アリーナ・ザギトワが表紙を飾ったCosmopolitan Russiaの記事内容がSport.ruに掲載されていましたので紹介します。写真がすごくきれいですね。
グレイヘンガウスの後編は明日になります。
4/15発売 Ice Jewels(アイスジュエルズ)Vol.12~フィギュアスケート・氷上の宝石~羽生結弦スペシャルインタビュー(KAZIムック) (KAZI MOOK)
(再び単なる学生になることはプライスレスですか?)
(人は批判をするのが好きですが、ヘイターのコメントに傷つくことはありますか?)
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アリーナ・ザギトワ Cosmopolitan Russiaインタビュー
Cosmopolitan Russia / Sport.ru / 2020/4/14
(選手生活を一時中断するという決断に、みんなは今でもショックなままです。人生を大きく転換させたいのでしょうか。)
以前と同様練習していますし、自分を探し、新たなもの、いろいろなものを試しています。例えば、絵を描くのも悪くないとわかりました。単なる趣味ですが。パラシュートで飛んだりもしたいのですが、体重を増やさなければならないと言われています(笑)。大学に入ることは確実です。スポーツ・マネジメントを専攻しようと思っています。今年は統一国家試験を受けなければならないので、勉強が最重要課題になりました。今は、(練習中ではなく!)練習前後に個人教師の授業を受けています。これまで、特にオリンピックへの準備期間は、フィギュアスケートにより多くの時間を常に割いてきました。
(再び単なる学生になることはプライスレスですか?)
なってみたいものです!でも、クラスの中で勉強はしていません。最後にそうだったのは、モスクワに引っ越したばかりの10-11歳の頃です。授業の後、みんないっしょに散歩に出かけたのを覚えています。「またそうしてみたい!」と思うこともときどきありますが、もうできあがっている予定に従わなくてはならないこともわかっています。選手生活の中断までは、すべてを遮っていました。目隠しをした馬のように、前だけを見て。毎日リンクで他の選手と一緒に過ごして、もちろん交流はしていましたが、親友同士だったとは言えません。各選手が自分に責任を負う個人競技ですから。他のことに使う体力も時間もありませんでした。
(今はいかがですか?)
フィギュアスケートが規律というものを教え込んでくれたので、パーティなんかは私向きではないですし、きらびやかなイベントでも、自分の場所ではないと感じます。家にいて、おばあちゃんとお茶を飲むのが一番いいです(笑)。いままさに新しい友人ができつつあって、その中にはメッセージをやりとりする他の街の人たちもいます。でも、誰が何を自分に求めているのかが多分わからないので、簡単なことではありません。
(お父様はホッケーのコーチですが、あなたに不可能なことを望まれたことはありませんか?)
ちょうど父はこのフィギュアスケート生活に一番関わっていません。でも、私ががっかりしていたり押しつぶされそうになっているのを見たら、いつも助言をしてくれましたし、いまも続けてくれています。父は40年近く選手としてホッケーをしていて、怪我がたくさんありました。また氷上に戻る力をどこに見つけていたのか、想像もできません。他のどんな人でも、父の身になったら、事故がまた起こるんじゃないかと恐れて自分に閉じこもるんじゃないのでしょうか。例えば、父は試合中に指の骨を折ったけれど麻酔を射って試合を続けたと言っていました。
(あなたはそんな状況に遭ったことはありますか?)
もちろんです!2年前のオリンピックシーズンのあの練習負荷が、私の成長期と重なりました。私の背は伸び、手足も伸びました。フィギュアスケートではジャンプの技術構成が特に重要ですが、腕が長くなると、「締める」のがこれ以上ないほど難しくなります。私にはそれが起こらないように、私は違う、といつも思っていましたが、それは全員に関わるもので、リンクに入って「脚と腕がどこかおかしい」と感じるのです。
(すべてを捨ててドアを叩きつけたりしたくなりませんでしたか?)
一度、練習から逃げ出したことがありました!そんなことは2度と起こりませんでしたが、私は「したくない、やらない」とは言えませんでした。ライバルたちが勝利に向けて進み、止まろうとしていたのだから、痛みがあったとしても練習しなくてはなりませんでした。単純な性格ではないようです。祖母は私と一緒にイジェフスクからモスクワへと引っ越してきて、すべてのショーにも来てくれており、いつも一緒にいるのでそれを知っています!でも、フィギュアスケートを捨てたくなかったですし、何のためにすべてをしているのかを理解していました。
(何のためでしょうか?)
メダルのため、それに家族をモスクワに呼ぶためです。私たちはその時、あまりいい暮らしをしておらず、バスの乗車券分のお金さえもなかったことがあります。私は毎日、練習のためモスクワの反対側から通っていたので、朝7時に起きて夜11時に帰っていました。メダルと一緒にお金が稼げる仕事もやってきました。
(負けることは怖かったですか?)
一度もありません!でも、練習で100回できている演技ができなかったときは悔しかったです。プログラムをクリーンに滑りきっても1位になれないときは、難度を上げることを考えるでしょう。4回転ジャンプは怪我の危険があることは知っていますが、それでも挑戦しますし、できたときは嬉しいです。子供の頃はリンクに入るだけでも怖かったのを覚えていますが、しかも、「さあ、何を見せてくれるのか見てやろう」と言っているように見つめるジャッジもいるのです。シニア最初のシーズンは、オリンピックも含めすべてで優勝しましたが、その後の世界選手権で最高の演技ができなかったのは、2倍つらかったです。
(人は批判をするのが好きですが、ヘイターのコメントに傷つくことはありますか?)
最初は注意を払わないように努力していましたが、大会でうまく行かなかったときに不注意で見てしまったのです。私には義務があると書かれたのです!けれど実際、私は誰に対しても何の義務はなく、自分自身で良い演技をしたいだけなのです。はじめのうちはそういったことがとても気に触ったのですが、コーチや両親が、みんなに好かれるわけではないということが普通だと説明してくれて、落ち着かせてくれました。
(その代わりに、ファンはあなたのことがこれ以上ないくらい好きでしょう。ファンからのプレゼントを置く場所もないくらいに!)
ぬいぐるみはモスクワに持ってこようと努力しています。スーツケースに詰めて、大きな袋に梱包して、帰りの飛行機で重量超過はいつもことです。妹がいるのですが、妹が好きなぬいぐるみを選んで、いつもすごく喜んでくれるんです!プレゼントの一部は孤児院に贈っています。私よりも確実に必要としている子どもたちに。
コスモポリタン一問一答
練習かパーティか - 練習。
多くの友人か多くの知人か - 多くの友人。
バカンスは海か山か - 海。
ファーストフードを食べるかお腹をすかせたままにするか - 果物を食べる。
ドレスかトレーニングウェアか - どちらも。
文句を言うか黙っているか - 黙っている。
冗談を言うか嘆くか - 冗談を言う。
(終わり)
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