギュアスケートは人生の意義であり、滑ることを辞める準備はできていない
2018/8/30 / エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ / R-Sport
https://rsport.ria.ru/interview/20180830/1140990226.html
(つづき)
(つづき)
Yulia-Elena.ru
(人生にフィギュアスケートがなくなったら、あなたの人生はどんなものになったかと考えたことはありますか?)
だれもがそのことについて考え込んだことがあると思います。私は毎回人生についてさまざまな想像をします。一方で、フィギュアスケートが大好きで、まだ滑るのを辞める準備は出来ていないとわかっています。そう、辛く困難なものになろうと、克服しなければならない問題が起ころうと、それでもまだ私にとってスケートは人生の意義です。もしかすると大げさすぎるかもしれませんが、そのとおりなんです。実際に、隠す必要もありませんが、私は観客に囲まれているのが大好きで、観客のために滑るのが好きで、注目されるのが好きです。コーチやジャッジのためでなく、まさに観客のために滑るのが好きで、今はいろいろなテレビ番組やショーもあるからなおさらです。こういったものすべてがとても面白いと思っています。
(だいぶ前のことですが、エカテリーナ・ゴルデエワと話す機会があった際、フィギュアスケートは女性にとってはかなり危ないスポーツだと言っていました。なぜなら、必要とされてしまうと、止まることがとても難しくなってしまうことがよくあるからです。こういったことすべてが、人生のあまりにも多くの部分になってしまい、家族をつくり子供を産む機会をただ失ってしまうことになると。後で気づいてはっとしても、電車はもう去ってしまっている)
ええ、そういうところはあると思います。止まるべきときにその境界を感じることがとても重要だと思います。折よく族をつくることも。どの人が何をしていようとも、優先されるべきなのは家族だと思います。なぜなら、その人が本当に必要とされている唯一の場所だからです。人は、自分がどれだけすごいとか、有名だとか、どこでも必要とされているとか、お金や名誉があるとかと、自分ではどうとでも思えます。しかし、結局そういったことにはいつの日にか終わりが来て、一人取り残されることになるのです。
(特に滑るのが好きな場所はありますか?)
モスクワで滑るのが好きです。それから、日本も。日本では今シーズン、グランプリシリーズの大会があります。日本人には、フィギュアスケーターを応援する能力が信じられないほどあるんです。ファンはいつでもとてもたくさんいますし、しかも、一喜一憂を追いかけるのではなく、反対に、なんらかのやり方で雰囲気を和らげてくれるのです。
(お祭りのように滑れるんですか?)
それは大げさですけれど、日本の大会の雰囲気は、私を激しく解放してくれて、強い気持ちを与えてくれます。何位になろうが、観客席に座っている人たちにはそんなに重要じゃないんです。日本人は、ただあなたを応援してくれて、心配してくれて、支えてくれるんです。こういった方々に、全身を投げうって、最大限の喜びを届けたいという願いが思わず湧き上がってきます。
(ファンからの関心が重荷になったことはありますか?それから、エレーナ・ラジオノワ応援グループとはいったい何でしょうか?)
正直に言うと、そんなグループがあるなって思っていません。インスタグラムではすごくたくさんのいろいろなグループがあって、主なSNSでのファンとの交流も制限されています。ファンはコメントを残すことができて、私はそのコメントにいいねをすることができて、でもそれだけです。ファンたちが私の応援をしてくれることにとても感謝していて、私にとって嬉しいことですが、誰かと近しく交流するというのはありません。いつも私の写真にコメントを付けてくれて、手紙を書いてくれる日本の女性を知っています。以前、彼女はユーリャ・リプニツカヤを応援していましたが、その後私の応援もしてくれるようになって、「Yulia-Elena.ru」グループまで作ってくれました。彼女はもうだいぶ前から応援してくれています。彼女は私のコスチュームを着たテディベアを作るんですが、私のところにはもう2つのコレクションがあります。今、彼女は私のためにもう一つ作ってくれてるんです。たぶん、彼女が一番近しい関係だと思います。
(つづく)
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