ミハイル・コリャダのロングインタビュー、第5回、完結編です。
(2)アルチュニアンとジャンプ
(3)チェンのオーラ
(4)コリャダと国別対抗戦
(5)カルメンとスケーターたち ← この記事
https://rsport.ria.ru/figure_skating/20180909/1141520478.html
(つづき)
(フリープログラムには「カルメン」よりトレアドールのテーマを選びましたが、知っている限りでも、これを選んだのは一人だけではないようですね。)
はい。マクシム・コフトゥンとノヴォゴルスクで会ったときにもうそれで笑いました。アリーナ・ザギトワも「カルメン」ですし。そろそろ別なクラブを作った方がよいかもしれません。
(同じ大会で同じ音楽で滑らなくてはならないのはきまりが悪くありませんか?)
逆に、とても面白いと思います。2人のスケーターが同じ音楽で滑ったら、比較するのがいつだって面白いでしょう。誰がどんな風に作品に対する自分の見方を表現し、音楽に対する自分の感じ方や気持ちを伝えるのか。その上で、誰がより良かったのかは、ジャッジが選択することになるのです。
(今シーズンの成績について予想していますか?)
何も予想していません。自分の人生だって、1シーズン以上のことは予定するような人じゃないんです。一定の計画はあって、それをどう実現させるのか、起こる問題をどう解決するのかについてはもちろん考えています。しかし、それ以上のものではありません。いまここにある瞬間を生きようと努力しています。過去にあったこと、これからあることについては考えずに。その意味で、スケートのことだけでなく、自分の人生の多くのものに対して、以前とは少し違った感じに向き合い始めました。それが長いプロセスであることはわかっています。乱暴に言えば、横になって眠って、起きたら違う人になっているなんてことはありえません。映画の中だけの話です。しかしそのプロセスは進んでいて、正しく進んでいると思っています。
(つい最近まであなたは、すべてがまだ先にある、かなり若いスケーターだと思われてきました。こういったことについて、今はどのように向き合っていますか?毎年、年をとっていき、スケートで自己実現をするために残された時間がどんどん少なくなるといったような感覚は出てきていないでしょうか。)
この先長く滑れるよう、心から望んでいます。身体が十全である間は。この場合、良いことは実際にこの先にあるということになります。その先については、歌にもあるように、「人生はすべてこの先にあるのだから、期待して待っていなさい」ですね。
(終)
ミハイル・コリャダ:平昌で経験したショック
(1)ランビエールとステップ(2)アルチュニアンとジャンプ
(3)チェンのオーラ
(4)コリャダと国別対抗戦
(5)カルメンとスケーターたち ← この記事
ミハイル・コリャダ:平昌で経験したショック
2018/9/10 / エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ / R-Sporthttps://rsport.ria.ru/figure_skating/20180909/1141520478.html
(つづき)
カルメンとスケーターたち
(フリープログラムには「カルメン」よりトレアドールのテーマを選びましたが、知っている限りでも、これを選んだのは一人だけではないようですね。)
はい。マクシム・コフトゥンとノヴォゴルスクで会ったときにもうそれで笑いました。アリーナ・ザギトワも「カルメン」ですし。そろそろ別なクラブを作った方がよいかもしれません。
(同じ大会で同じ音楽で滑らなくてはならないのはきまりが悪くありませんか?)
逆に、とても面白いと思います。2人のスケーターが同じ音楽で滑ったら、比較するのがいつだって面白いでしょう。誰がどんな風に作品に対する自分の見方を表現し、音楽に対する自分の感じ方や気持ちを伝えるのか。その上で、誰がより良かったのかは、ジャッジが選択することになるのです。
(今シーズンの成績について予想していますか?)
何も予想していません。自分の人生だって、1シーズン以上のことは予定するような人じゃないんです。一定の計画はあって、それをどう実現させるのか、起こる問題をどう解決するのかについてはもちろん考えています。しかし、それ以上のものではありません。いまここにある瞬間を生きようと努力しています。過去にあったこと、これからあることについては考えずに。その意味で、スケートのことだけでなく、自分の人生の多くのものに対して、以前とは少し違った感じに向き合い始めました。それが長いプロセスであることはわかっています。乱暴に言えば、横になって眠って、起きたら違う人になっているなんてことはありえません。映画の中だけの話です。しかしそのプロセスは進んでいて、正しく進んでいると思っています。
(つい最近まであなたは、すべてがまだ先にある、かなり若いスケーターだと思われてきました。こういったことについて、今はどのように向き合っていますか?毎年、年をとっていき、スケートで自己実現をするために残された時間がどんどん少なくなるといったような感覚は出てきていないでしょうか。)
この先長く滑れるよう、心から望んでいます。身体が十全である間は。この場合、良いことは実際にこの先にあるということになります。その先については、歌にもあるように、「人生はすべてこの先にあるのだから、期待して待っていなさい」ですね。
(終)
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