デニス・テンが最後に振付をした、ヴォロノフのFSがテストスケートで公開されましたが、ヴォロノフがコメントをしていますので紹介します。2記事を併せて紹介します。
ヴォロノフ:デニス・テンが今日は上から私を見ているということを思っていた
2018/9/9 / アンドレイ・シモネンコ / RIA Novosti
男子シングル2度のロシア王者であるセルゲイ・ヴォロノフは、ロシア代表チーム・テストスケートの前、自身のプログラムを振り付けてくれた、悲劇的な死を遂げたカザフスタンのフィギュアスケーター・デニス・テンのことを思っていた。
(中略)
「何よりもまず、このプログラムは彼のプログラムであり、今日でさえ、リンクに入るときにこんな思いがありました。デニスがどこから上から私のことを見ていると。今シーズン、このプログラムをどんな思いで滑るか。自分の名前のことについては考えません、もうどれだけの年月を経てそれは形作られたのかと思っています。ただ、彼の名前を汚すことはしたくありません。」と、ヴォロノフは記者らに述べた。
「今日『メガスポルト』に戻ってこれたのは嬉しかったです。ここでは長年出演していなかったので。少し新しい感覚はありました。繰り返すばかりのルーチンは確かにありませんでした、あるはずもないです。それがあったら、フィギュアスケートを滑る必要はないことでしょう。新鮮な感覚があります。」と、この30歳のフィギュアスケート選手はコメントした。
今シーズン跳ぶ予定のジャンプについて秘密を明かすことは今はしないと、ヴォロノフは強調した。「今のところは皆さんが見たとおりですが、今後については、秘密で、明かすことはしません。チームで決めた新技や変更もあります。残りはすべて、今後お見せします。」とヴォロノフは結論づけた。
同選手は、今シーズン跳び始めたクワドループに挑戦することは、新しいルール上はリスクであることに同意した。「しかし、リスクをとらない者は…。リスクをとる決断をした。」とヴォロノフは最後に述べた。
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セルゲイ・ヴォロノフ:リスクをとる決断をした
2018/9/9 / ワレリヤ・クカレワ /Flutz.ru
※抄訳
モスクワの観客は最高で、氷も素晴らしいです。ここで出演するのははじめてではないですが、すべて気に入っています。
(クワドループについて)
ええ、プログラムに入れました。練習しています。スポーツでは、リスクをとらない者は、勝ちも負けもしません。リスクをとる決断をしました。
(新ルールについて)
少なくとも新しいものであると思っています。何らかの進歩に向けて動かすもので、何も変更せずにその場に留まることは反対に退化につながるでしょう。行われることはすべて、誰かにとってはプラスで、誰かにとってはおそらくマイナスになることですが、これもスポーツ、競技です。
(アルトゥル・ガチンスキーが振り付けをしたショート(Secret Garden 「Appaccionata」について)
アルトゥル・ガチンスキーに頼むというアイディアはもともと私のもので、音楽を選んだのも私自身です。プログラムの設計図はアルトゥルと2人で振付をして、マクシム・ザヴォジンと共に詰めの作業をしました。こういったチームです。
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